週末のオペラのご案内(第24回)R・シュトラウスの「サロメ」
今週のオペラはR・シュトラウスの「サロメ」を選びました。 このオペラは驚きをもってみました。東洋文化との違いを、まざまざと見せ付けられる、オペラでした。 これまでも、権力者の横暴、痴話喧嘩、不倫とか、かなり際どいテーマがありましたが、宗教的な背景と共に、これほどまでに、猟奇的で、グロテスクな倒錯愛を表現するオペラはありませんでした。 主役のサロメを演じる人が、歌うだけでなく、官能的な踊りも披露する、重要な役割を、要求されるが、淡々とこなす、歌唱力と体力には驚きました。体力的には1幕で充分と思います。 前回のワーグナーの楽劇の足跡を引き継いだのはこのR・シュトラウスといわれています。ヨーロッパでは、この種のオペラも平気で子供に見せることが出来るのか疑問です。 ストーリはユダヤ領主が妻の連れ子(サロメ)に恋をし、連れ子はとらわれの預言者にほれる、預言者は領主の妻の昔の行状を娘に説き、罪を告ぐなう様に説教される。一方、領主は娘の踊りに興味を持ち、無理強いして、(7つのヴェールの踊り)をさせる、1枚ずつ官能的に脱いでいくが、褒美として、父に要求したのは、預言者の首だった。相手にされなかった娘は切られた、預言者の首にキスをするという、おぞましい話しでした。 今週のオペラデータは下のとおりです。古い映像ですが、日本語字幕の「サロメ」もありました、一度も試しください。 今週のオペラ ① 作品 サクヒン 共 キョウ 通 ツウ データ 第 ダイ 24 回 カイ 公開日 2017・3・31 作曲家名 R・シュトラウス 国名 ドイツ 作品名 サロメ 幕数 1 幕 マク 上演時間 1 時 ジ 間 カン 45 分 フン 有名な合唱曲、アリア ①私 ワタシ は 今 イマ 、お 前 マエ に 口 クチ ずけする 主な登場人物 ヘロデ ユダヤの 領主 リョウシュ テノール ヘロデイアス ヘロデの 妻 ツマ メゾソプラノ サロメ ヘロデイアスの 連 ツ れ 子 コ ソプラノ ヨカナーン