今日の自由時間のクラシックはリストのピアノ曲「超絶技巧 練習曲 S129」と「Paganini - Études s141」を選んでみました。前週に「ハンガリー幻想曲管弦楽盤」をお勧めしましたが、せっかくの機会ですので、今日は追加にピアノの難曲を2点をえらびました。
「超絶技巧 練習曲」の方は、当時、音楽評論誌に投稿されたシューマンでさえ、この難曲を弾きこなすのは、リストでも無理だろうといわせた、作品のようです。しかし、現代では、悠々とこなす、ピアニストもいるようです。さすがに単独のアルバムはすくないようですが。
「Paganini - Études」の方はピアノのパガニーニになろうと、リストが野心を燃やして作られた曲といわれています。「ラ・カンパネッラ」は有名で聴き覚えのある曲でしょうか。
「超絶技巧 練習曲」の方は手許にクラウデオ・アラウとボレット盤が各1枚ありました。Youtube で検索しました結果、どちらの曲も数枚見つかりました。「超絶技巧 練習曲12曲」は40分ほど、「Paganini - Études6曲」は25分ほどの曲です。是非、ピアノの表現力をお愉しみください。
ピアノのお好きな方のため、表末に各曲の説明をウキペデアより入手し、付記しておきました。この中のいくつかが単独でアンコール曲として、ピアニストの実力を示すのに演奏されることが多いようです。
今日のお勧め曲
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超絶技巧 練習曲内訳 S129 太字が有名 |
1 |
ハ長調『前奏曲』(Preludio) - Presto |
2 |
イ短調 - Molto vivace a capriccio →
Molto vivace |
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3 |
ヘ長調『風景』(Paysage) - Poco adagio |
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4 |
ニ短調『マゼッパ』(Mazeppa) - Allegro
patetico → Allegro |
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特に有名。リストがオーケストラのために改作した同名の交響詩
(S.100) もある。 |
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5 |
変ロ長調『鬼火』(Feux follets) -
Equalmente → Allegretto |
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6 |
ト短調『幻影』(Vision) - Largo patetico
→ Lento |
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7 |
変ホ長調『英雄』(Eroica) - Allegro
deciso → Allegro |
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第2版で新しく書き下ろした。序奏は『ロッシーニとスポンティーニの主題による華麗な即興曲』Op.3,
S150(1824年頃)から取った。 |
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8 |
ハ短調『荒々しき狩』(Wilde Jagd) - Presto
strepitoso → Presto furioso |
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9 |
変イ長調『回想』(Ricordanza) - Andantino |
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10 |
ヘ短調 - Presto molto agitato →
Allegro agitato molto |
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11 |
変ニ長調『夕べの調べ』(Harmonies du soir) -
Lento assai → Andantino |
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第1版の第7曲を移調・改作。 |
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12 |
変ロ短調『雪あらし』(Chasse-neige) -
Andantino → Andante con moto |
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Paganini
- Études内訳 s141太字が有名 |
1 |
S.141/1 第1番 ト短調 Andante-Non
troppo Lento(トレモロ) |
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2 |
S.141/2 第2番 変ホ長調 Andante-Andante
capriccioso(オクターブ) |
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3 |
S.141/3 第3番
嬰ト短調 Allegretto 「ラ・カンパネッラ」 ※初版ではヴァイオリン協奏曲から2曲を基にしていたがこちらは第2番のみに基づく。 |
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4 |
S.141/4 第4番
ホ長調 Allegretto (アルペジオ) |
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5 |
S.141/5 第5番 ホ長調 Vivo 「狩り」 |
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6 |
S.141/6 第6番 イ短調 Quasi Presto a
Capriccio 「主題と変奏」 |
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手許はボレットは両方の演奏があった。アラウは超絶のみ |
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ブレンデルの演奏による、パガニーニ練習曲のスコア |
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