奈良撮り歩き(8)西ノ京唐招提寺をめぐる

 今日は奈良の西の京にある、唐招提寺をご案内します。昨日の薬師寺から、徒歩で10分ほどで行くことができます。ここ、唐招提寺を訪れた時期は金堂の修理中、御影堂は内部に入れないなど、肝心の国宝、重文の仏像群を拝見できずに、建物のみを見るだけで、予想外でがっかりした、記憶が残っています。

 今日のブログをまとめるにつけ、随分、悩みましたが、ようやく、修理もおえ、金堂内部にも入れるようになったようでご案内できます。昨日の薬師寺と合わせて、奈良で再度、追加訪問したい、寺院となりました。昨日と同じ、資料で改めて、唐招提寺の仏像の素晴らしさが再認識いたしました。

 中でも「鑑真和像」は是非見たい仏像ですが、年間「6月5日~6月7日」の3日だけ、開帳されるとのこと。この日に絞って、訪れるのが、賢明だと判りました。奈良は京都と異なり、行ってもすぐに観られることは、難しく、説明の資料も、学術的にかかれて、難解で、観光客向けでない点があるようです。遠くからこられる外国の方が敬遠して、少ないのも、理解できるようです。やはり、解り易い、案内書が必須でしょうか。

 奈良の寺院は近隣のすぐに訪れることのできる人でも、事前によく調べて、訪れる必要があります。奈良は仏像の宝庫であるだけに、機会が限定されると、足が遠くなります。文化財保護の観点から仕方ないのでしょう。今日は再度訪問のため、見所を整理してみることを主眼にブログをまとめました。

 見所は国宝級の建築物(金堂、講堂、東室、鼓楼、校倉(2棟)と金堂と御影堂の中の仏像に絞れます。宝蔵と経蔵の校倉(2棟)も国宝です。東と西にある、鼓楼と鐘楼は時刻を知らせるために、打ち鳴らされたものだそうです。他に戒壇と墳土があります。戒壇は僧尼に戒律を授ける場所で、鑑真の眠る墳土も境内にありますが、見学を失念しています。

「国宝鑑真和上座像」は御影堂にあります。いくつかの資料に「鑑真和像」の作られ方(漆で固めた脱活乾湿像)が詳しく記載されています。是非一読されることをお勧めします。頭の起伏、伏せた目,皺など、今にも目を開け、動きそうな素晴らしい像だそうです。

金堂の中には、盧舎那仏坐像  ・薬師如来立像 ・千手観音立像 ・梵天・帝釈天立像 ・四天王立像があり、じっくり、時間をかけてみる必見の仏像群です。 他にとても、覚え切れないほど、重文級の仏像も数多くあるようです。詳細はウキペデア、公式HPが詳しいでしょう・

 写真撮影は不可能ですから、事前にHPなどで調べて、お目当て仏像のメモをスマホに残して、現地で,実物を拝見することになろうかと思います。今日は、グーグルで検索し、拝借した、多くの仏像写真を載せています。下のスライドデータをご参照下さい。

「唐招提寺案内図」です。写真下が薬師寺となり、薬師寺北門から数分

「唐招提寺全景」です。南大門からはいり、
修理もおえ、
これから、多くの伽藍がご覧になれます。

今日の寺社データ



「唐招提寺 南大門」です。こちらが広い境内の入り口です。

「国宝の金堂」です。内部に仏像群があります。大屋根と巨大な鴟尾
があり、天平時代の建物です。
「大講堂」はこの裏にあります。他の建築物の詳細はスライドをご覧ください。


「金堂内部」の仏像群です。仏像はスライドをご覧ください。


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