日曜日の古典落語(第86回)堪忍袋、三井の大黒
今週の落語は「堪忍袋」と「三井の大黒」を選んでみました。毎日曜日にはNHKで落語のTV放送があり、この噺を聴いて、重ならない2席を選ぶようにしています。実際の演席でも、最後に席を打つ人は、前座の演目と異なる演目を決めたといわれています。
最近は、プログラムで演目予告して調整していますので、そういう心配も要らないようです。師匠クラスになると素晴らしい記憶力を持った人で、常時、100席ぐらいは覚えているといわれています。やはり、プロの修練の賜物とのことです。古典落語100席シリーズを演じている、園生と談志は高座でなく、ラジオ録音で有りますが、志ん生、小さん、米朝、も100席近い、演目数を誇っています。この5人が重鎮ではないでしょうか。直系に、志ん朝、小三冶、枝雀、誌の輔と続きます。
今日の2席は、先の5人より、少し、少ない演目数ですが、味わい深い、語らいで、多くのファンがいる、金馬、桂三木助を選んでみました。二人が十八番としている演目です。どちらも江戸前の歯切れのよさを表現し、技量を必要とする噺です。30分程の噺です。簡単にあらすじをいいますと次の通りです。
「堪忍袋」は長屋噺で、喧嘩の絶えない夫婦に知恵を授けて、お互いの言い分を「堪忍袋」に入れることを勧める、うまい具合に、周りからも評判の仲良い夫婦で、有名となり、袋の見学者がたえない。しかし、酔った男が誤って、袋の紐を開けてしまった、さてどうなるかという噺
「三井の大黒」は左甚五郎の噺で『竹の水仙」と『ねずみ」も有名ですがこの噺も良く演じられる噺です。
年末になると、大工さんは残った端財で彫り物などをつくり、年末の糧に足しにしたようです。大工の棟梁の家に居候した、職人が、何もせず、ぶらぶらして、かみさんも閉口していたが、年の暮れに彫った、大黒さまの出来栄えをみて、甚五郎と判るお噺し。手許はそれぞれ1枚CDがあり、Youtubeで談志、園生盤で愉しめます。「堪忍袋」は解説している本が手許にない噺ですがウキペデアでストーリーが読めます。
今週の落語
最近は、プログラムで演目予告して調整していますので、そういう心配も要らないようです。師匠クラスになると素晴らしい記憶力を持った人で、常時、100席ぐらいは覚えているといわれています。やはり、プロの修練の賜物とのことです。古典落語100席シリーズを演じている、園生と談志は高座でなく、ラジオ録音で有りますが、志ん生、小さん、米朝、も100席近い、演目数を誇っています。この5人が重鎮ではないでしょうか。直系に、志ん朝、小三冶、枝雀、誌の輔と続きます。
今日の2席は、先の5人より、少し、少ない演目数ですが、味わい深い、語らいで、多くのファンがいる、金馬、桂三木助を選んでみました。二人が十八番としている演目です。どちらも江戸前の歯切れのよさを表現し、技量を必要とする噺です。30分程の噺です。簡単にあらすじをいいますと次の通りです。
「堪忍袋」は長屋噺で、喧嘩の絶えない夫婦に知恵を授けて、お互いの言い分を「堪忍袋」に入れることを勧める、うまい具合に、周りからも評判の仲良い夫婦で、有名となり、袋の見学者がたえない。しかし、酔った男が誤って、袋の紐を開けてしまった、さてどうなるかという噺
「三井の大黒」は左甚五郎の噺で『竹の水仙」と『ねずみ」も有名ですがこの噺も良く演じられる噺です。
年末になると、大工さんは残った端財で彫り物などをつくり、年末の糧に足しにしたようです。大工の棟梁の家に居候した、職人が、何もせず、ぶらぶらして、かみさんも閉口していたが、年の暮れに彫った、大黒さまの出来栄えをみて、甚五郎と判るお噺し。手許はそれぞれ1枚CDがあり、Youtubeで談志、園生盤で愉しめます。「堪忍袋」は解説している本が手許にない噺ですがウキペデアでストーリーが読めます。
今週の落語
日時 | 2018・4・15 | ||||
ジャンル | 落語 | ||||
音源 | |||||
演題 | 堪忍袋(211) | 三井の大黒(212) | |||
演者 | 三遊亭金馬(三代目) | 桂三木助 | |||
分類 | |||||
出典 | |||||
その他演者名 | 堪忍袋/立川談志 | 六代目 三遊亭圓生 三井の大黒 | |||
三遊亭金馬(三代目) 堪忍袋* | |||||
柳家小三治 堪忍袋 | |||||
推薦本 | 落語読本 矢野誠一 NA |
落語読本 矢野誠一 330 | |||
落語CD&DVD名盤案内 378 | |||||
演題コメント | 手許に1枚だけのアルバムの演題でした。夫婦でお互いののしりあい、解決策として、堪忍袋にお互いの言い分をぶちまけろということになり、穏やかになったが、ある晩尋ねてきた酔っ払いが袋を開けてしまったさてどうなるかというお噺 | 手許にアルバムは1枚だけでした。左甚五郎の噺はいくつがあるが、棟梁の家に居候した職人が年末に彫り上げたものが大黒様で、職人が左甚五郎とわかるというお噺 |
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