続自由時間のクラシック(568) 不滅の巨匠100からピアニストのAlfred Cortotを聴く
今日の続自由時間のクラシックはスイス出身のピアニストの「Alfred Cortot」もアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。昨日のピアニスト「ディヌ・リパッティ」のコンクールで、1位を推薦したのに、他の評論家の意見と食い違い、審査員を降りた、という方で、その後も「リパッティ」も面倒を見たことで知られています。フランス系のショーソン、ルーセルのピアノ曲作品を発掘したことでも有名です。テボー、カザルスと3人トリオで25年間も演奏を続け、アルバムが数多く残っています。ナチスの依頼で、演奏したことにより、戦後はしばらく、活動の制限を受けたとあります。
人となりをウキペデアからピックアップしてみますと、「ピアニストとして楽壇にデビューしたが、ワーグナーの作品に傾倒し、先輩であったエドゥアール・リスレール(1873年 - 1929年)に従ってバイロイトに赴き、1896年から1897年までバイロイト音楽祭の助手を務めた。1902年頃からは指揮者として活動、ワーグナーの『神々の黄昏』のフランス初演を行うなどした。1905年にはヴァイオリニストのジャック・ティボー、チェリストのパブロ・カザルスとカザルス三重奏団を結成、1920年代後半にいたるまで素晴らしい演奏を繰り広げたが、最終的にはティボーとの仲が疎遠になって解散した。第一次世界大戦後はピアニストとして欧米をあまねく巡演、広く賞賛を集めた。」とあります。
又「1919年に理想の実現のため、オーギュスト・マンジョとともに自らの音楽学校エコールノルマル音楽院を設立し、同年パリ音楽院を辞任した。さらに教育活動にも力を注ぎ、朝から公開レッスンを精力的に行った。エコールノルマル音楽院には彼の名を冠したサル・コルトーという響きの優秀なホールがある。コルトーが絶賛したがコンクールで優勝できなかったディヌ・リパッティを、審査員を降りるという行動で擁護、そして熱心にデビューを助けたりもした」とあります。Youtubeでもレッスン風景(マスタークラス)の動画が投稿されています。
手許には予想とおり、アルバムは非常に少なく、たった、7枚だけでした。Youtubeで早速、検索した結果、下のリストとおり、数多く見つかりました。指南書の推す、アルバムはほぼ聴けそうです。やはり、ショパン、シューマン、カザルストリオのアルバムに秀逸が揃っています。
数ある中で、「シューマンのピアノ曲集」を聴きながら、ブログを書くことにして、「ショパン バラード集 」、「Schumann's Kreisleriana 」、「Schubert Piano Trio No.1」と「Debussy Children's Corner of Debussy」の4点を今日は聴いてみる予定です。ショパンとシューマンは長編のアルバムがでています。是非、いかがでしょうか。短いアルバムは秀作が多く、視聴回数も多い曲が揃っています。
今日のお勧め曲
公開日 2022・2・9
演奏家名 Alfred Denis Cortot
読み アルフレッド・コルトー
音源 Youtube
出生地: スイス ニヨン
死亡: 1962年6月
分類 ピアニスト
知名度 巨匠
クラシック不滅の巨匠100 2008
・ ベートヴェン ピアノ三重奏曲7番 大公 カザルストリオ
・ シューベルト ピアノ三重奏曲1番カザルストリオ
・ フランク、フォーレ Vnソナタ
・ ショパン、ワルツ集、バラード集
・ ショパン 24の前奏曲
・ コルトーの芸術、ラヴェル、水の戯れ、ソナチネ他
人となりウキペデア他より 20世紀前半のフランスを代表するピアニスト、指揮者、教育者、著述家。コルトーは1877年フランス人の父とスイス人の母のもとスイスのリヨンで生まれ、幼い時から姉にピアノを学んだ。パリ音楽院予備科に入学するが、ここではあまり評価は高くなかったとも言われており、この頃、ピアノの演奏をサン・サーンスに酷評されたという話も残っている。しかし、1896年にパリ音楽院の最高賞である優等賞を与えられた.
推薦図書
・ クラシック不滅の巨匠100 2008 ◎
・ レコ芸500 2017
・ 名盤鑑定百科各篇 吉井
・ 200CD ピアノとピアニスト ピアノの秘密
・ クラシック不滅の名盤2007
・ 古樂CD100ガイド
・ 200CD古樂への招待、
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
手許CD(7) 詳細は添付リスト
Youtube検索結果より
視聴回数の多い短い曲抜粋
・ Alfred Cortot plays Chopin "Barcarolle" Op.60
・ Alfred Cortot: Chopin - Ballade No. 4 in F minor Op. 52
・ Cortot/Thibaud - Chausson: Concerto in D-piano, violin &
string quartet, Op. 21 - 1. Décidé 1/2
・ Alfred Cortot plays Chopin "Grande Polonaise Brillante"
・ Alfred Cortot: Chopin - Étude No. 3 in E major, 'Tristesse' Op. 10
・ Alfred Cortot plays Schumann Kinderszenen Op. 15
・ Alfred Cortot plays Ravel Sonatine
Chopin作品
・ Chopin by Alfred Cortot - Complete Piano Works / Nocturne op.9
No.2 + Presentation (Century's rec.) ★★★
・ Chopin Etudes op. 10 - Alfred Cortot (1933) ★★★
・ Chopin: Ballades, Cortot (1933) ショパン バラード集 コルトー ★★
・ Chopin: Piano Concerto No. 2, Cortot & Barbirolli (1935)
ショパン ピアノ協奏曲第2番 コルトー&バルビローリ ★★★
・ Chopin's Impromptu No. 1 Opus 29: A Selection Of The Earliest Recordings ★★★
・ ショパン/Chopin:バラード全集
Schumann作品
・ Schumann by Alfred Cortot - Kinderszenen, Kreisleriana,
Carnaval, Études Symphoniques + P° (Ct. rc.) ★★★
・ Alfred Cortot- Schumann Davidsbündlertänze, Op. 6
・ Alfred Cortot plays Schumann's Kreisleriana
(unpublished 1950s German radio recording) ★★
・ Schumann - Etudes symphoniques - Cortot ★★★
・ Schumann: Piano Concerto, Cortot & Ronald (1934)
シューマン ピアノ協奏曲 コルトー&ロナルド ★★★
・ Alfred Cortot plays Schumann Carnaval Op. 9
Casals trioアルバム
・ Schubert Piano Trio No.1 in B-flat major,Op.99,D.898
(Casals,Thibaud,Cortot 1926) ★★★
・ Mendelssohn Piano Trio No.1 in D minor,Op.49(Casals,Thibaud,Cortot 1927)★★★
・ Beethoven: "Archduke" Trio (1928) Cortot/Thibaud/Casals ★★★
・ Beethoven Trio for Piano,Violin and Cello No.7 in B★★★
Major,Op.97,Archduke(Casals,Thibaud,Cortot 1928)
・ Cortot Last Concert: Cortot & Casals Beethoven Sonata op.69
その他作曲家作品 追加検索ください。
・ Alfred Cortot plays Children's Corner of Debussy (full color) 1936 ★★
・ Franck: Prélude, Aria et Final, Cortot (1932) フランク 前奏曲、アリアと終曲 コルトー
・ フランク/Franck:ヴァイオリン・ソナタ ★★★
・ Faure Violin Sonata No.1 in A major,Op.13(Thibaud,Cortot 1927) ★★★
・ Fauré G Minor Piano Quartet and Arensky Quartet for Violin,
Viola and Two Cellos Recorded Live
・ Saint-Saëns: Piano Concerto No. 4, Cortot & Munch (1935)
サン=サーンス ピアノ協奏曲第4番 コルトー&ミュンシュ ★★★
・ ミックスリスト - アルフレッド・コルトー ★★★
・ Alfred Denis Cortot ★★★
指揮者追加情報 ピアニストとしてのコルトーは、ショパン、シューマンなどのロマン派、フランクからドビュッシーにいたるフランス近代を中心とした比較的狭い範囲をレパートリーとしていた。しかし、当時の録音技術や聴衆層の趣味の制約のため、断念した曲目も少なくない。美しいタッチと個性的なテンポ・ルバートを駆使した演奏は、深い詩情と多彩な感情を描き出した比類のないものであり、聴衆に大きな感動を与えた。
「Alfred Cortotの手許リスト」です。 いずれも古い録音ですが、7点も収集していました。 「Schumann Famous Piano Works」を聴きながら、ブログを纏めました。 |
「Chopin: Ballades」です。 数多いショパン作品からこれを選んでみました。 長編のアルバムも投稿されています。 |
「 Schumann's Kreisleriana 」です。ラジオ放送だそうです。 シューマンは数多く検索できます。 |
「Schubert Piano Trio No.1」です。 検索すると、まだまだありそうです。 |
「Children's Corner of Debussy」です。 古い録画が出ていました。ピアノ伴奏曲もお勧めです。 |
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