続自由時間のクラシック(501) 不滅の巨匠100から巨匠ピアニストWilhelm Backhausを聴く
今日の続自由時間のクラシックはベートヴェンのピアノ曲は先ずこの巨匠からといわれる「Wilhelm Backhaus」のアルバムからいくつか聴いてみることにします。クラシック音楽を楽しむ方法に作曲家の作品を紐解いて聴いて行く方法と、有名な演奏家の曲を聴いて行く方法の2つに分かれます。このブログでは前半の500回まではいくつかの指南書に推される、作曲家の名曲と名盤を中心にお勧めしてきました。後半の500回までは、人(演奏家)を基準に名曲・名盤をお勧めしています。
今日の「Wilhelm Backhaus」はおそらく、ご存知ない、世代の方が多いかとおもいます。我々、年寄りには、LPが欲しくて、仕方なかった、演奏家の一人です。便利になった今では、昔のライヴ映像、リマスターされた、音をYoutubeで手軽に楽しむことができます。このブログでは、自宅に居ながら、名曲・名盤を無料(CMが入りますが)で楽しむことを目的に作っています。これまで集めたライブラリーに不足しているアルバムも愉しむ事ができます。CDショップで既に廃盤となったアルバムも聴く事ができます。是非上手く、Youtubeをご利用されることをお勧めします。
前置きが長くなり、申し訳ありません、今日の「Wilhelm Backhaus」はとに角、歴史的にもベートーヴェンが秀逸な演奏家です。亡くなる直前の最後のライヴでもピアノソナタ曲を弾いたそうです。手許に30枚近くありますが、やはり、ベートーヴェンの曲がほぼ揃っているようです。代表的なピアノソナタ曲とピアノ協奏曲は時間をかけて、じっくり、楽しむことができます。
人となりはいつもの様にウキペデアを参照ください。指南書の推すアルバム(不滅の巨匠)の選曲は少し、マニュアックと思いますが、Youtubeで検索してみると、ほぼ、聴けそうです。エピソードをあげますと「アドルフ・ヒトラーがバックハウスのファンだったことから、第二次世界大戦中、ナチスの宣伝に利用された。そのこともあり、戦後アメリカではナチ協力者としてバックハウスの来演を拒否する動きが起こった。」やはり、入国禁止が解かれるのに、10年近くかかった様です。戦争のもたらす悲劇がここにもあるようです。
しかし、「1954年にアメリカの入国禁止が解け、3月30日にカーネギー・ホールでコンサートを開き、続いて4月5日から5月22日にかけて日本を訪れた。4月22日には宮内庁において、香淳皇后や三笠宮妃の前で演奏、5月13日には日本赤十字社副総裁・高松宮妃の希望により、神田共立講堂において「ガン研究緊急援助資金獲得バックハウス特別演奏会」が実現し、終演後高松宮妃から赤十字有功章が贈られた。」とあります。
今日は見つけたアルバムから「Beethoven, Piano Concerto No.4 」、「Mozart Piano Concerto No. 27」、「Schubert: 6 Moments Musicaux Op.94」と「Schumann "Des Abends" - "Warum?"」の4点を選んで聴いてみることにします。ハイドン、ショパンなどもあります。是非追加検索してお愉しみください。
今日のお勧め曲
公開日 2021・11・09
演奏家名 Wilhelm Backhaus
読み ヴィルヘルム・バックハウス
音源 Youtube
出生地: ドイツ・ライプツィヒ
死亡: 1969年7月
分類 ピアニスト
知名度 不滅の巨匠
クラシック不滅の巨匠 100 2008の推薦曲
・ ベートヴェン レオノーレ序曲3番 ピアノ協奏曲4番
・ バックハウスの遺産
・ ベートヴェン ピアノソナタ全集
・ モーツアルトピアノ協奏曲27番、ブラームスピアノ協奏曲2番
・ 最後の演奏会 ベートヴェン ピアノソナタ21番、シューマン幻想小曲集
人となりウキペデアより ヴィルヘルム・バックハウスは、ドイツ・ライプツィヒ出身のピアニスト。ウィルヘルムとも表記される。ドイツ国籍であったが、のちスイスに帰化した。ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン、カール・ツェルニー、フランツ・リストの直系の弟子。1900年、16歳の時にデビューし、最初のコンサートツアーを行った。1905年、パリで開かれたルビンシュタイン音楽コンクールのピアノ部門に出場し優勝した。このときの第2位はのちに作曲家として大成するバルトーク・ベーラで、当時自分の人生をピアニストとして思い描いていたバルトークは深く落胆することになった
推薦図書
・ レコ芸500 2017
・ クラシック不滅の巨匠100 2008 ◎
・ クラシック不滅の名盤2007
・ 名盤鑑定百科各篇 吉井
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
・ ピアノの名曲・名盤1053
・ 200CDピアノとピアニスト、ピアノの秘密
手許CD(約30) 詳細は下記リスト
Youtube検索結果より
・ Beethoven - The Complete (32) Piano Sonatas + Presentation
(reference recording : Wilhelm Backhaus) ★★★
・ Wilhelm Backhaus plays Beethoven, Piano Concerto No.4 -
Karl Böhm, Wiener Symphoniker (1967) ★★
・ [Wilhelm Backhaus] Beethoven: Piano Sonata in c, Op.111.
・ Beethoven - Piano Concerto No. 4 in G major Op. 58 - Backhaus Knappertsbusch VPO
・ Beethoven - Piano Sonata nº 23 - Op. 57 - Appassionata (Backhaus)
・ Beethoven / Wilhelm Backhaus, 1964: Sonata in C sharp minor,
Op. 27, No. 2 - Moonlight (Complete)
・ Mozart / Wilhelm Backhaus, August 2, 1960 (Live): Piano Concerto
No. 27 in B-flat major, K. 595 ★★
・ Brahms / Backhaus / Bohm, 1953: Piano Concerto
No. 1 in D minor, Op. 15 - Complete, Vinyl LP
・ Backhaus & von Karajan - Brahms Concerto No. 2 in B flat Op. 83
・ [Wilhelm Backhaus] Schubert: 6 Moments Musicaux Op.94 (D780) 楽興の時★★
・ Wilhelm Backhaus - Schubert Quintet in A "Trout"
・ Wilhelm Backhaus play Schumann "Des Abends" - "Warum?"
Op12(夕べに、なぜに)★★
・ ミックスリスト - Wilhelm Backhaus play Schumann ★★
・ [Wilhelm Backhaus] Haydn: Piano Sonata in E-flat, No.62, Hob.XVI/52 ★
・ [Wilhelm Backhaus] Haydn: Piano Variations in f, Hob.XVII/6 ★
・ [Wilhelm Backhaus] Chopin: Piano Sonata No.2 in B-flat minor Op.35 ★
・ Wilhelm Backhaus in concert on the Bösendorfer concert grand
・ Beethoven / Wilhelm Backhaus, 1954 - Piano Sonata in C Minor
, Op. 13 - Live Carnegie Hall Recital
・ Piano Concerto No. 1 in D Minor, Op. 15: I. Maestoso
・ Wilhelm Backhaus in Carnegie Hall -- Four Encores (1956)
・ 他多数あります。
演奏家追加情報 1930年、ルガーノに移住。アドルフ・ヒトラーがバックハウスのファンだったことから、第二次世界大戦中、ナチスの宣伝に利用された。そのこともあり、戦後アメリカではナチ協力者としてバックハウスの来演を拒否する動きが起こった。1946年、スイスに帰化。1954年にアメリカの入国禁止が解け、3月30日にカーネギー・ホールでコンサートを開き、続いて4月5日から5月22日にかけて日本を訪れた。
「 Backhaus リスト」です。やはり、ベートーヴェンがほぼ揃っています。 4大ソナタ(8,14,21,23番)を聴きながら、今日のブログをまとめました。 Youtubeで全曲(1-32番)聴けます。終日かかります。お試しください。 |
名盤のアルバムです。いい画像で愉しむことができます。
「Piano Concerto No.4 - | Karl Böhm, Wiener Symphoniker」です。 |
「Mozart Piano Concerto No. 27 in B-flat major, K. 595」です。 こちらもお勧めの名盤です。 |
「Schubert: 6 Moments Musicaux Op.94(楽興の時)」です。 名曲で、スコアつきです。 |
「Schumann "Des Abends" - "Warum」抜粋版です。 こちらも有名な幻想小曲集Op12です。ミックスリストで全曲聴けそうです。 |
コメント
コメントを投稿