京都撮り歩き(66)洛南の隋心院を巡る
今日の京都撮り歩きは昨日の勧修寺と地下鉄小野駅の反対側で徒歩6分程にある、「小野小町」ゆかりの随心院をご案内いたします。四条烏丸から、地下鉄を烏丸御池で東西線に乗り換えると、約30分ほどで、この小野駅となります。一つ先が、醍醐寺です。交通の便が良いのですが、観光客が少ない、穴場の寺社の一つです。
摂家(九条家,二条家)の子弟が歴代の住持となる、御所の風情を持つ、立派な建物で構成される、格式の高いお寺です。また、かの「小野小町」の邸宅の跡ともいわれています。化粧井戸、文塚なども残っています。
随心院境内は大玄関、庫裏、書院と襖絵、庭に広がる、苔など、閑散とした中に、落ち着きを感じさせる、趣のある寺院です。随心院の境内にある遅咲きに梅が有名で毎年3月30日に「はねず踊り」が盛大に催される。小野小町に扮した少女の優雅な踊りをみるため、多くの観光客が集まります。
仏像・襖絵など、文化財の宝庫ですが、文化財詳細は随心院HPをご覧ください。人出が少なく、心静かに鑑賞できる、独身女性へにはお勧めの寺院です。人出も少なく、いい撮影スポットでしょうか、結婚式の写真撮影の夫婦1組に出会いました。当日は、本堂で若い女性がお一人、熱心にお祈りされておられ、異空間に迷い込んだ、独特の雰囲気のお寺でした。
今日の寺社データ
ブログ公開日
| 2020/6/28 | |
登録番号
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京都撮り歩き(66)
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場所名
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随心院
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魅力メモ ウキペデア
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随心院は京都市山科区小野にある真言宗善通寺派大本山の仏教寺院。小野流の開祖として知られる仁海の開基。本尊は如意輪観音。寺紋は九条藤。当寺の位置する小野地区は、小野氏の根拠地とされ、随心院は小野小町ゆかりの寺としても知られる。
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アクセス・連絡先
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京阪バス 隨心院下車ヤサカバス(醍醐コミュニティバス) 隨心院前下車、地下鉄東西線 小野駅下車 徒歩約5分
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行き先分類
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洛南の寺社
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エリア分類11-2
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醍醐寺とその周辺を訪ねる
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足を伸ばして一緒にいかが
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醍醐寺、勧修寺、随心院
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追加エピソード
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神泉苑にて雨乞の祈祷を9回行い、そのたびに雨を降らせたとされ、「雨僧正」の通称があった。曼荼羅寺は仁海が一条天皇から小野氏邸宅の隣を寺地として下賜され、正暦2年(991年)に建立した寺である。
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鑑賞ポイント
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下表
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行事・特別公開
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3月最終日曜に‘はねず踊り’と観梅の催し
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お勧め建物
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特殊建物
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文張地蔵や化粧井戸、文塚
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お勧め文化財
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お勧め仏像
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木造阿弥陀如来坐像(平安時代後期)、木造金剛薩た(こんごうさった)坐像(鎌倉時代、快慶作)
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お勧め絵画
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四季花鳥図 襖絵他
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お勧め庭
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小町庭苑 - 竹林の中に文塚、小町榧、仁海供養塔、清瀧権現が点在する。小野梅園 - 境内には約230本の梅の木がある
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パワースポット
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花暦 花・時期
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唐棣(はねず)の梅があり、3月最終日曜に‘はねず踊り’と観梅の催し
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京都観光NAVI
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991年(正暦2年)の創建。本堂には、本尊如意輪観音坐像、定朝様式の阿弥陀如来像(重文)、快慶作金剛薩た像(同)を安置。ここは小野小町邸跡といわれ、小町作と伝える文張地蔵や化粧井戸、文塚などがある。唐棣(はねず)の梅があり、3月最終日曜に‘はねず踊り’と観梅の催し。梅の名所。真言宗。
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その他情報1
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隨心院は正暦2年(991)に創建された真言宗のお寺。界隈はかつて“小野郷(おののごう)”と呼ばれ、その名残は現在でもこの付近の地名からうかがい知ることができます。最寄りの地下鉄の駅も「小野駅」ですね。“冥土通い”の伝説で知られる小野篁(おののたかむら)など、文字通り小野氏が栄えたといわれるこの地域ですが、隨心院のある場所は、平安時代の歌人にして“絶世の美女”との誉れも高い“小野小町の屋敷跡”ではないかと伝わるそう! 境内には、小町が顔を洗ったという「小町化粧井戸」や、貴族から届いた文を埋めたと伝わる「小町文塚」など、伝説めいた史跡も遺ります。歴史のロマンに思いを馳せたら、お堂の中を拝観してみましょう
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その他情報2
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本堂 - 桃山期(1599年)の建築で寝殿造り。薬医門、大玄関、表書院 - 九条家ゆかりの天真院尼の寄進により寛永年間(1624年-1631年)に建造されたと伝える(なお、天真院尼の出自についてはあまり定かでない)。花鳥山水の図、虎の図などの襖絵がある。奥書院 - 江戸時代初期の建立。狩野派絵師による襖絵で装飾されている。能の間 - 九条家の寄進により宝暦年間(1753年-1764年)に建造された。1991年(平成3年)に改修工事が行われた。総門、庫裡 - 宝暦3年(1753年)二条家よりの移築、庫裡は同家の政所御殿であった。
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公的案内
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随心院総門(通用門)です。この奥に受付があります。
薬医門の方が立派です。薬医門はスライドをご覧ください。
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書院から眺める苔むす庭です。
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見事な極彩色の襖絵です。中に仏像が居られます。
狩野派の襖絵は別途スライドをご覧ください。 |
境内の外にある、小町化粧井戸です。文塚もあります。
お忘れなく、ご覧ください。 |
小町の歌碑です、境内受付け(庫裏)付近にあります。
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