投稿

2月, 2021の投稿を表示しています

奈良撮り歩き(12)奈良市内高円山麓の白豪寺をめぐる

イメージ
  今日の奈良撮り歩きは昨日の新薬師寺から、ちょっと足を延ばせば行くことができる、白豪寺をご案内します。閑静な集落を抜け、少し、坂道を登ると、小さい山門が出てきます。さらに、石段を登ると 白豪寺 境内に入ることになります。普段は静かな寺院ですが、椿や萩の花の季節には観光客が多くなるようです。   筆者が訪れたときは、 春の椿の頃や秋の萩の季節の混雑を外れていたので、 奈良市内でも異空間の世界を感じた、非常に静寂な寺院でした。境内から見渡すと奈良市内は勿論、遠くは生駒、二上山、西の京も眼下に眺める、絶景に出合うことができます。この寺院は元は皇族の邸宅でありましたが、その後、変遷を得て、戦火も受けましたが、堂宇が再建され、重要文化財に指定されている いくつかの 仏像がある、こじんまりした、古寺です。  見所の仏像は本堂(江戸時代に再建)にある本尊の「阿弥陀如来坐像」が有名で、両脇の「勢至菩薩」と「観音菩薩」は江戸時代の補作といわれています。なぜか、寶蔵に閻魔大王様がおられます。元は閻魔堂におられたが、焼失し、他の一族とともに、ここに鎮座されている。  また、奈良では二月堂のお水取りは春の前触れで有名ですが、時期が少し早く、むしろ。この寺の4月8日の行事「一切法要」が終わると、関西にも春が来ることで知られています。この寺の写真は、手許カメラの故障(充電切れ)により、ブログ添付の写真は公式HP他より、拝借させていただいています。 「白豪寺全景」です。新薬師寺からのルートは昨日の資料を参照ください。 「白豪寺」の登り口です左手が新薬師寺方向です。小さい標識があります。 今日の寺社データ 「白豪寺山門」です。この山門を抜け、しばらく石段を登ると境内に入ります。 「白豪寺本堂」です。江戸時代の再建だそうです。 中に本尊の阿弥陀如来座像がおられます。 その他、詳細はスライドをご覧ください。 宝蔵内の閻魔様像と一族です。HPより借用

奈良撮り歩き(11)奈良高畑の新薬師寺をめぐる

イメージ
  今日の奈良撮り歩きは奈良市高畑にある、新薬師寺をめぐります。山仲間と柳生街道を歩いた折、市街に入ってすぐに目に入る、立派な寺院です。これまで、いきたいと思っていた寺でした。 春日大社からささやきの小路をとおり、旧 志賀直哉亭をへて新薬師寺へのルートもお勧めです。 閑静な住宅街にあります。生憎、いつものカメラが故障して、今日の、新薬師寺と、明日の白豪寺は自前の写真がなく、どうするか、悩んでいました。寺の公式HPに数多く写真があり、拝借して、ブログをまとめることにしました。  ここ、新薬師寺は天皇家の病気平癒のため設立した寺で、西の京の「薬師寺」とは関係がありません。現在の寺有地は小さく、こじんまりしていますが、往時は1000人を超える僧と巨大な伽藍、堂宇を有す、大寺院でした。天平の塔に落ちた落雷による延焼と平安時代の嵐で主な堂宇がなくなり寺勢も衰えたようです。  その後、鎌倉時代になって、この寺に住んだ上人(解脱、明恵)の手により、残った本堂に加え、現在の地蔵堂、南門、東門が建てられ、現存している姿の寺となっています。一番の見所は本堂におられる、薬師如来座像(国宝)と、とり囲む、12神将像(11像は国宝)でしょう。前週の秋篠寺の小さい 12神将像も有名ですが、こちらは160cm近い体躯で周りを睥睨しています。 薄暗い照明に照らされ、浮かび上がる像を間近で見たときの感動は忘れません。是非、しばし、佇んでごらんください。元は近くにあった岩淵寺から移設されたようです。  仏像群は奈良時代の作品でそこかしこに色々に彩られた名残が見られます。12神 将 像の特徴を、簡単に記しておきます。詳細は公式HPやウキペデア、仏像 は 「奈良の寺院と天平彫刻」*1、「日本の仏像奈良編」*2の解説書が詳しいので、参照ください。筆者は次の白豪寺の閻魔様に会いに行きましたが、もし時間が許せば、徒歩6分ほどで、旧志賀直哉亭もあります(暗夜行路はここで就筆)、ついでにいかがでしょうか。別の案内書では春日大社ー 旧志賀直哉亭-新薬師寺ー 白豪寺の順で徒歩コースがありました。   参考資料   *1原色日本の美術3 小学館   *2 日本の仏像 奈良編 講談社   「 新薬師寺案内図 」です。高畑バス停からすぐにあります。目立たない寺院です。 「新薬師寺全景」です。明日の白豪寺へは15分ほど、閑静な

続自由時間のクラシック(343)ピアノ協奏曲(21)Beethoven(2)を聴く

イメージ
   今日の続自由時間のクラシックは昨日に続き、ベートヴェンのピアノ協奏曲の4,5番と三重協奏曲を選んで、いくつか聴いてみることにします。現役時代に16年ほど月刊音楽雑誌の「レコード芸術誌」を定期的にとっていいましたが年経るにつれて、活字が小さく、段々、読みずらくなりました、内容を減らし、活字が大きくなれば、と思いつつ、最近は 購入を中止しています。 書店で、立ち読みするだけとなりました。  この雑誌はいくつかの特集号を作り、MOOK版として、各号の特集結果を保存版として、発行しています。こちらも数多く、購入したようです。このブログを作るにつけ、大いに参考にしております。その中の1冊に「クラシック不滅の名盤1000(2007)」があります。  この中には プロの評論家厳選した究極の100枚、不滅の名盤900が交響曲から現代曲にいたる、名盤が厳選されており、 既に廃盤もありますが、筆者は最も、参考にして座右の解説書で、読んでいます。今日のような、賛否両論がある、名曲ではこの書のアルバム選定に問いかけてみることにします。  ベートーベンのピアノ協奏曲全集の推薦結果は、究極盤では「バックハウス・シュミット」の1点、不滅の名盤は「アシュケナージ・メータ」、「グルダ・シュタイン」と「ブレンデル・ハイテンク」、「ルービンシュタイン・バレンボイム」の4点となりました。当時は、未録音でしょうか なぜかポリーニが入りません ?。  いずれも、1970-80年代の古い録音ですが、もし、アルバムを購入される機会があれば、参考にしてください。「ルービンシュタイン・バレンボイム」は宮城谷氏も絶賛され、ルービンシュタイン88歳の時の演奏だそうです。Youtubeでは 4番はありましたが、5番はみつかりませんでした。4番には内田さんの演奏も見つかります。  今日の選曲は4番と5番の協奏曲に加え、 三重協奏曲も選んでいます。 この三重協奏曲は非常に贅沢な演奏で、ピアノ+Vn+Vcの3人の一流演奏家に加え、オーケストラも一流でそろえることを要求しています。Youtubeで検索した結果でも、錚々たる、メンバがそっています。  たまたま、昨年の暮れ、NHKの放送で「バレンボイム」、「ムター」と「ヨーヨ・マ」の演奏の放送がありましたので、Youtubeでもあるのだろうか不安げに検索すれば、上手く見つけるこ

続自由時間のクラシック(342)ピアノ協奏曲の名曲(20)Beethovenを聴く

イメージ
 今日の続自由時間のクラシックは生誕250年を迎えた、ベートーヴェンのピアノ協奏曲の1回目として、よく知られている、1-3番の3曲を選んで聴いてみることにします。有名な曲だけに古今、非常に多くのアルバムが出ています。今日は3曲に絞ったので、できるだけ多くのアルバムを検索し並べてみました。まだまだ、有ります。  プロの評価点、個人の好み、等、様々な推薦コメントが各曲にあります。来週のモーツアルトも同じことが言えます。今日の検索アルバムを全部聞き通すには半月は優にかかるのではないでしょうか。機械的にYoutubeの視聴回数だけで、曲の選択判断する方法もあります。  明日は残りの2曲に加え、三重協奏曲を聴く予定ですが、1-5番の全曲を通して、Youtubeで聴くことができる、演奏家もYoutubeで見つかり ます。一人の演奏家に絞って聴きとおすことも愉しみでしょうか。  レコ芸500(2017年発行)でのプロの評価を1-3位をしたの下の表に記しておきます。日本を代表する音楽評論家の持ち点方式で投票し、集計したものです。同じ演奏家でも、幾度も録音していて、バックのオーケストラ、指揮者が異なります。アルゲリッチは何回、今日の曲を演奏したのでしょうか。  今回、Youtubeで検索した結果を記します。一般の方の視聴回数はプロと評価が違うことがあきらかです。レコ芸500の集約した時期と異なる、アルバムが数多く出ており、評価の違いは出て来るのは仕方がないことです。時代とともに、新しい演奏が登場する世界です。 このブログをご覧のかたの好みですきな演奏者を選べばいいのでしようか。  個人的には、アルゲリッチ、ポリーニ、 Krystian Zimerman の中からを選んで聴くこととします。今日の1,2番はハイドン、モーツアルトの影響が少なくない曲ですが、3番は独自性をだした、重厚な響きを持つ曲として知られています。殆どの指南書に詳しく曲の解説がありますので、是非、曲詳細は参照ください。   Alice Sara Ottは一推しですが、 女性ピアニストシリーズで、既に聴いていますので、 今日は男性陣を中心に1番を「 Bernstein in Vienna 」で2番を「 Krystian Zimerman 」、3番は「 Pollini / Böhm  」をピックアップして聴いてみることにし

続自由時間のクラシック(341)ピアノ協奏曲の名曲(19)JSバッハ(3)を聴く

イメージ
 今日の続自由時間のクラシックはJSバッハのピアノ(チェンバロ)協奏曲の最後として、2-4台のチェンバロによる協奏曲を4点と協奏曲ではないですが、この機会にどうしても、聴いておきたかった、ソナタ曲の「 フーガの技法BWV1080 」を選んで聴いてみることにします。2台のチェンバロが並ぶだけでも、壮観ですが、3台、4台となると、驚きです。各チェンバロの音域の分担と調律はどうなっているのか、不思議な世界を醸します。  今日の選曲アルバムはレコ芸500では採り上げていないようですが、4つの指南書で採り上げていましたので、この際、聴いてみることにします。宮城谷氏の解説では「 BWV1063 」はお好きでなく、「 BWV1064 」がよいとの事、リヒター、ピノック、レオンハルト、コープマンが演奏中心メンバのアルバムがよいとある。また、解説では4台の「 BWV1065 」はヴィヴァルデイの「4つのVnのための協奏曲」の編曲だそうです。  氏はこの4台のチェンバロ協奏曲が一推しではずせない名曲だそうです。  昨日の2台のチェンバロ協奏曲に続き、チェンバロ2台が1曲、3台が2曲、4台が1曲となりました。Youtubeで検索できるのかと不安視しながら、探しました結果が下の表のとおりです。お目当ての演奏家もいくつか混じっていますが、知らない、演奏家もいます。いずれも、20分程の曲ですので、余り、時間はかからないので、適宜、お試しください。個人的なお勧めは「 Netherlands Bach Society 」の演奏です。高い視聴回数を得て、比較的新しい演奏で、画面も、演奏も秀逸です。 検索はバッハとBWV番号を入力するだけで、お愉しみいただけます。  最後の「 フーガの技法 」は本来、協奏曲シリーズでは採り上げないですが、この曲は クラシック音楽の最高傑作の1つに数えられている曲です。 この際、どうしても、もう1度聴いておきたく、Youtube(CMが細かく入る)で視聴回数を調べて、選んでみました。手許にも何枚かあるようです。  この曲はバッハが晩年に作った、有名なフーガ曲集で、楽器の指定はされていませんが、チェンバロ演奏が代表的で、ピアノ演奏でもいくつかアルバムが出ています。全部聴くと、フーガは14曲ですが、カノンが4曲入るアルバムがおおいようです。 詳細はウキペデアが詳しいので、参

続自由時間のクラシック(340)ピアノ協奏曲の名曲(18) J.S.Bach (2)を聴く

イメージ
  今日は昨日に続き、JSバッハのピアノ(チェンバロ)協奏曲をいくつか聴いてみることにします。今日の協奏曲では、最も人気の高いのは5番でしょうか、宮城谷氏の言葉を借りると、第2楽章が特に素晴らしく聴き終えると爽快感が残る曲といわれています、この曲は多くのアルバムが出ていますので、今日1推しのアルバムでしょうか、氏のお勧めは、ピノック、レオンハルトでしたが、今回はグールドのピアノ版を選んでみました。 次に氏は 6番の リヒター版を絶賛されておられています。この曲もピノックとレオンハルトも評価高いアルバムがあります。氏は特に、この6番が最もお好きだそうです。次は7番ですが、Vn協奏曲のチェンバロ版で、名曲の一つで、現代ピアノ、チェンバロ両方で、数多くの演奏アルバムがみつかる、人気の作品です。 Andreas Staier版はいかがでしょうか。  2台のチェンバロのための協奏曲は3点有りますが、1番は原曲の「 Bach - Concerto for Oboe and Violin BWV 1060 」を編曲した作品、3番は「2つのVnのための協奏曲  BWV1062 」を編曲した作品で、特に、「1番 BWV1060 」は聞き覚えのある旋律でしょう。2番はオリジナルで作られた作品と解説にありました。宮城谷氏は2番を除いて、推しておられ、1、3番はリヒター、1番はコープマン、3番はレオンハルトがお勧めの演奏だそうです。 今日も随分、盛りだくさんのアルバムです。筆者は最近、評判高い「 Netherlands Bach Society 」のアルバムをお勧めします。 コープマンは短い曲が数多く、投稿されています。  Youtube で細かく検索すると、下の表の通りとなりました。お目当ての演奏家のアルバムがほぼ、見つかりそうです。まだまだ、有りますが、是非、追加検索して、バッハの真髄をお楽しみください。バッハのBWV番号を入力すると、簡単に検索可能です、まず、視聴回数の多いアルバムを選択します。  今日は「 Glenn Gouldの BWV1056 番」を聴きながらブログをまとめましたので、 聴く機会の多くない「チェンバロ協奏曲6番 BWV 1057, Andreas Staier 」と「 2台のチェンバロのための協奏曲1番BWV1060 」を聴いてみる予定です。なお、参考作品として

続自由時間のクラシック(339)ピアノ協奏曲(17)J.S.Bach を聴く

イメージ
  今日の続自由時間のクラシックはJSバッハのピアノ協奏曲を採り上げて聴いてみることにします。バッハの時代は現代のピアノは未だ、できていないので、チェンバロ協奏曲となります。勿論、現代ピアノで演奏されているアルバムも数多くあります。レコ芸500では計11点で、ピアノが5点、チェンバロが6点のアルバムが推奨されています。Youtubeで検索した結果を下の表に記します。  チェンバロ演奏ではリヒター、ピノック、コープマン、現代ピアノでは、グールド、シフ、ピリスがレコ芸500の名盤では評価が高いようです。今日から3回に分けて、指南書「ピアノ名曲名盤1053」で推す、順番で、バッハのチェンバロ協奏曲を聴いていきます。全部で14曲あります。各10-20分程かかります。全曲、一気にBGMとして、聴くことも可能のようで、いくつか、長時間アルバムが見つかります。参で記しておきましたので、いかがでしょうか。  Youtubeでは、各アルバムごとに、指揮者・楽団・チェンバロ奏者(Piano)が記載されています。上手く、上の6人が見つかりましたら、是非お試しください。筆者は最近、人気の高い Netherlands Bach Societyが気にいって良く聴いています。お勧めします。2-4台のチェンバロ演奏はお見事です。紙面の関係で、アルバムを限定していますが、まだまだ、良いアルバムが有りそうです。是非、追加検索ください。  冒頭に選曲した「 ブランデンブルグ協奏曲5番 」は音楽史上最初のチェンバロ協奏曲といわれています。何度か耳にされた曲だとおもいます。元は「様々な楽器のための6つの協奏曲」です。特に、バロック音楽の名アルバムとして、フルートの名手の演奏する、アルバムが数多くでています。  今日の曲の楽器編成は様々で、現代ピアノとチェンバロ、オルガン、バックの楽器も現代楽器、古楽器演奏など、多岐にわたる組合わせが有ります。1推しは少し、古い録音ですが、「 カール・リヒター(チェンバロ&指揮)ミュンヘン・バッハ管弦楽団 」が見つかれば、是非お試しください。 2-4台のチェンバロ演奏曲なども、明日以降。順次ご紹介していきます。今日は先ず、「 ブランデンブルグ協奏曲5番: Netherlands Bach Society 」と「 バッハ:チェンバロ協奏曲第1番 :ピノック 」、「 チェンバロ協