続自由時間のクラシック〔569〕室内楽団の巨匠、Juilliard String Quartetを聴く

 今日は指揮者や、演奏家個人からはなれて、指南書の推す、室内楽団の巨匠の「Juilliard String Quartet」を選んで聴いてみることにします。室内楽団については、古樂と管楽器の楽団を採り挙げていますが、現代名室内楽団については、何故か失念していました。手許のジャンルとしては、四重奏団、五重奏団や６，７，８重奏団まで、膨大な演奏団体が、あり、難解で「ツウ以外は手を出してはいけない」世界の様にいわれていますが、最近はいい指南書が出ていますので、睡眠導入用に、是非、守備範囲を広げてはいかがでしょうか。

　今日の指南書（クラシック不滅の巨匠１００）では２つの室内楽団だけを推薦し、主なアルバムが示されています。今日の「Juilliard String Quartet」はメンバ４人の変遷が多く、第１Ｖｎだけでも、５代目となっていまして、アルバム検索が難しい楽団でした。カルテットの名曲もたくさんあります。指南書「カルテットの名曲名演奏　渡辺和著」が詳しいのいで、お勧めします。

　さて、前置きが長くなりました。本題にはいります。今日の「Juilliard String Quartet」についてはウキペデアでも情報が少なく、いつものピックアップも少ない情報となります。先ず「ヨーロッパ出身の弦楽四重奏団のような民族色はないが、完璧なアンサンブル、緻密で明快な音楽解釈、高度な統一感のもたらす音楽表現の広さにより、現代の弦楽四重奏団の最高峰の一つとされている。」とあり、さらに「1947年ベルクの抒情組曲で衝撃的にデビュー。さらにバルトークの弦楽四重奏曲全曲録音によって、その地位は不動のものとなる。バッハ、ハイドンから、近・現代のウェーベルン、シェーンベルクまで膨大なレパートリーを誇る。２代目は第1ヴァイオリンのジョエル・スミルノフ、第2ヴァイオリンのロナルド・コープス、ヴィオラのサミュエル・ローズ、チェロのジョエル・クロスニックの4名。」とありました。

初代の第１Ｖｎがロバートマンで、１９４６年ー１９９７年まで、続けた偉大な演奏家です。構成メンバ変遷はウキペデアが詳しいので、一読ください。今日は作曲家が異なり、且つ、古い演奏、新しい演奏が混在するという、室内楽団のＹｏｕｔｂｅ検索でした。

　Ｙｏｕｔｕｂｅで検索した結果を下にしるします。筆者の手許のほうはかなり揃っていますので、充分満足できますが、興味がもたれたら、是非、お近くの図書館で、探して、お借りになることをお勧めします。いつものように指南書の推す、アルバム検索から始め、Ｙｏｕｔｕｂｅのおかげで、ほぼ、揃った様です。このブログでは弦楽四ー八重奏曲で既に採りあげている、ベートーヴェン、モーツアルト、バルトークのＳＱ作品はあえて、今回は省きます。

　聴く機会の少ないＳＱ作品から「Haydn, String Quartet Op 74 No 1」「Anton Webern: 5 Satze Fur Streichquartett」、「choenberg - String quartet n°1」、「DVORAK, String Quartet No 6 American」と「Schubert String Quartet/'Death and the Maiden」はいかがでしょうか。勿論、定番ＳＱスタンダードのベートヴェンの１３-１５番、モーツアルトのハイドンセット、バルトークの３-５番は是非お勧めします。

今日のお勧め曲

公開日 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０２2・２・１０

演奏家名 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Juilliard String Quartet

読み 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジュリヤード四重奏団

音源 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｙｏｕｔｕｂｅ

国名 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニューヨーク州 ニューヨーク

結成 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１９４６年

解散 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ー

規模・メンバ 　　　　　　　　　　Ｖｎ２，Ｖａ１，Ｖｃ１　　メンバーの変遷あり

分類 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　室内楽団

知名度 　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　巨匠　

クラシック不滅の巨匠１００　２００８　

・ ベルク　抒情組曲

・ ウエーベルン　弦楽四重奏のためのつの楽章

・ バルトーク　弦楽四重奏曲全集

・ モーツアルト　弦楽四重奏曲第１４－１９番　ハイドンセット

・ ヤナーチェク弦楽四重奏曲第１番　クロイツエルソナタ

・ ヤナーチェク弦楽四重奏曲第２番　内緒の手紙

・ メンデルスゾーン弦楽四重奏曲第２，３番

人となりウキペデア他より 1946年、ジュリアード音楽院の校長であった作曲家ウィリアム・シューマンの提唱により創設。同音楽院の教授で構成され、1947年ベルクの抒情組曲で衝撃的にデビュー。さらにバルトークの弦楽四重奏曲全曲録音によって、その地位は不動のものとなる。バッハ、ハイドンから、近・現代のウェーベルン、シェーンベルクまで膨大なレパートリーを誇る。第1ヴァイオリンのジョエル・スミルノフ、第2ヴァイオリンのロナルド・コープス、ヴィオラのサミュエル・ローズ、チェロのジョエル・クロスニックの4名。

推薦図書

・ クラシック不滅の巨匠１００　２００８　◎

・ レコ芸５００

カルテットの名曲・名演奏　渡辺和

・ モ－ツアルト名盤大全

・ クラシック名盤大全　室内楽編

・ ２００CD協奏曲　立風書房

・ 私だけのクラシック１００１　宮城谷

手許ＣＤ（約５０） 詳細は添付リスト

Youtube検索結果より　

視聴回数の多い短い曲抜粋

・ Juilliard String Quartet performs Bach Art of Fugue, Contrapuncti 1 - 4

・ Dvoｒｚak: String Quartet No.12 In F Major, Op.96, B.179 - 

　　　　　"American" - 4. Finale (Vivace ma non...

・ Bela Bartok: String Quartet No. 5 (1934),

・ Beethoven String Quartet No.14 in C-sharp minor, Op.131

・ Samuel Barber - "Dover Beach", Op. 3 Fischer-Dieskau, Juilliard Quartet

・ Haydn, String Quartet Op 74 No 1, No 57 , Juilliard String Quartet　★★

・ Anton Webern: 5 Satze Fur Streichquartett, Op. 5 - 1. Heftig Bewegt 

　　　　　Juilliard Quartet　★★

Beethoven作品

・ Beethoven Quartet No. 1 In F Major The Early Quartets ★★★

　　　　　The Julliard Quartet (1971/2020)

・ Beethoven Quartet In A Minor Op. 132 Juilliard String Quartet ?1964/2019

・ Juilliard String Quartet - Beethoven Quartet In C-Sharp Minor, Op. 131

・ Beethoven: String Quartet No. 11, JuilliardSQ (1960) ベートーヴェン

　　　　　 弦楽四重奏曲第11番 ジュリアード四重奏団

・ Beethoven, String Quartet No 11 In F Minor, Op 95 , Juilliard String Quartet

・ Beethoven: String Quartet No. 16, JuilliardSQ (1960) ベートーヴェン

　　　　　 弦楽四重奏曲第16番 ジュリアード四重奏団

・ Beethoven, String Quartet No 16, Juilliard String Quartet

・ Beethoven - Late String Quartets　★★★

　　W.A.Mozart作品

・ W.A.Mozart Latter String-Quartet Selection [ Juilliard-SQ ] (1962)

String Quartet No. 14 in G Major, K. 387, "Sring"

モーツァルト 弦楽四重奏曲 第15番 ニ短調 K 421 Mozart:String Quartet No.15

String Quartet No. 17 "Jagt" (Mozart) - The Juilliard String Quartet

・ Mozart: String Quartet No. 19, JuilliardSQ (1957) モーツァルト 

　　　　　弦楽四重奏曲第19番 ジュリアード弦楽四重奏団

・ ミックスリスト - W.A.Mozart Latter String-Quartet ★★★

Bartok作品★★★

・ Bartok - String quartet n°1 - Juilliard 1963

・ Bartok - String quartet n°2 - Juilliard I 1949

・ Bartok - String quartet n°3 - Juilliard 1963

・ Bartok: String Quartet No. 4, JuilliardSQ (1963) バルトーク 弦楽四重奏曲第4番

　　　　　 ジュリアード弦楽四重奏団

・ Bartok: String Quartet No. 5, JuilliardSQ (1963) バルトーク 弦楽四重奏曲第5番

　　　　　 ジュリアード弦楽四重奏団

Bartok - String quartet n°6 - Juilliard 1963

・ その他

・ choenberg - String quartet n°1 - Juilliard SQ 1952　★★

・ Berg / Juilliard String Quartet, 1950: Lyric Suite for String Quartet - Complete

・ DVORAK, String Quartet No 6 American, Juilliard Quartet　★★

・ Juilliard String Quartet - Dvorak Quartet, Opus 61 & Wolf Italian Serenade

・ Schubert: String Quartet No. 14, JuilliardSQ (1959) 

　　　　　シューベルト 弦楽四重奏曲第14番 ジュリアード弦楽四重奏団

・ Schubert String Quartet/'Death and the Maiden'/Juilliard string Quartet　★★

・ Schumann, Piano Quintet Op 44, Leonard Bernstein, Piano and Juilliard String Quartet

・ Juilliard String Quartet: Beethoven, Schubert, Mozart...　★★★

演奏家追加情報 バルトーク以降の現代音楽で積極的に演奏を行うほか、モーツァルトやベートーヴェンなどの古典でも演奏を残している。またバルトークやヒンデミット、エリオット・カーターなど、近現代の作曲家の全集を録音するなどレパートリーは広く、20世紀後半以降の音楽界への貢献は大きい。

「Juilliard String Quartetの手許リスト」です。５０枚程揃っていました。
ラヴェルとドビュシーのＳＱを聴きながら、ブログをまとめます。

「Haydn, String Quartet Op 74 No 1,」です。レコードが投稿されていました。

「 Webern: 5 Satze Fur Streichquartett, Op. 5」です。
短い曲集ですが、いくつか聴くことができます。

「choenberg - String quartet n°1」です。
今回、初めて聴く曲です。

「Schubert String Quartet/'Death and the Maiden'」です。
こちらも名曲です。いかがですか

追記

最近、古いＰＣ（ＤＥＬＬ　Ｅ５５１０）が、くたばってきたのか、グーグルの動作が遅く、新しいＰＣの購入も考える時期かとも思っています。比較的、新しいＰＣで原稿を作り、最終は古い、ブログ投稿用のＰＣに移すことにしています。ブログ専用に非常に古い、マイクロソフトのＯＳ、エクセル、アクセス（アマゾンもあり）などのソフトを替える勇気がありません。１極集中ＰＣの引越しをどうするか、我が家には計５台のＰＣ（タブレットＰＣもいれると）もあるのですが