続自由時間のクラシック(259)ピアニストWanda Landowskaを聴く
今日の続自由時間のクラシックは今は亡き人、ポーランド出身の「Wanda Landowska」の演奏を聴いてみたいとおもいます。彼女は1956年に亡くなった人ですが、古楽器の鍵盤楽器の一つである、ハープシコード(チェンバロ)を復権させ、設計にも携わった人です。彼女はバッハを始めとするバロック作品はチェンバロで演奏すべきというの信念であったそうです。
チェンバロを蘇らせた第一人者といっても過言ではないと、指南書*にかかれていました。最近の現代ピアニストには、既に、歴史上の人物でしょうか、ご存知のない方もおられます。殆どの指南書に彼女の名前は登場しない時代となりました。せっかくですから、この機会に彼女の名演奏をいくつか聴いてます。
古いので、いいアルバムがみつかるか、心配でしたが、さすが、Youtubeです、いくつかの代表とするアルバムが聴けそうです。手許には1枚だけバッハの平均律クラヴィーア曲集がありました。指南書によると、彼女が72歳から77歳の頃に録音したそうです。リマスター版で、古さを感じることなく、愉しめました。
Youtubeで検索した結果を下に記します。指南書お勧めのアルバムに★印をつけておきましたので、是非いくつか、お試しください。今日は先ず「D. Scarlatti, Sonates pour clavecin」と「バッハのGoldberg Theme & Variations BWV 988」を聴く予定です。長時間のバッハ「The Well-Tempered Clavier 」はブログを纏める際にBGM感覚で聴いておきます。著作権の関係で、わが国でYoutube公開アルバムをブロックされることもあります。
*指南書 名盤大全器楽篇 音楽之友社 (5点も紹介してくれています。)
今日のお勧め曲
日時 2020・10・19
ジャンル 鍵盤楽器
音源 Youtube
演奏者 Wanda Landowska
読み ワンダ・ランドフスカ
国名 ポーランド
生年 1879
楽器分類 チェンバロ
手許CDアルバム数 1枚
Youtube検索結果より
Popular Wanda Landowska & The Well-Tempered Clavier videos★
Wanda Landowska (harpsichord) D. Scarlatti, Sonates pour clavecin★
Wanda Landowska plays Mozart Sonata KV 332 in F major (1938 rec.)★
J.S.Bach, Wanda Landowska, Harpsichord Goldberg Theme & Variations BWV 988★
Wanda Landowska plays Mozart Sonata No. 13 in B flat K 333
Wanda Landowska plays Haydn Sonata in E Flat Hob.XVI 49
François Couperin - Music for Clavecin - Landowska
Bach & the Landowska Legacy
Wanda Landowska (harpsichord) Couperin, pièces pour clavecin
Wanda Landowska plays three Polish Dances ★
演奏家・楽器他補足事項 ワンダ・ランドフスカは、ポーランド出身のチェンバロ奏者、ピアニスト。忘れられた楽器となっていたチェンバロを20世紀に復活させた立役者である、1939年の第二次世界大戦の影響により、学校や楽器・楽譜などを残したままアメリカに脱出(脱出直後にドイツ軍にことごとく接収された)。1941年にアメリカの市民権を取得する。アメリカに移住後も演奏活動を続けたが、老境に差し掛かっていたこともあり、次第に演奏活動よりも録音活動の方に活動の重きを置いた。1954年にニューヨークでラストリサイタルを開いた後、余生を個人レッスンに充て、1959年8月16日にレイクヴィルの自宅で亡くなった。
「The Well-Tempered Clavier videos」抜粋です。 全曲盤は著作権の関係で日本では聞けないようです。 |
「 D. Scarlatti, Sonates pour clavecin」です。 古いLPですがいかがでしょうか。 |
「Harpsichord Goldberg Theme & Variations BWV 988」です。 こちらもお勧めのアルバムです。 |
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