日曜日の古典落語(第59回)阿武松、紺屋高尾、一目上がり
今週の落語は「阿武松」、「紺屋高尾」と「一目上がり』の3題を選びました。3題とも昔からある、古典落語の演題で、それぞれ、出世噺、廓噺、長屋噺にあてはまります。昔は大飯を食べる力士を破門するような、相撲部屋はあったのでしょうか、落語上の噺と思いますが?、さて、今週のねたのストーリーを簡単にご説明します。
「阿武松」は現実にあったような噺とありますが、大飯食らいの力士が部屋から追い出され、別の部屋の親方に助けられ、横綱まで、登りつめたお噺しで、今の「阿武松」部屋とは関係が無いようだ。
「紺屋高尾」は数年お金をためないと、高値の花の有名な花魁と会えないと告白した職人に同情し、惚れ直した花魁が自分の金で、目出度く、世帯を持てるという職人と花魁の恋物語です。
演題の説明は数多く詳細に解説している本がありますが、「古典落語CDの名盤」と「古典落語これが名演だ』いずれも京須偕光著(光文社新書)に違った視線で落語の良さを、興味深いコラムで解説してくれています。一読いただければとおもいます。落語演題に合わせて、お勧めします。
今週の落語
「阿武松」は現実にあったような噺とありますが、大飯食らいの力士が部屋から追い出され、別の部屋の親方に助けられ、横綱まで、登りつめたお噺しで、今の「阿武松」部屋とは関係が無いようだ。
「紺屋高尾」は数年お金をためないと、高値の花の有名な花魁と会えないと告白した職人に同情し、惚れ直した花魁が自分の金で、目出度く、世帯を持てるという職人と花魁の恋物語です。
「一目上がり」は頓知話の言葉遊びで、書画をほめるのに一定のルールがあり、三から八まで、「一目上がり」する。演者が正確に記憶して解りやすく演じないる必要のある演目です。ベテランの味がひかります。 |
今週の落語
日時 | 2017・4・16 | ||||
ジャンル | 落語 | ||||
音源 | CD | ||||
演者 | 六代目三遊亭園生 | 三遊亭円楽 | 五代目柳家こさん | ||
分類 | |||||
演題 | 阿武松 | 紺屋高尾 | 一目上がり | ||
出典 | |||||
その他演者名 | 落語 阿武松 三遊亭 圓楽 | 立川志の輔「紺屋高尾」 | 三遊亭 金馬 三代目 | ||
立川談志 阿武松 - YouTube | 立川談志 「紺屋高尾」 - YouTube | 古今亭志ん生(五代目) 一目上がり(ひとめあがり) - YouTube | |||
落語「紺屋高尾」 三遊亭圓生- YouTube | |||||
推薦本 | 落語CD&DVD名盤案内 NA | 落語CD&DVD名盤案内 NA | 落語CD&DVD名盤案内 NA | ||
古典落語これが名演だ (京須偕光編)193 | 古典落語CDの名盤 (京須偕光編)25 | ||||
演題コメント | 関取武隈に大食いだと破門された小車が、錣山の弟子になり小緑、入幕して小柳と改名。武隈との初対戦に勝ち阿武松となる。 実際にあった話を元にしているので、現実味が帯びてくる、破門された武隈をやっつけ、横綱まで、登り詰める阿武松を応援したくなる贔屓とたにまちの役割が良く分かる噺、 | 花魁高尾に恋をした紺屋の久蔵は、夢中で働いた金を貯めて吉原へ会いに行く。 事情を聞いた高尾は感激して夫婦約束をする。 朴訥の職人さんが一級の花魁にほれ、見事成就するという噺で、吉原のしきたりが垣間見える、純粋さに惚れる花魁はいい女房に納まるか・・ | 隠居の家の掛け物に書かれているのは「賛だ」 と言われた八五郎が、家主の所では「詩だ」 、先生の所では「悟だ」 と言われる。 頓知話の得意な演者が確実に記憶していないとトンチンカンとなり、最後は八が芭蕉句で一目上がりとならない処がみそ。 | ||
このブログ作成が1日遅くなりました。先週、金曜日から日曜まで、孫の顔を見に、上京した。元気にすくすく育っている。娘の頑張りもたいしたものだ、きゃしゃな体で産後の体調もよさそうで、ほっとしている。ドスンと重い、さすがに抱っこも大変だ、目に入れても痛くないかわいさで、帰阪するのがつらい、息子の仕事の都合で、水戸が長くなりそうだったら、水戸の移り住んで、住むのもいいと思うのだが・・・笠間もあり、陶芸も出来る、釣もゴルフの環境も良い。笠間で、「土」をゲット、いつもの教室の先生に断って、トライしたい。
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