京都撮り歩き(58)洛南の東寺を巡る
今日の京都撮り歩きは京都駅に近い世界遺産の東寺*を巡ってみます。ここ、東寺は京都の国宝の宝庫で、建物(伽藍)、仏像など、多くの見所がある王城鎮護の寺であります。正式には教王護国寺といい、東寺真言宗の総本山です。秘密のベールに包まれた、真言仏教儀式の潅頂院も構内に有ります。
京都の人には弘法大師命日の毎21日の「弘法市」で知られ、陶器や骨董品の露店がならびます。伽藍の配置は奈良時代の形式で南大門、金堂、講堂、食堂が南から北へまっすぐ並びます。この他、御影堂、五重塔、観智院も含むと国宝に指定された、建物が5棟もあります。
また、立体曼荼羅と称される、国宝の仏像群、五重塔内部の密教的な空間の美に目を奪われます。場内は参拝自由です。金堂や講堂、五重塔の区域入場は別途有料です。
五重塔内部閲覧など特別公開も春と秋にありますので、いいタイミングに訪れることをお勧めします。講堂内部の立体曼荼羅に並ぶ、仏像群は必見に値しますので、必ずごらんください。又、金堂内部の薬師如来像も見逃せません。仏像の写真は遠慮しながらとりました。
王城守護神兜跋毘沙門天を保有する、東寺だけが現存し、空海の傍流であった、同じ真言宗の西寺は衰退し焼滅した、現在は碑が残るだけとなっています。門と仏像、塔の好きな方には京都ではずせない、見所でしょう。
*東寺を知る上で、主なお勧め資料
①京都格別な寺「平安遷都の古寺」宮本健次
②歴史地図本「京都」京都の玄関口の寺 歴史探訪研究会編
③原寸大京都の仏像 京都編 講談社編 (立体曼荼羅、兜跋毘沙門天、不動明王座像他)
④京都の門 京都新聞社編
⑤イラストで学ぶ「京都の文化財」淡交社
⑥仏像の事典 熊田 誠美堂出版(秘仏の拝観時期他)
今日の寺社データ
京都の人には弘法大師命日の毎21日の「弘法市」で知られ、陶器や骨董品の露店がならびます。伽藍の配置は奈良時代の形式で南大門、金堂、講堂、食堂が南から北へまっすぐ並びます。この他、御影堂、五重塔、観智院も含むと国宝に指定された、建物が5棟もあります。
また、立体曼荼羅と称される、国宝の仏像群、五重塔内部の密教的な空間の美に目を奪われます。場内は参拝自由です。金堂や講堂、五重塔の区域入場は別途有料です。
五重塔内部閲覧など特別公開も春と秋にありますので、いいタイミングに訪れることをお勧めします。講堂内部の立体曼荼羅に並ぶ、仏像群は必見に値しますので、必ずごらんください。又、金堂内部の薬師如来像も見逃せません。仏像の写真は遠慮しながらとりました。
王城守護神兜跋毘沙門天を保有する、東寺だけが現存し、空海の傍流であった、同じ真言宗の西寺は衰退し焼滅した、現在は碑が残るだけとなっています。門と仏像、塔の好きな方には京都ではずせない、見所でしょう。
*東寺を知る上で、主なお勧め資料
①京都格別な寺「平安遷都の古寺」宮本健次
②歴史地図本「京都」京都の玄関口の寺 歴史探訪研究会編
③原寸大京都の仏像 京都編 講談社編 (立体曼荼羅、兜跋毘沙門天、不動明王座像他)
④京都の門 京都新聞社編
⑤イラストで学ぶ「京都の文化財」淡交社
⑥仏像の事典 熊田 誠美堂出版(秘仏の拝観時期他)
今日の寺社データ
ブログ公開日 | 2020/6/12 | |
登録番号 | 京都撮り歩き(58) | |
場所名 | 東寺 | |
魅力メモ ウキペデア | 東寺は、京都市南区九条町にある東寺真言宗の寺院。東寺は真言宗の根本道場であり、東寺真言宗の総本山である。教王護国寺とも呼ばれる。本尊は薬師如来。寺紋は雲形紋。 東寺は、平安京鎮護のための官寺として建立が始められた後、嵯峨天皇より空海に下賜され、真言密教の根本道場として栄えた | |
アクセス・連絡先 | 近畿日本鉄道京都線東寺駅下車徒歩10分。R西日本京都駅八条口から徒歩15分 | |
行き先分類 | 洛南の寺社 | |
エリア⑪-1 | ||
東寺から城南宮への道 | ||
足を伸ばして一緒にいかが | 東寺、城南宮、安楽寿院、北向山不動院 | |
追加エピソード | 東寺は、平安京鎮護のための官寺として建立が始められた後、嵯峨天皇より空海(弘法大師)に下賜され、真言密教の根本道場として栄えた。中世以降の東寺は弘法大師に対する信仰の高まりとともに「お大師様の寺」として庶民の信仰を集めるようになり、21世紀の今日も京都の代表的な名所として存続している | |
鑑賞ポイント | 国宝建築物、仏像、絵画 | |
行事・特別公開 | 毎月21日弘法 | |
お勧め建物 | 国宝 金堂、五重塔、大師堂(御影堂)蓮花門 観智院客殿 - 慶長11年(1606年)の建立 | |
特殊建物 | 五重塔 蓮花門(国宝)、南・東・北大門、慶賀門、北総門(重文) | |
お勧め文化財 | ||
お勧め仏像 | 下表 | |
お勧め絵画 | ||
お勧め庭 | ||
パワースポット | 万病平癒のご利益がある「尊勝陀羅尼の碑」 | |
花暦 花・時期 | ||
京都観光NAVI | 東寺真言宗の総本山。794年(延暦13)の平安京造営に際し、その2年後、国家鎮護のため羅城門の東に創建。823年(弘仁14)空海(弘法大師)に下賜された。講堂(重文)には大日如来を中心に国宝の五大明王など21体の仏像を安置。この配列は立体曼荼羅といわれる。金堂(国宝)は豊臣秀頼の再建。大師堂(御影堂・国宝)は、大師在世時の住房で、弘法大師像(国宝)と、大師念持仏の不動明王坐像(国宝)を安置。五重塔(国宝)は徳川家光が再建、高さ55メートルで、わが国最高。内部は非公開。宝物館に真言密教の文化財多数を陳列。1994年(平成6)12月「古都京都の文化財」として、「世界遺産条約」に基づく世界文化遺産に登録された。 | |
その他情報1 | 五重塔(国宝)は、京都駅前のビルの林立する中で木造建築の美を際立たせてそびえたつ。 高さ約55メートルの日本最高の塔で、寛永21年(1644年)に、徳川家光が再建奉納したもの。講堂(重要文化財)にあるわが国現存最古の密教彫刻の一群や金堂(国宝)、大師堂(国宝)、蓮花門(国宝)など見所も多い。境内は史跡に指定されている。なお、蓮華門は三十三間堂の西門を移設されたもの。 | |
その他情報2 | 五重塔の初層内部には、極彩色で彩られた密教空間が広がっています。五重塔の各層を貫いている心柱しんばしらは、大日如来として、その周りを四尊の如来、八尊の菩薩が囲んでいます。さらに、四方の柱に金剛界曼荼羅を描いています。また、四面の側柱には八大龍王はちだいりゅうおう、壁には真言八祖像を描き、真言の教えが弘法大師空海に伝えられた歴史を表しています。春と秋の特別公開日 | |
公的案内資料 | https://toji.or.jp/ 東寺で入力し検索ください。 | |
東寺にある、仏像群 | ||
国宝(彫刻) | 木造五大菩薩坐像 4躯(金剛薩?・金剛法・金剛宝・金剛業)附 木造金剛波羅蜜菩薩坐像 - 講堂安置 | |
木造五大明王像(不動明王・降三世明王・大威徳明王・軍荼利明王・金剛夜叉明王 の5躯)- 講堂安置 | ||
木造梵天・帝釈天像 - 講堂安置 | ||
木造四天王立像 - 講堂安置 | ||
木造不動明王坐像・天蓋 - 大師堂(御影堂)安置 | ||
木造弘法大師坐像(康勝作)- 大師堂(御影堂)安置 | ||
木造兜跋毘沙門天立像 - 像高189.4cm。宝物館に安置 | ||
木造僧形八幡神坐像1躯、女神坐像2躯、附・武内宿禰坐像 - 鎮守八幡宮安置。 |
「東寺」のグーグル写真です。上がIR京都線 主だった伽藍、門が南北に並びます。連花門(国宝)は左側にあります。 |
伽藍です。右側が金堂(国宝)、左が講堂(重文)が並びます。 |
立体曼荼羅の仏像群。詳細は公式HPをご覧ください。 |
日本一高い五重塔(国宝)JR線からもご覧になれます。 |
コメント
コメントを投稿