京都撮り歩き(41)嵯峨野の清涼寺を巡る
今日の京都撮り歩きは嵯峨野の清涼寺をご案内します。嵐山に行くには大阪(京都)からだと、阪急電鉄の嵐山駅、JRでは嵯峨嵐山駅、嵐電嵐山駅の3つの鉄道(短い、トロッコ観光鉄道もある)が入っています。
今日の清涼寺は渋谷・新宿と同じ様な混雑する、渡月橋・天竜寺・嵯峨竹林界隈から、少し、離れていますので、静かで、落ち着いた、嵯峨野を散策できます。
筆者は車で一気に回りましたが、徒歩で散策するには、手ごろな散歩コースです。最近は京都市内にバスの混雑が激しく、できるだけ、最寄の駅まで、鉄道を上手く使うのが、時間短縮の秘訣でしょうか、お勧めは嵐電で入る方法ですが、京阪・近鉄からは京都地下鉄を利用し嵐電天神川で乗り継ぐルートです。この嵐電沿線は見所の多い、寺院が数多くあります。筆者もまだ、訪れていない寺院があり、愉しみに残しています。
今日の清涼寺は嵯峨釈迦堂の名前で親しまれている、屈指の名刹で、国宝の釈迦如来立像と小堀遠州の手による、枯山水の庭、静かな回廊から眺める庭を巡って、穏やかな時間と空間をお愉しみください。伽藍を構成する、仁王門、塔、鐘楼(寄進者は要チェック)弁天堂など、本堂以外にも建物意匠の素晴らしさに驚きます。堂内以外の撮影は可能です。筆者は霊宝館をパスしましたが、是非いかがですか。
今週は徒歩でいくつか散策しますので、この、清涼寺は開門(9時)と同時ぐらいにお越しください。次は大覚寺、祇王寺、体力があれば、化野念仏寺まで、足を進めましょう。次回以降、しばらく、嵐山界隈を散策してみます。コロナの関係で、閉まったところもありますので、時期を見てからでもいいのでしょうか。
今日の寺社データ
ブログ公開日 | 2010/4/24 |
登録番号 | 京都撮り歩き(41) |
場所名 | 清涼寺 |
魅力メモ ウキペデア | 清凉寺は、京都府京都市右京区嵯峨にある浄土宗の寺院。山号を五台山と称する。嵯峨釈迦堂の名で知られ、中世以来「融通念仏の道場」としても知られている。宗派は初め華厳宗、後に浄土宗となる。本尊は釈迦如来、開基は奝然、開山はその弟子の盛算である。 |
アクセス・連絡先 | (交通)京都市営バス・京都バス「嵯峨釈迦堂前」バス停下車徒歩2分。JR嵯峨嵐山駅唐11分、嵐電嵐山駅から13分 |
行き先分類 | 落西 |
エリア分類8-2 | |
嵯峨野周辺散歩 | |
足を伸ばして一緒にいかが | 清涼寺、大覚寺、祇王寺、化野念仏寺 (滝口寺) |
追加エピソード | この寺の歴史には、阿弥陀三尊を本尊とする棲霞寺(せいかじ)と、釈迦如来を本尊とする清凉寺という2つの寺院が関係している。 |
鑑賞ポイント | 下記 |
行事・特別公開 | |
お勧め建物 | 仁王門(京都府指定文化財)本堂(釈迦堂) (京都府指定文化財)本堂北 渡り廊下からみた弁天堂弁天堂西 川中島大方丈と庭園狂言堂 |
特殊建物 | 仁王門(京都府指定文化財 本堂(釈迦堂) (京都府指定文化財) |
お勧め文化財 | |
お勧め仏像 | 本尊釈迦如来立像(国宝)及び地蔵菩薩立像(重要文化財)を安置 霊宝館には、阿弥陀三尊像、十大弟子像、四天王立像、文殊(もんじゅ)菩薩騎獅像、普賢菩薩騎象像、兜跋(とばつ)毘沙門天立像(いずれも重要文化財)等が安置 |
お勧め絵画 | |
お勧め庭 | 方丈前の庭は、ところどころに石を置いた枯山水の平庭で、小堀遠州作と伝えます。 |
パワースポット | |
花暦 花・時期 | 白梅・桜 |
京都観光NAVI | 五台山と号する浄土宗の寺である。 もとこの地には、源融(みなもとのとおる)の山荘棲霞観(せいかかん)があったが、これが後に寺となって棲霞寺と称した。永延元年(987)ちょう然(ちょうねん)上人が、愛宕山を中国の五台山に模して大清凉寺を建立しようとして志半ばで没し、弟子の盛算がその遺志を継いで棲霞寺内の釈迦堂をもって清凉寺としたのが当寺の起りである。 現在の本堂は、元禄14年(1701)徳川五代将軍綱吉(つなよし)、その母桂昌院(けいしょういん)、大阪の豪商泉屋(後の住友)吉左衛門らの発起により再建されたものである。本堂内には、本尊釈迦如来立像(国宝)及び地蔵菩薩立像(重要文化財)を安置する。 霊宝館には、阿弥陀三尊像、十大弟子像、四天王立像、文殊(もんじゅ)菩薩騎獅像、普賢菩薩騎象像、兜跋(とばつ)毘沙門天立像(いずれも重要文化財)等が安置されている。 このほか、境内には、奝然上人、源融、嵯峨天皇、檀林皇后の墓などがあり、境外北側墓地には、遊女夕霧太夫及び十萬上人の墓がある。右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町 |
その他情報1 | この釈迦像の模造は、奈良・西大寺本尊像をはじめ、日本各地に100体近くあることが知られ、「清凉寺式釈迦像」と呼ばれる。1954年に本像の背面にある背板(内刳部を蓋状に覆う板)をはずして調査したところ、内部から造像にまつわる文書、奝然の遺品、仏教版画など多くの「納入品」が発見された。これら納入品も像とともに国宝に指定されている。納入品のうち「五臓六腑」(絹製の内臓の模型)は、現存する世界最古の内臓模型であり医学史の資料としても注目される。その他、奝然の遺品としては、生誕仮名書付(臍の緒書き、最古の平仮名文字といわれる)や手形を捺した文書なども発見された。 |
その他情報2 | |
公的案内 | http://seiryoji.or.jp/ |
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