続自由時間のクラシック(566) 不滅の巨匠100から指揮者の Sir Thomas Beechamを聴く

 今日の続自由時間のクラシックはイギリス出身の薬会社の御曹司であり、イギリスの音楽業界に貢献した、「Thomas Beecham」のアルバムをいくつか聴いてみることにします。来日されたことがなく、日本での知名度は低い指揮者ですが、財力を後ろ盾に、次々とオーケストラを創設し、採算を無視しながらも、イギリスの音楽界を育てた指揮者で、ウキペデアにも面白い逸話がいくつか有りますので、一読ください。

 ピックアップしますと「ビーチャム製薬(現:グラクソ・スミスクライン)の御曹司として裕福な家庭に生まる。ピアノを学んだり家に来た音楽家から各種楽器や作曲を学び、また父に連れられて国内外のコンサートやオペラ上演を鑑賞したりもしたが、結局、学校での音楽の専門的教育は受けなかった(後年、モーリッツ・モシュコフスキらから学びなおしている)。オックスフォード大学に短期間在籍(中退)後、アマチュア・オーケストラの指揮者などを経て、1899年にハンス・リヒターの代役でハレ管弦楽団を指揮し、プロの指揮者としてデビューを飾った。一説には適当な代役がいなかったため、楽員が冗談半分で推薦したところ、本当に指揮台に上がったということである」とあります。

 又、「ドイツの大作曲家のいわゆる「3大B」(バッハ、ベートーヴェン、ブラームス)のことを少々意地悪に、音楽史上の「3大退屈男」と呼んだことがある。とはいえ、はなから拒絶したわけでもなく、ベートーヴェンは全交響曲や協奏曲をしばしば演奏し、レコーディングも行っている。交響曲に関しては第2番と第7番が十八番だったようであり」ともいわれています。全体に録音時期はが古いですが、音質は良いとおもいます。

 なぜか、手許に指南書と関係なく、7枚も収集していました。再度、指南書を読みながら、Youtubeで追加検索した結果を下に記します。意外なアルバムが、視聴回数がおおく、焦点を絞るのに悩みましたが、殆ど聴くことのないアルバムも含めて、手許の「」を聴きながら、ブログをまとめ、「Handel-Beecham 'Love in Bath' Suite」、「MOZART: Clarinet Concerto」、「Delius: Brigg Fair」と「Rimsky-Korsakov - Le coq d'or Suite」の4点を聴くことで選んでみました。「Delius」については思いいれのある、長時間のアルバムもあります。★★★は名演といわれているアルバムです。いくつかトライください。ベートヴェンの7番はみつからなかった。

今日のお勧め曲

公開日                        2022・2・7

演奏家名                      Sir Thomas Beecham

読み                          トーマス・ビーチャム

音源                           Youtube

出生地:                          イギリス

死亡:                          1961年3月

分類                            指揮者

知名度                          巨匠 

クラシック不滅の巨匠100 2008推薦 

モーツアルト 交響曲 第41番

モーツアルト  クラリネット協奏曲、ファゴット協奏曲

デイーリアス 管弦楽曲集

ヘンデル オラトリオ全曲、(メサイヤ)

ロリポップス 管弦楽名曲集

人となりウキペデア他より 1879年4月29日、英国ランカシャー生まれの指揮者。1961年3月8日ロンドンにて没。オックスフォード大学を中退し、ウッドとモシュコフスキに個人的に作曲を師事した他は、ほとんど独学で音楽を学んだ。1898年、急病のハンス・リヒターの代わりにハレ管弦楽団を指揮してデビュー。1909年には大富豪であった父の財産をつぎ込んで、ビーチャム交響楽団を設立、R.シュトラウスなどの作品を英国に紹介した。1932年、ロンドン・フィルを創設、1946年にはロイヤル・フィルを組織し、亡くなるまで指揮者を務めた。莫大な私財を投じて英国楽壇に貢献した功績は大きく、指揮者としては同時代の作曲家ディーリアスの作品の紹介に務めたことでも知られている。

推薦図書

レコ芸500 2017

クラシック不滅の巨匠100 2008 ◎

クラシック不滅の名盤2007

名盤鑑定百科各篇 吉井

私だけのクラシック1001 宮城谷

200CD指揮者とオーケストラ

私だけのクラシック1001 宮城谷

手許CD(7) 詳細は添付リスト

Youtube検索結果より 

視聴回数の多い短い曲抜粋

Musik: Archiv: Sir Thomas Beecham Lollipops ★★★ (17点)

Frederick Delius - Over the Hills and Far Away

Puccini La Boheme (ACT 1 1/2) Björling/de los Angeles/Sir Thomas Beecham ★★★

Puccini La Boheme (ACT 1 end 2/2) Björling/de los Angeles/Sir Thomas Beecham

      ★★★

Clarinet Concerto in A, K. 622: II. Adagio

Beecham - Peer Gynt Suite (Grieg) - Anitra's Dance

Handel-Beecham 'Love in Bath' Suite - Sir Thomas conducts ★★

20分以上のアルバム抜粋

MOZART作品

MOZART: Symphony No. 41 in C major KV 551 "Jupiter"

      / Beecham · Royal Philharmonic Orchestra ★★★ 

MOZART: Clarinet Concerto in A major KV 622 / Brymer ·

      Beecham·Royal Philharmonic Orchestra ★★

Mozart Symphonies - Sir Thomas Beecham, Royal

Delius作品

Delius - Complete Works : Florida Suite .. + Presentation 

     (Century's record. : Sir Thomas Beecham) ★★★

Delius: Brigg Fair - Beecham 1958 ★★

Delius: Piano Concerto - Beecham -Betty Humby piano

その他

Handel - Love in Bath, The Gods Go A’Begging, Amaryllis Suite + P°

      (Ct.rec.: Sir Thomas Beecham) ★★★

HANDEL: Messiah HWV 56 / Beecham · Royal Philharmonic Orchestra

HANDEL MESSIAH Part 1 - 2 SIR THOMAS BEECHAM

Rimsky-Korsakov, Borodin - Scheherazade,

      Polovtsian Dances (reference recording: Sir Thomas Beecham) ★★★

Rimsky-Korsakov - Le coq d'or Suite - Beecham ★★(黄金のコッカレル

Grieg - Peer Gynt, Morning Mood, Solveig's Song,

       In the Hall of the Mountain King (Cr.: S.T.Beecham)

MENDELSSOHN: Violin Concerto in E minor op. 64 / 

          Heifetz · Beecham · Royal Philharmonic Orchestra ★★★

Sir Thomas Beecham, Mendelssohn - Symphony No.4

Bizet - L' Arlésienne Suites Nos.1 & 2 (recording of the Century: Sir Thomas Beecham)

   ・まだまだ、あります、是非追加検索してお愉しみください。

指揮者追加情報 ビーチャムは1907年以来ディーリアスと親交を結び、ディーリアスの詩情あふれる音楽を高く評価し、数多く演奏してイギリスのコンサート・プログラムに定着させた。またディーリアスの作品中、出来が今一つな作品を手直しして、いわゆる「ビーチャム校訂版」を広く知らしめた。ディーリアスは自身の作品に他人の手が入ることを極度に嫌っていたが、ビーチャムのアドバイスが的を射ていたものだったため、ビーチャムだけを例外としたのである。なお、ビーチャムはディーリアスの印象を「枢機卿のようだ」と回想している。また、ウォルター・レッグ曰く「ディーリアスはビーチャムが完全に自己同化できる作曲家」だった。


「Thomas Beechamの手許リスト」です。
意外と7枚も集めていた様です。
管弦楽曲集を聴きながら、ブログを書きました。

「Handel - Love in Bath」です。この曲は始めてとなります。

「MOZART: Clarinet Concerto」です。
モ-ツアルトの交響曲#41も聴くことができます。

「Delius: Brigg Fair 」です。個別に聴いて見ます。

「Rimsky-Korsakov - Le coq d'or Suite (黄金のコッカレル)」です。
この曲は始めて聴くことになります。グリーグの曲もお勧めです。

追記
先週、コロナワクチンの3回目を接種することができました。前の2回とおなじ、ファイザー製で、少し、腕に痛みがありましたが、2日ぐらいで、平常に戻りました。大阪も蔓延しているだけに、不安でしたが、ほっとしたところです。家内の方も、ようやく、接種券が届いたとこと。皆様も、是非、ワクチンをうって、不安を軽減しましょう。

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