週末のジャズ(第25回) Mal Waldron附京都 南禅寺のご案内
今週のジャズはマル・ウオルドロンを選びました。昨日のラヴェルのピアノ協奏曲をひょっとして弾いているかと思い、選んでみたが、クラシック曲はショパン他いくつか弾いているが、ラヴェルは無かった。
つぶやくように弾く、渋い曲が多いのが受けるのか、日本人好みで、かなりのアルバムがでているそうだ、オール・アローン、レフト・アローン、No More Tearsがお勧めでしょうか。MAL1-4がよいとプロは勧めるが手元にはMAL-4しかなかった。
是非一度お試し下さい。
今日はその②で京都一隅ー庭シリーズで「南禅寺」を取り上げました。京都五山の一つで、大きな寺院です。
水道閣、三門以外に時間が許せば、近くの塔頭(天授院、金地院)にもお勧めの庭があります。人も少なく、静かな別世界が広がります。
その①今週のジャズ
その② 南禅寺と方丈&庭
京の一隅ー庭シリーズとして「南禅寺」をお送りします。
南禅寺は見所の多い寺院で、筆者も何度か訪れていますが、いまだに三門を登らずに楽しみに残しています。南禅寺は臨済宗14派の内京都の7大本山の一つで多くの塔頭を従えています。庭として有名な、金地院、天授庵、南禅院 があります。半日かけて、4つの庭が廻れます。金地院は長谷川等伯の絵を見る時間に限定を受けますので、下調べのうえ、効率よく訪問下さい。
南禅寺の詳細はウイキペデアで紹介されていますのでそちらもご覧下さい。
南禅寺の見所の特徴は次の通りです。どうしても三門と水路閣が有名で、多くの人が通り過ぎ、見過ごされられますが
各、塔頭お庭と奥にある南禅寺方丈と枯山水、襖絵は是非、ご覧ください。
まず、案内図を見ながら、簡単に示します。なお、塔頭の庭は別途紹介いたします。
・勅使門
バスの駐車場近くにあり、訪れる人も少ない門ですが、立派な重要文化財の勅使門です。
切り妻造、檜皮葺、四脚門が特徴です。
・三門
石川五右衛門の「絶景かな」で有名ですが、どうも、時代が違うようです。五右衛門が登ったとは考えられない。
門シリーズで 御説明しましたので、今回は「柱」「礎盤」を焦点としました。別料金で、登られれば京都を一望
出来るそうです。
・法堂
明治28年に焼失し明治42年(1909)に再建されたが、早くも100年たち、いい風格になってきました。
天井の龍の絵も忘れずにご覧ください。
・方丈
方丈は本来、僧呂の居室ですが、ここは特別に移された豪華な襖絵が見られます。順時、補修されており、ほとんどが蘇っています。
124面の内 84面(赤い部分)を、新たに400年前の色彩をよみがえらせ復元されていますが、
小方丈の襖絵は有名な内部に探幽筆と伝えられる 《群虎図》(重要文化財)40面があり、「虎の間」と呼ばれています
・大方丈の廊下にある、左甚五郎の「彫り物」といわれる欄間
・方丈前の庭と周りの庭 (宮本健次 京の名庭をあるくより)
南禅寺には大方丈と小方丈の前に枯山水の庭といくつかの庭があります。庭は廊下で結ばれて周遊できるので、人での少ない時間に行くと贅沢な空間を味わえます。庭好きの人にはたまらない魅力を持つ寺でしょう。庭の解説は寺のHPも
使わせていただいております。
大方丈は小堀遠州設計の江戸時代初期の代表的枯山水庭園です。南から西側にかけて5本の定規線を配した薄青色の筋塀(築地塀)をめぐらし、東西に細長い地形に作庭されている。大きな石組の寸法は遠州の手法により、黄金分割されているという。(パースペクテイヴ手法)
・庫裏(方丈入り口の)脇にある唐破風玄関
玄関に続く敷石と玄関の組み合わせ、写真のいいテーマでしょう。
それでは手持ち写真でご案内します。300枚近い写真から選んでおります。適宜拡大ください。
①勅使門
前後両方の控え柱をあわせて4本の時
四脚門と呼ぶ。バス停の近くにあります。
②三門
天井の龍の絵も忘れずに
④唐門玄関と庫裏
方丈入り口の庫裏の、左側の唐門玄関 後ろの山をうまく借景
新しいが、大紅梁、つなぎ紅梁、蟇股、束類が見られる
この種類の建物(食堂・浴室・庫裏)の一般的な木組み
妻飾りはシンプル、白壁がいいでしょう。
⑤方丈前の庭
大方丈前の俗に「虎の子渡し」といわれる庭、
庭前方と右手には、白砂の広い空間を残しています。また巨大な石を横に寝かして配置する手法は、須弥山・蓬莱山などの仏教的世界観などを表現した庭園
石の寸法(径x高さ)が(3.7x1.8,2.8x1,5,2.0x0.8)と幾何学的寸法に従う。
当時は勿論、人力だろう、いかにして採取・運搬・設置したのだろうか
大方丈の廊下にある左甚五郎の彫りによる
欄間 表と裏で彫りが異なる
⑦六道庭他
⑧方丈内の襖絵
つぶやくように弾く、渋い曲が多いのが受けるのか、日本人好みで、かなりのアルバムがでているそうだ、オール・アローン、レフト・アローン、No More Tearsがお勧めでしょうか。MAL1-4がよいとプロは勧めるが手元にはMAL-4しかなかった。
是非一度お試し下さい。
今日はその②で京都一隅ー庭シリーズで「南禅寺」を取り上げました。京都五山の一つで、大きな寺院です。
水道閣、三門以外に時間が許せば、近くの塔頭(天授院、金地院)にもお勧めの庭があります。人も少なく、静かな別世界が広がります。
その①今週のジャズ
お勧め回数 | 25回目 | ||
日時 | 2016・7・30 | ||
ジャンル | ジャズ | ||
音源 | CD | ||
演奏者 | Mal Waldron | ||
演奏者国籍 | アメリカ | ||
楽器分類 | ピアノ | ||
読み | マル・ウオルドロン | ||
Myベストアルバム | アルバム名 | 保有 | 主な推薦書 |
Left Alone 紹介済 | ◎ | ① | |
主なアルバム名と推薦本(最大7枚/回) | Left Alone | ◎ | ①、② ③ |
No More Tears | ◎ | ②、 | |
All Alone | ◎ | ②、③,④ | |
In Retrospect | ◎ | ||
KLASSICS | ◎ | ||
Mal-4 | ◎ | ②、③、④ | |
Maturity | ◎ | ||
Thanks A Million,,Mal San | ◎ | ||
コメント ウイキペデア | マル・ウォルドロンは、アメリカ、ニューヨーク州ニューヨーク市出身のジャズピアニストで作曲家。ハード・バップ、ソウル・ジャズの奏者として知られる。2002年12月2日ベルギーのブリュッセルで死去。76歳。 | ||
推薦書凡例 | ジャズ喫茶マスターこだわりの名盤 鎌田他 | ① | |
モダン・ジャズの名演・名盤 岩浪 | ② | ||
モダンジャズ決定盤 岡崎・大和 | ③ | ||
ジャズピアノ決定盤 佐藤 | ④ | ||
ジャズサックス決定盤 小川 | ⑤ | ||
辛口JAZZ名盤1001 寺島 | ⑥ | ||
ジャズ・ヴォーカルの名演・名盤 岩浪 | ⑦ |
その② 南禅寺と方丈&庭
京の一隅ー庭シリーズとして「南禅寺」をお送りします。
南禅寺は見所の多い寺院で、筆者も何度か訪れていますが、いまだに三門を登らずに楽しみに残しています。南禅寺は臨済宗14派の内京都の7大本山の一つで多くの塔頭を従えています。庭として有名な、金地院、天授庵、南禅院 があります。半日かけて、4つの庭が廻れます。金地院は長谷川等伯の絵を見る時間に限定を受けますので、下調べのうえ、効率よく訪問下さい。
南禅寺の詳細はウイキペデアで紹介されていますのでそちらもご覧下さい。
南禅寺の見所の特徴は次の通りです。どうしても三門と水路閣が有名で、多くの人が通り過ぎ、見過ごされられますが
各、塔頭お庭と奥にある南禅寺方丈と枯山水、襖絵は是非、ご覧ください。
まず、案内図を見ながら、簡単に示します。なお、塔頭の庭は別途紹介いたします。
南禅寺全体図(HP)より |
・勅使門
バスの駐車場近くにあり、訪れる人も少ない門ですが、立派な重要文化財の勅使門です。
切り妻造、檜皮葺、四脚門が特徴です。
・三門
石川五右衛門の「絶景かな」で有名ですが、どうも、時代が違うようです。五右衛門が登ったとは考えられない。
門シリーズで 御説明しましたので、今回は「柱」「礎盤」を焦点としました。別料金で、登られれば京都を一望
出来るそうです。
・法堂
明治28年に焼失し明治42年(1909)に再建されたが、早くも100年たち、いい風格になってきました。
天井の龍の絵も忘れずにご覧ください。
・方丈
方丈は本来、僧呂の居室ですが、ここは特別に移された豪華な襖絵が見られます。順時、補修されており、ほとんどが蘇っています。
124面の内 84面(赤い部分)を、新たに400年前の色彩をよみがえらせ復元されていますが、
平成23年12月に124 面中の84面を収蔵庫に保管されました。 又、、絵は旧御所から引き続いたものです。下の案内図を参照ください・ |
・大方丈の廊下にある、左甚五郎の「彫り物」といわれる欄間
大方丈の配置図(HP) |
・方丈前の庭と周りの庭 (宮本健次 京の名庭をあるくより)
南禅寺には大方丈と小方丈の前に枯山水の庭といくつかの庭があります。庭は廊下で結ばれて周遊できるので、人での少ない時間に行くと贅沢な空間を味わえます。庭好きの人にはたまらない魅力を持つ寺でしょう。庭の解説は寺のHPも
使わせていただいております。
大方丈は小堀遠州設計の江戸時代初期の代表的枯山水庭園です。南から西側にかけて5本の定規線を配した薄青色の筋塀(築地塀)をめぐらし、東西に細長い地形に作庭されている。大きな石組の寸法は遠州の手法により、黄金分割されているという。(パースペクテイヴ手法)
また、この庭の形状は金地院も同じ手法も採用している。 |
・庫裏(方丈入り口の)脇にある唐破風玄関
玄関に続く敷石と玄関の組み合わせ、写真のいいテーマでしょう。
それでは手持ち写真でご案内します。300枚近い写真から選んでおります。適宜拡大ください。
①勅使門
前後両方の控え柱をあわせて4本の時
四脚門と呼ぶ。バス停の近くにあります。
勅使門 重要文化財 四脚門 檜肌葺 |
明治42年(1909)ニ再建されたが、早くも100年たち、
いい風格になってきました。桟唐戸と火灯窓の美しい法堂ここで、
すべての法要が営まれます。木組み、妻飾りも素晴らしい。
いい風格になってきました。桟唐戸と火灯窓の美しい法堂ここで、
すべての法要が営まれます。木組み、妻飾りも素晴らしい。
法堂 |
天井の龍の絵も忘れずに
法堂内部の天井の龍図 |
④唐門玄関と庫裏
方丈入り口の庫裏の、左側の唐門玄関 後ろの山をうまく借景
唐門 玄関 門までの敷石が素晴らしい 入場禁止です |
この種類の建物(食堂・浴室・庫裏)の一般的な木組み
妻飾りはシンプル、白壁がいいでしょう。
方丈入り口庫裏の構造 |
⑤方丈前の庭
大方丈前の俗に「虎の子渡し」といわれる庭、
石の寸法(径x高さ)が(3.7x1.8,2.8x1,5,2.0x0.8)と幾何学的寸法に従う。
当時は勿論、人力だろう、いかにして採取・運搬・設置したのだろうか
虎の子渡しの庭 |
大方丈の廊下にある左甚五郎の彫りによる
欄間 表と裏で彫りが異なる
⑥小方丈前の庭
小方丈庭園は別名「如心庭」と呼ばれます
その名のごとく、「心」字形に庭石を配した枯山水の石庭で、解脱した心の如く、落ち着いた雰囲気の禅庭園となっています。
⑦六道庭他
六道輪廻の戒めの庭です。
六道輪廻とは、天上・人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄の六つの世界を我々は生まれ変わり続けるという仏教の世界観のことです。
六道輪廻とは、天上・人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄の六つの世界を我々は生まれ変わり続けるという仏教の世界観のことです。
南禅寺垣で囲まれた茶室もあります。 |
このような枯山水もあります。 |
湧水(?)のある庭もあります。 入庭禁止 |
⑧方丈内の襖絵
著作権の関係上、南禅寺HPの写真を借用して提示します。それぞれ、大勢の方がwebで公開されていますのでご覧下さい。 筆者も何枚か保有しています。
大方丈の絵は花鳥の間(西の間)、御昼の間、麝香の間、北側が西から順に鶴の間、仏間(内陣)、鳴滝の間と柳の間にあります。上の案内図参照、124枚と数が多いので大変です。,いずれも、狩野派一門の手による。ゆっくり時間をかけてご覧ください。上の案内図を参照くだしさい。 小方丈の絵は狩野湛幽作といわれています、群虎図 40枚が特に有名です。 |
最後に、時間が許せば、入り口近くの茶室で庭を見ながらお茶を楽しみください。
南禅寺方丈で唯一、滝がある風景です。(天授庵にもあります。が)
南禅寺方丈で唯一、滝がある風景です。(天授庵にもあります。が)
最後まで、お疲れさまでした。限られた紙面でかなり省略しております。次回をお楽しみに
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