続自由時間のクラシック(381)その他弦楽器の名曲(9)ハープの名曲 Rodrigo他を聴く
今日の続自由時間のクラシックはハープの名曲で、ウキペデアデ推す、作品から、どうしても、聴いておきたい曲をいくつか聴いてみます。これまで、作曲家別に6回で、30曲程聴いたことになります。毎曲4-5枚ほどのアルバムを選んでいますので、130枚ほどご紹介したことになりそうです。大作曲家の作品は非常に少なく、やはり、マイナーなジャンルの楽器ではないでしょうか。今日は偶然、フラン人の作曲家が3人そろいました。
コントラバスの場合も同じですが、演奏家自ら、曲を作り、多くのハーピストが弾くという曲が多いようです。これまでご紹介した「クルンプホルツ」、「シャルル・ボクサ」と今日の「グランジャニー」は代表的なハーピスト兼作曲家となります。全く、知らない名前の作曲家でしたが、シリーズとして、掘り下げてみると、ソナタ曲、協奏曲も穏やかで、優しい旋律の曲が多く、ハープ独特の音色に癒された1週間でした。 もう1度、振り返って聴いてみたいのは前述のハープを知り尽くした、3人の作品でしょうか。いかがでしょうか、筆者は今回、ハープの良さを充分堪能しました。
今日選曲の作曲家情報を簡単に記しておきます。今日の一推しは「グランジャニー:ファウンテン」でしょうか、ギターで有名な「ロドリーゴ : セレナータ協奏曲」もお勧めです。20分程の「ジョリヴェ : ハープと室内管弦楽のための協奏曲」もいかがでしょうか。
今日は先ず、①「ロドリーゴ - セレナータ協奏曲」を「Xavier」で②「ジョリヴェ - ハープと室内管弦楽のための協奏曲」を「Anaëlle Tourret」で、そして③「グランジャニー:ファウンテン」を幼い「ALISA SADIKOVA」で聴いてみることにします。曲はいずれも短いので、今日お勧めの5曲も一気に聴きとおすことができそうです。是非、お試しください。
明日は、最終回として、数人の有名ハープ演奏家の作品を採りあげる予定です。
今日のお勧め曲
日時(date) 2021/4/22
ジャンル(Genre) クラシック
音源(sound source) Youtube
作曲者(composer) Joaquín Rodrigo他
分類(Classification) ハープ協奏曲
曲名(Song Title) ① ロドリーゴ - セレナータ協奏曲
演奏者(Performer) ・ Xavier de Maistre - Serenata Española with
Lucero Tena Official Trailer ★★
指揮者(conductors)
楽団(Orchestra)
Youtube検索結果より
・ Joaquín Rodrigo – Concierto de Aranjuez / Xavier de Maistre, Sinfonietta Cracovia, Jurek Dybał ★★
・ Concierto de Aranjuez - Joaquìn Rodrigo - Harp - Valerio Lisci
・ Joaquín Rodrigo : Concierto serenata for harp and orchestra (1952)
・ Concierto de Aranjuez: Adagio
② ジョリヴェ - ハープと室内管弦楽のための協奏曲
・ Jolivet : Concerto pour harpe - OJIF - Anadlle Tourret, David Molard Soriano ★★
・ Jolivet : Concerto for Harp and Chamber Orchestra ★★
・ André Jolivet Harp Concerto
・ Andre Jolivet Concerto for Harp and Chamber Orchestra Lily Laskine
③ フランセ - 2台のハープと弦楽のための協奏曲
・ Jean Françaix Double Harp Concerto, mvt 1- Haley Hodson & Sonja Westberg ★★
・ Jean Françaix – Duo baroque (contrebasse & harpe) ★★
・ Jean Françaix Duo Baroque double bass and Harp 2
・ Jean Françaix Quintet for flute, harp and string trio (1934)
・ Jean Françaix Jeu Poétique for harp & orchestra, Jutta Zoff
・ Jean Françaix - Jeu poétique pour harpe et orchestre, en 6 mouvements
④ ボクサ ロンド「黙って、黙って」
・ N.C. Bochsa, rondo 'Zitti, Zitti' on the trio theme from Rossini's
'Barber of Seville' ★★
・ Joel Von Lerber- Haydn Trio in G-Major : for Flute, Cello&Harp ★★
・ N.C. Bochsa, rondo 'Zitti, Zitti' on the trio theme from Rossini's 'Barber of Seville
・ Veronika Lemishenko, harp - Bochsa. Rondo "Zitti, zitti"
・ G. Rossini - Rondo 'Zitti, zitti!' Valeria Voshchennikova Harp
・ Joana Daunytė plays N.C. Bochsa rondo “Zitti Zitti”
⑤ グランジャニー:ファウンテン
・ The Fountain — Marcel Lucien Grandjany ★★
・ The Fountain - Marcel Lucien Grandjany, featuring Alisa Sadikova on Harp ★★
・ Marcel Grandjany - "Rhapsody"
・ Mildred Dilling performs in 1940
・ A. Hasselmans - Fileuse. Alisa Sadikova - 9 years old harpist!
推奨図書
レコード芸術編名曲・名盤500レコ芸
クラシック音楽鑑賞辞典 神保著
名盤鑑定百科協奏曲編 吉井著
クラシック不滅の名盤1000 レコ芸
ヴァイオリン・チェロの名曲名演奏 渡辺著
200CDヴァイオリン 同編集委員会 ★
クラシック名盤大全協奏曲編・器楽曲編 レコ芸 ★
追加曲
1) ロドリーゴ - セレナータ協奏曲
2) ジョリヴェ - ハープと室内管弦楽のための協奏曲
3) フランセ - 2台のハープと弦楽のための協奏曲
4) ボクサ ロンド「黙って、黙って」
5) グランジャニー:ファウンテン
作曲家追加情報① アンドレ・ジョリヴェ(André Jolivet, 1905年8月8日 - 1974年12月20日)は、フランスの作曲家、音楽教育者。様々な作曲技法を用いて、ラジカルな前衛音楽からポピュラーなCM音楽まで幅広い分野の作曲を行い、「音楽のジキルとハイド」と揶揄されるほどであった。『兵士の3つの嘆き』以降は調性旋律に基づく抒情的な作風で人気を博した。さらに終戦後には、戦前の呪術的な音楽と戦中の抒情性とを古典的な形式に統合した協奏曲や交響曲を作曲している。
作曲家追加情報② ジャン・ルネ・デジレ・フランセは、フランスの新古典主義音楽の作曲家。ピアニストや編曲家としても活躍し、多作家で、生気あふれる作風で知られる。没後の翌年から、フランス国内でフランセを讃えたジャン・フランセ国際音楽コンクールも開催されている。フランセは多産な作曲家であり、幅広い作曲様式によって200曲以上の作品を残した。作品はピアノ曲が中心を占めており、あらゆる管絃楽曲や合奏曲、とりわけ多くの室内楽曲では、ピアノの存在が目立っている。
作曲家追加情報③ マルセル・ジョルジュ・リュシアン・グランジャニーはフランス人だがアメリカ合衆国で活躍したハープ奏者・作曲家。パリ出身。1959年にイスラエルで開催された、第1回国際ハープ・コンクールにおいて、フランスのピエール・ジャメが、ハープ奏者の国際組合の結成を呼びかけた。米国ハープ協会の設立に尽力した。
「ロドリーゴ - セレナータ協奏曲」です。 短い曲ですが、ハープとフラメンコと競演です。 |
「ジョリヴェ - ハープと室内管弦楽のための協奏曲」です。 素晴らしい演奏です。是非、お試しください。 |
「グランジャニー:ファウンテン」です。小さいハーピストの名演です。 550万回近い高い視聴回数を得ています。 |
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