名作をYoutubeで聴く(66) 現代小説の三浦綾子を聴く

 今日の名作をYoutubeで聴くは、北海道、旭川出身の「三浦綾子」の作品をいくつか聞いてみることにします。予定では「曽根綾子」さんを計画していましたが、思うようにYoutubeで検索しても、見つからず、批判的な投稿も多いので、あきらめることにしました。

 こちらの綾子さんのほうも、手許にCD文庫は保有しておりませんが、書棚に数点保有していますので、朗読版がないか、検索してみました。主な作品2点(氷点、塩狩峠)は聴くことができそうです。彼女は病を押して、作家活動をした人で病歴を数多くウキペデアでも紹介されています。闘病中に洗礼をうけたそうです。

 人となりをピックアップしますと「1961年、『主婦の友』募集の第1回「婦人の書いた実話」に「林田 律子」名義で『太陽は再び没せず』を投稿し入選。翌年、『主婦の友』新年号に「愛の記録」入選作として掲載される。1963年、朝日新聞社による大阪本社創刊85年・東京本社75周年記念の1000万円(当時の1000万円は莫大な金額であった)懸賞小説公募に、小説『氷点』を投稿。これに入選し、1964年12月9日より朝日新聞朝刊に『氷点』の連載を開始する。この『氷点』は、1966年に朝日新聞社より出版され、71万部の売り上げを記録。大ベストセラーとなり、1966年には映画化された(監督:山本薩夫、出演:若尾文子)。また数度にわたりラジオドラマ・テレビドラマ化されている。ちなみに、日本テレビ系番組『笑点』は、このころベストセラーであった『氷点』から題名を取ったと言われる。」と「氷点」が出世作といわれ、その後、1999年に病で亡くなるまで、膨大な作品を残されています。1980年以降の作品をウキペデアから抜粋しています。

また、「2014年10月に三浦光世が死去し、その遺言により夫妻が生活していた自宅は三浦綾子記念文化財団に寄贈された。2016年2月、三浦綾子記念文化財団は三浦家家屋検討委員会を設置して自宅の保存と活用を協議したが、現地保存は維持管理や費用面から難しく、全面移築にも多額の費用がかかるため、書斎などを三浦綾子記念文学館に移築して保存することとなった。これとは別に、1961年から1971年まで暮らした旧宅の一部が和寒町に1999年に移築され、塩狩峠記念館として公開されています。

 今日のYoutube検索には断片的な解説作品もありますが、著作権上公開が限定されている中で見つけた「氷点」、「塩狩峠」と「光りあるうちに」の3点を聞いてみることにします。

三浦綾子をYoutubeで聴く

公開日                       2022・2・36

作家名                         三浦綾子

読み                            マ行

音源                          Youtube

出生地:                       北海道旭川市

死亡:                       1999年10月

分類                          現代小説

受賞歴ほか

  ・  1996年、北海道文化賞受賞。

1999年、彼女の名にちなんだ三浦綾子文学賞が設立された。現在でも続いている。

代表作 デビュー作 『太陽は再び没せず』(1961年)

『氷点』(1965年)

『塩狩峠』(1968年)

『細川ガラシャ夫人』(1975年)

『天北原野』(1876年)

『泥流地帯』(1977年)

『母』(1992年)

年譜と作品抜粋 1980年以降を抜粋

『千利休とその妻たち』主婦の友社 1980 のち新潮文庫

『海嶺』朝日新聞社 1981 のち文庫、角川文庫

『青い棘』学習研究社 1982 のち講談社文庫

『愛の鬼才 西村久蔵の歩んだ道』新潮社 1983 のち文庫

『水なき雲』中央公論社 1983 のち文庫

『嵐吹く時も』主婦の友社 1986 のち新潮文庫

『雪のアルバム』小学館 1986 のちライブラリー、文庫

『草のうた』角川書店 1986 のち文庫

『夕あり朝あり』新潮社 1987 のち文庫

『ちいろば先生物語』朝日新聞社 1987 のち文庫、集英社文庫

『あのポプラの上が空』講談社 1989年9月22日 第一刷発行 のち文庫

『われ弱ければ 矢嶋楫子伝』小学館 1989 のちライブラリー、文庫

『母』角川書店 1992 のち文庫

『夢幾夜』角川文庫 1993

『銃口』小学館 1994 のち文庫

『命ある限り』角川書店 1996 のち文庫

『雨はあした晴れるだろう』北海道新聞社 1998 のち角川文庫

ウキペデアほかより抜粋 日本の女性作家。北海道旭川市出身。旧姓:堀田(1922-1999)旭川生れ。17歳で小学校教員となったが、敗戦後に退職。間もなく肺結核と脊椎カリエスを併発して13年間の闘病生活。病床でキリスト教に目覚め、1952(昭和27)年受洗。1964年、朝日新聞の一千万円懸賞小説に『氷点』が入選、以後、旭川を拠点に作家活動。主な作品に『塩狩峠』『道ありき』『天北原野』『銃口』など。1998(平成10)年、旭川に三浦綾子記念文学館が開館。三浦 綾子は、。結核の闘病中に洗礼を受けた後、創作に専念する。

手許CD()

Youtube検索朗読作品

   ・ 三浦綾子 『氷点』 読書会(2015 5 30)★★

朗読のひととき 朗読 福裕子 三浦綾子作「塩狩峠」★★

三浦綾子『道ありき』リーディングシアター(朗読劇)「三浦綾子の青春時代」

2021 06 29 三浦 綾子・苦難に 立ち向かう 希望の文学

    (前編)/森下 辰衛・特別 研究員・三浦綾子 記念文学館・2014年 4月24日 放送 

     NHK ラジオ深夜便 1 ★★★

声でつづる 昭和人物史【 三浦綾子 】自作を語る ベストセラーからの出発・氷点」

     (1)(1986(昭和61)年7月27日放送

三浦綾子 光りあるうちに ドキュメント ★★

【作家:三浦綾子】#1/4「三浦文学と私のささやかな繋がり」と

     「田中 綾教授が三代目館長を引き受けられたココロ」とは【三浦綾子記念文学館】

三浦綾子と聖書 長編

三浦綾子 フォト文学(ムービー版)『果て遠き丘』001 春の日-1

人生の一番の勉強【三浦綾子の名言】


「三浦綾子 『氷点』 読書会」です。冒頭解説があります。

「三浦綾子作「塩狩峠」」です。聴きやすい、語りで素晴らしい朗読です。

「光りあるうちに」です。こちらもいかがでしょうか


コメント

このブログの人気の投稿

名作をYoutubeで聴く(29) 山本周五郎&松本清張の作品を聴く

名作をYoutubeで聴く(30) 藤沢周平&乃南アサの作品を聴く

名作をYoutubeで聴く(36) 新田次郎作品を聴く