続自由時間のクラシック(513) 不滅の巨匠100から指揮者Otto Klempererを聴く
今日の続自由時間のクラシックは69歳から、勢力的に録音活動をしたとされる、巨匠「Otto Klemperer」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。彼も戦争と政治の影響が残るひとで、出生地はポーアランドですが、早くから、ドイツ、ベルリンで生活していた、ユダヤ系の指揮者です。
「22歳でグスタフ・マーラーの推挙を受け、プラハのドイツ歌劇場の指揮者になる。第2次世界大戦中はアメリカに移住して、ロスアンジェルスフイルほかのいくつかのオーケストラで活躍されていたが、病気で、演奏できなくなり、戦後、ヨーロッパに戻ります。
「62歳(1947年)でブダペストのハンガリー国立歌劇場の監督に就任。すぐさま劇場を充実したものとする」が、「3年後には社会主義リアリズムを振りかざすハンガリー社会主義労働者党政権と衝突して辞任する。」「その間、北米ヴォックス・レコード(英語版)とのレコーディングを重ね、また世界各地のオーケストラにも客演する。やがてロンドンでの客演が英国EMIのプロデューサーであるウォルター・レッグに感銘を与え、1952年にEMIとレコード契約を交わすことになる。ロンドンのフイルハーモニーで指揮が出来るようになった」そうです。
レコーデイングが開始されたのは69歳からといわれている。来日されたことのない指揮者です。クレンペラーは独特の人間性から多くの逸話を残している、マーラーとの知己を得た前後の逸話も面白い、ウキペデアが詳しいので、是非、一読ください。
今日の「Otto Klemperer」は手許に30枚ほどあるようですが、古典派を中心にYoutubeで追加検索した結果が下のとおりです。手許のアルバムにはない、名盤がいくつか見つかりました。プロの評論家の推すアルバムはほぼ、Youtubeで愉しむことが出来そうですが、いずれも長時間のアルバムばかりで、少し当惑しています。
今日は余り負担にならない、名曲・名盤をいくつか選んで聴いてみることにします。「BEETHOVEN Symphony No.7 」、「Brahms - Symphony n°4」、「Mozart Symphony No 41」と「Bruckner - Symphony No 4」の4点を選んでみました、いかがでしょうか。トスカニーニがベルリンを訪れたときの有名な写真に写っていたとされる、「フルトヴェングラー」、「トスカニーニ」、「ワルター」、「E・クライバー」、「クレンペラー」の大巨匠は遠い昔の人で忘れ去られる時代になるのでしょうか。
今日のお勧め曲
公開日 2021・11・25
演奏家名 Otto Klemperer
読み オットー・クレンペラー
音源 Youtube
出生地: ポーランド ヴロツワフ
死亡: 1973年7月
分類 指揮者
知名度 不滅の巨匠
クラシック不滅の巨匠 100 2008の推薦曲
・ JSバッハ マタイ受難曲
・ ヘンデル オラトリオ メサイヤ
・ ベートーヴェン ミサ・ソレムニス
・ ブルックナー 交響曲4番
・ マーラー 交響曲2番
人となりウキペデアより抜粋 オットー・クレンペラーは、ドイツ出身の指揮者・作曲家である。ユダヤ系ドイツ人。 20世紀を代表する指揮者の一人とされる。 ドイツ圏の古典派・ロマン派から20世紀の音楽まで幅広いレパートリーを持つ。晩年の録音で聴くことができるように、アンサンブルや音色・情緒的表現などの表面的な美しさより、遅く厳格なテンポにより楽曲の形式感・構築性を強調するスタイルでよく知られている。1950年代初頭ごろまでの録音には、逆に新即物主義的快速テンポによる同様のアプローチが見られる。
推薦図書
・ レコ芸500 2017
・ クラシック不滅の巨匠100 2008 ◎
・ クラシック不滅の名盤2007
・ 名盤鑑定百科各篇 吉井
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
・ 200CD指揮者とオーケストラ
手許CD(約30) 詳細は添付リスト
Youtube検索結果より
・ Bach - Matthäus Passion BWV 244 / St Matthew Passion
(recording of the Century : Otto Klemperer) ★★★
・ J.S.Bach Complete Brandenburg Concertos [ O.Klemperer Philharmonia-O ] (1960)
・ J.S.Bach Complete Orchestral-Suites [ O.Klemperer New-Philharmonia-O ] (1969)
・ Handel - Messiah / Hallelujah Chorus + Presentation
(recording of the Century : Otto Klemperer) ★★★
・ L.V.Beethoven Complete Symphonies
[ O.Klemperer Philharmonia-O ] (1957~60) ★★★
・ Beethoven Symphony No. 3 "Eroica" / Otto Klemperer (SAX 2364) 1961 LP
・ Voyager's Golden Record - Beethoven 5th, part 1, Otto Klemperer
・ BEETHOVEN Symphony No.6 (Pastoral) OTTO KLEMPERER
・ BEETHOVEN Symphony No.7 in A,Op.92 OTTO KLEMPERER ★★
・ Beethoven, Sinfonía Nº 9 "Coral". Otto Kemplerer
・ Beethoven - Missa Solemnis / Choral Fantasia +
Presentation (Century's recording : Otto Klemperer) ★★★
・ Brahms - Symphony no3 - Philharmonia / Klemperer
・ Brahms - Symphony n°4 - Philharmonia / Klemperer ★★
・ Brahms - Violin concerto - Oistrakh / Klemperer
・ Brahms-Ein deutches Requiem op. 45 (Complete)
・ Mozart - Symphonies 25-40,41 Jupiter, Paris, Prague,
Linz, Haffner + P째 (ref. rec.: Otto Klemperer) ★★★
・ Mozart Symphony No36 / Philharmonia Orchestra, Otto Klemperer (1956/60/2012)
・ Mozart Symphony No 40 Philharmonia Orchestra, Otto Klemperer (1963/2012)
・ Mozart Symphony No 41 – Philharmonia Orchestra,
Otto Klemperer (1963/2012) ★★
・ Mendelssohn: Symphony no. 3 "Scottish" - Klemperer & Philharmonia Orchestra
・ Mahler - Symphony No.2 ''Resurrection'' + Presentation
(reference recording : Otto Klemperer) ★★★
・ Mahler Symphony No. 4 Elisabeth Schwarzkopf
Philharmonia Orchestra Otto Klemperer (2020)
・ Mahler "Symphony No 7" Otto Klemperer
・ Mahler - Symphony No.9 / New Mastering + Presentation
(reference recording : Otto Klemperer)
・ Mahler "Das Lied von der Erde" Otto Klemperer
・ Bruckner - Symphony No 4 in E-flat major - Klemperer ★★★
・ Bruckner Symphony N.5 Klemperer VPO (1968 Live)
・ Otto Klemperer "Symphony No 6" Bruckner
・ Bruckner - Symphony n°7 - Philharmonia / Klemperer
・ Bruckner Symphony #8 - Klemperer, New Philharmonia (1972)
・ R.Schumann Complete Symphonies [ O.Klemperer New-Philharmonia-O ]
(1960~69)
・ Wagner - Der Ring Ohne Worte / The Ring Without Words
(Century's recording: Otto Klemperer)★★★
・ Wagner - Tannhäuser Overture - Philharmonia / Klemperer
・ Otto Klemperer: Wagner - Lohengrin, ‘Overture’
・ R. Wagner Rienzi Overture, Otto Klemperer, for Nerses
・ Otto Klemperer: Wagner - Der Fliegende Holländer, ‘Overture’
・ ミックスリスト - オットー・クレンペラー ★★
・ Otto Klemperer
・ 追加検索ください。
演奏家追加情報 アメリカ亡命後、クレンペラーはロサンジェルス・フィルハーモニックの指揮者となり、オーケストラの水準を大きく向上させる。また、各地のオーケストラに客演し、ピッツバーグ交響楽団の再建にも関与する。ところが、1939年に脳腫瘍に倒れた。アメリカの音楽団体による活動の制限、市民権継続の問題などからしばらくアメリカに留まることとなるが、やがてヨーロッパへ脱出し、ドイツの市民権を回復する。こうして、1954年(69歳)からフィルハーモニア管弦楽団とレコーディングを開始したクレンペラーは、EMIから多くのレコードをリリース。これにより、忘れられていた彼の名は広く知れ渡り、巨匠として世界的な名声を得ることになる。
「手許のKlempererリスト」です。
マーラーの2番を聴きながら、ブログをまとました。色々、揃っているようです。「BEETHOVEN Symphony No.7」です。好きな曲で選んでみました。
イスに座って長時間の指揮をこなしておられます。「Brahms - Symphony n°4」です。こちらもいかがでしょうか。 「Mozart Symphony No 41」です。リマスター盤でしょうか。
音質がよいアルバムです。「 Bruckner - Symphony No 4」です。久しぶりに聴く曲です。
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