奈良撮り歩き(12)奈良市内高円山麓の白豪寺をめぐる

 今日の奈良撮り歩きは昨日の新薬師寺から、ちょっと足を延ばせば行くことができる、白豪寺をご案内します。閑静な集落を抜け、少し、坂道を登ると、小さい山門が出てきます。さらに、石段を登ると白豪寺境内に入ることになります。普段は静かな寺院ですが、椿や萩の花の季節には観光客が多くなるようです。

 筆者が訪れたときは、春の椿の頃や秋の萩の季節の混雑を外れていたので、奈良市内でも異空間の世界を感じた、非常に静寂な寺院でした。境内から見渡すと奈良市内は勿論、遠くは生駒、二上山、西の京も眼下に眺める、絶景に出合うことができます。この寺院は元は皇族の邸宅でありましたが、その後、変遷を得て、戦火も受けましたが、堂宇が再建され、重要文化財に指定されているいくつかの仏像がある、こじんまりした、古寺です。

 見所の仏像は本堂(江戸時代に再建)にある本尊の「阿弥陀如来坐像」が有名で、両脇の「勢至菩薩」と「観音菩薩」は江戸時代の補作といわれています。なぜか、寶蔵に閻魔大王様がおられます。元は閻魔堂におられたが、焼失し、他の一族とともに、ここに鎮座されている。

 また、奈良では二月堂のお水取りは春の前触れで有名ですが、時期が少し早く、むしろ。この寺の4月8日の行事「一切法要」が終わると、関西にも春が来ることで知られています。この寺の写真は、手許カメラの故障(充電切れ)により、ブログ添付の写真は公式HP他より、拝借させていただいています。

「白豪寺全景」です。新薬師寺からのルートは昨日の資料を参照ください。


「白豪寺」の登り口です左手が新薬師寺方向です。小さい標識があります。

今日の寺社データ



「白豪寺山門」です。この山門を抜け、しばらく石段を登ると境内に入ります。

「白豪寺本堂」です。江戸時代の再建だそうです。
中に本尊の阿弥陀如来座像がおられます。
その他、詳細はスライドをご覧ください。

宝蔵内の閻魔様像と一族です。HPより借用




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