週末のジャズ(第79回)Kenny Garrett&ジャズのスタイルを知る
今週のジャズはアルトサックスの「Kenny Garrett」を選んでみました。1960年生まれだから、56歳一番、油ののった世代でしょうか、とにかく格好がいい演奏で、最近のアルバムもYoutubeで聴くことが出来る。この人の評価はプロの解説書でも1-2作品程度しか選ばれていない。しかも、ばらばらであります。
ジャズのスタイルが異なるのか、さすがに1930年代のジャズ評論家もコメントに困るのでは思われます。
多くの楽団での経験に加え、マイルス・デイヴィスグループでも活躍した。実力者でもある。どれがいいのか迷うほど多くのアルバムがあります。しかし手許には2枚しかなく、Youtubeのお世話になりました。出来るだけ、プロの推すアルバムを中心に探してみました。2010年頃からのライブのアルバムも数多いので、プロの推す古いアルバムは一応、目安とした方がよさそうです。最近の演奏はとどまるところを知らない、実力を発揮していますので、是非、最近に絞っての演奏をお試しください。とりあえず、下の表の通り、いくつか検索しておきました。
①今週のジャズ
②ジャズのスタイル
今週のジャズにいたるまでのジャズスタイルを整理しています。ようやく、1920年代が終えました。今日の曲までに、あと約100年とジャズの歴史があるようです。変遷が良くまとっまた解説書*に基ずきアルバムを選曲してみました。ジャズの流れが判るかと思います。
ジャズのスタイルを知るアルバム その② | * | |
*参考 | 「読んでから聴く厳選ジャズ名盤」 小川隆夫編 | |
③ | ニュ-オリンズジャズ&デイキシーランドジャズ |
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ウイキペデアより | ディキシーランド・ジャズは、時としてホット・ジャズまたはニューオーリンズ・ジャズとも言われ、20世紀初頭にニューオーリンズで発達したジャズのスタイルで、ニューオーリンズのバンドが1910年代にシカゴやニューヨークに移動して広まった。ディキシーランド・ジャズは、ブラスバンドの行進曲、フランスのカドリーユ、ラグタイム、そしてブルースが集まり結びついてできた音楽で、ピアノ、ギターまたはバンジョー、ドラムス、コントラバスまたはテューバといったリズム・セクションを従えて、トランペット(またはコルネット)、トロンボーン、クラリネットが、ポリフォニックな即興演奏を行う。又、白人が演奏するニューオーリンズ・ジャズが、ディキシーランド・ジャズとも言われる | |
参考アルバム | ||
Louis Armstrong - Rhythm saved the world | ||
Jelly Roll Morton- Animule Dance | ||
George Lewis “Burgundy Street Blues” on American Music 531 | ||
④ | スイング ジャズ | |
ウイキペデアより | スウィング・ジャズは、1930年代から1940年代初めにかけて大流行した、白人が主体となって作られた大人数編成によるジャズの形態の一つ。黒人ブラスバンドやマーチングバンドと呼ばれるものとは、音楽的には直接の関係はないとされるが、ブラスバンドから発展したともいわれている大人数のジャズ、ビッグバンドの形態の一つ。前時代のディキシーランド・ジャズよりも人数的には大編成であり、即興演奏に重点が置かれるそれに比べ、約束事にコントロールされたアレンジが必要となった。その結果、ライブでもレコードと同じ演奏、甘く軽快でダンサブルな楽曲、大人数での調和などにその特色が見いだされる。 | |
参考アルバム | ||
Glenn Miller - In The Mood [HQ] | ||
Tommy Dorsey and His Orchestra - The Best Of Tommy Dorsey ( The Very Best of Jazz ) | ||
Benny Goodman and His Orchestra - Carnegie Hall Jazz Concert (live 1938) |
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