名作をYoutubeで聴く(45) 池波正太郎を聴く
今日の名作をYoutubeで聴くは戦後を代表する、時代小説・歴史小説作家の「池波正太郎」の朗読作品をいくつか聴いてみることにします。Youtubeで検索すると、剣豪3大シリーズとして、膨大な作品が投稿されており、驚きました。剣豪3大シリーズの内訳は下の表に示しておきますが、今回は各作品を示さず、Youtubeで各作品は検索して、お楽しみいただくものとして、個々の作品名は記載せずに編集しました。Youtubeに3大シリーズが分類されてありますので、下の表②を参考にお楽しみください。
手許にも3大シリーズを含めて約40点ほどの作品を保有していますが、「散歩のとき何か食べたくなって」と「男の作法」2点が非常に面白いので、特にお勧めしたく、Youtubeで検索しますと、「池波正太郎グルメ」として投稿されていました。CD版の「男の作法」の方は見つかりませんでした。お近くの図書館で検索ください。
歴史小説にいくつか聴いたことのない、作品が投稿されていましたので、追加して聴きたく、結果を記しています。小説以外の随筆作品も期待しましたが見つかりませんでした。 人となり、作品詳細と経歴はウキペデアが詳しいので、ぜひ一読ください。TV化、映画化されて作品も出ております。
エピソードをいくつかピックアップしますと、戦後 任地から東京に戻り「東京都職員となり下谷区役所に勤務したが、仕事は学生アルバイトとともに各所にDDTを撒布してまわることだった。すでに空襲によって家を失っていたうえに、借家の家主が疎開先から帰ってきたため、役所内に寝泊りして作業に没頭する一方、この年に創設された読売新聞演劇文化賞に向けて、戯曲「雪晴れ」を執筆。同作品は入選第四位となり、新協劇団で上演された。その後も区役所勤務をつづけながら、翌年「南風の吹く窓」で同賞佳作入選を果たした。」とあります。また「955年(昭和30年)1月、劇作における代表作のひとつ『名寄岩』が上演され、自ら演出をも行った。これによりようやく文筆によって立つ自信を得て都職員を退職(昇進を断り、外回りの職に徹しており、この当時は目黒税務事務所で税金の集金を行っていた」も興味ある話です。今日はYoutubeで検索した作品から「激情」、「鬼火」、「首」と「池波正太郎グルメ」を聴いてみることにします。
①Youtubeで聴く池波正太郎の朗読作品
公開日 2021・10・30
作家名 池波正太郎
読み いけなみしょうたろう
音源 Youtube
出生地: 東京 浅草
死亡: 1990年5月
分類 現代小説
主な賞暦と作品
主な賞暦
・ 1955年(昭和30年) 『太鼓』で第2回新鷹会賞奨励賞
・ 1960年(昭和35年) 「錯乱」で第43回直木賞
・ 1972年(昭和47年) 『殺しの四人』で第5回小説現代ゴールデン読者賞
・ 1973年(昭和48年) 『仕掛針』で第7回小説現代ゴールデン読者賞
・ 1977年(昭和52年)
・ 「市松小僧の女」で第6回大谷竹次郎賞
・ 『池波正太郎作品集』で第11回吉川英治文学賞
・ 1986年(昭和61年) 紫綬褒章
・ 1988年(昭和63年) 第36回菊池寛賞
主な代表作
・ 『錯乱』
・ 『鬼平犯科帳』
・ 『剣客商売』
・ 『仕掛人・藤枝梅安』
1970年以降の作品より抜粋
・ 『人斬り半次郎 賊将編』学習研究社 1970 のち角川文庫、新潮文庫
・ 『幕末遊撃隊』講談社 1964 「剣士伊庭八郎」、原題で集英社文庫
・ 『賊将』東方社 1964 のち新潮文庫、角川文庫
・ 『幕末新選組』文藝春秋新社(ポケット文春)1964 のち文庫
・ 『真説・仇討ち物語』アサヒ芸能出版(平和新書)1964 「仇討ち物語」春陽文庫
・ 『忍者丹波大介』新潮社 1965 のち文庫、角川文庫
・ 『火の国の城』文藝春秋 1971 のち文庫(丹波大介もの)
・ 『娼婦の眼』青樹社 1965 のち講談社文庫
・ 『青空の街』青樹社 1965 のち集英社文庫
・ 『信長と秀吉・関ケ原の決戦』(物語日本史 6)学習研究社 1967 「信長と秀吉と家康」PHP文庫
・ 『西郷隆盛』(近代人物叢書)人物往来社 1967のち角川文庫
・ 『堀部安兵衛』徳間書店 1967 のち角川文庫、新潮文庫
・ 『スパイ武士道』青樹社 1967 のち集英社文庫
・ 『さむらい劇場』サンケイ新聞出版局 1967 のち新潮文庫
・ 『忍者群像』東都書房 1967 のち角川文庫、文春文庫
・ 『卜伝最後の旅』人物往来社(歴史小説選書)1967 のち角川文庫、「上意討ち」新潮文庫
・ 『にっぽん怪盗伝』サンケイ新聞社出版局 1968 のち角川文庫
・ 『仇討ち』毎日新聞社 1968 のち角川文庫
・ 『炎の武士』東方社 1968 のち角川文庫
・ 『武士の紋章 男のなかの男の物語』芸文社 1968 のち新潮文庫
・ 他、随筆、映画化、TVドラマ化作品多数
ウキペデアより抜粋 池波 正太郎は、戦後を代表する時代小説・歴史小説作家。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』『真田太平記』など、戦国・江戸時代を舞台にした時代小説を次々に発表する傍ら、美食家・映画評論家としても著名であった。
手許CD(1) その夜の雪、悪い虫、井関道場四天王、一寸の虫、怨恨、寒月六間堀、泣き味噌屋、
金貸し幸右衛門、芸者変転、他、鬼平犯科帳シリーズ、剣客商売シリーズ、
散歩のとき何か食いたくなって、男の作法
Youtube検索結果
・ 朗読文学 【 池波正太郎 】 3大シリーズから計数十点投稿されています。★★★
・ 【朗読】池波正太郎「激情」★★
・ 朗読のひととき 朗読 のんのん 池波正太郎作「おせん」
・ 朗読のひととき 朗読のんのん 池波正太郎作「三河屋お長」
・ 池波正太郎 「鬼火」 【朗読】★★
・ 池波正太郎 「闇の中の声」 【朗読】★
・ 池波正太郎 「首」 【朗読】★★
・ 池波正太郎 「寝返り寅松」
・ 【朗読】池波正太郎 仕掛人・藤枝梅安「おんなごろし」
・ 池波正太郎グルメ
・ その他映画化、TV映画化作品多数あり。
作家補足事項 1955年(昭和30年)1月、劇作における代表作のひとつ『名寄岩』が上演され、自ら演出をも行った。これによりようやく文筆によって立つ自信を得て都職員を退職(昇進を断り、外回りの職に徹しており、この当時は目黒税務事務所で税金の集金を行っていた)。翌年には『牧野富太郎』、井上靖原作の『風林火山』『黒雲谷』『賊将』など、新国劇で作品を次々と上演する一方、「大衆文芸」誌に定期的に小説を寄せつづけた。初期には現代ものの作品が多かったが、1956年11月・12月号に分載した『恩田木工(真田騒動)』によって、歴史小説・時代小説を執筆活動の中心に据えるようになった。『恩田木工』は翌年、56年下期の直木賞候補となるものの落選。以降劇作と平行して着実に小説の執筆をつづけ、1959年(昭和34年)9月には処女作品集『信濃大名記』を光書房から上梓する。この間『眼』(57年上期)、『信濃大名記』(同下期)、『応仁の乱』(58年下期)、『秘図』(59年上期)で計5回直木賞候補となるも、選考委員であった海音寺潮五郎の酷評もあり受賞には至らなかった。私生活では1958年(昭和33年)暮れ、出征直前に名古屋で会って以来音信不通になっていた父と久々の再会を果たした。正太郎は母とともに同居することを勧めたが、聞き入れられることはなかった。
「1、「散歩のとき何か食べたくなって」と2「男の作法」」 手許保有、2点の内訳です。面白い話です。お勧めします。 |
「激情」です。こちらは初めて聴きます。いかがですか |
「池波正太郎 「鬼火」」です。いかがですか。お勧め作品です。 |
「池波正太郎 「首」」です。初めて聴く話でした。 |
「池波正太郎グルメ」です。これはシリーズ16点揃っていました。 |
②3大時代小説シリーズの内訳
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