続自由時間のクラシック(562) 不滅の巨匠100から指揮者(オルガン・チェンバロ奏者)のKarl Richter を聴く

  今日の続自由時間のクラシックはドイツ出身の巨匠「Karl Richter」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。「Karl Richter」といえばJSバッハの宗教音楽が浮かび、難解なクラシック曲で、筆者も出来るだけ避けてきているジャンルです。今日は勇気にもって、「Karl Richter」のアルバムに挑戦しようと思っています。レコ芸500シリーズではバッハ、ヘンデルを中心に11点推されています。尚、ピアニストの巨匠にも同じ「 Richter 」の「Sviatoslav Richter 」がいます。

 作品群には、受難曲、カンタータ、オラトリオ、レクイエム曲などがああります。キリスト教を信捧されている方なら、良く、内容、使い分けもをご存知かと思いますが、筆者のような、仏教徒には、判らない、世界です。今日は「Richter」の曲を聴く前に宗教色の強い、曲の使い分けをウキペデアで、簡単に調べ、事前知識を得て聴くことにしました。

 「Richter」の場合、オルガン奏者と指揮者では、妥協を廃した、潔癖性を真骨頂とする、高潔の演奏家といわれています。いつもの様に人となりを抜粋してみますと、フルート奏者の「オーレル・ニコレ」が「Richter」の葬儀の追悼で、「カール・リヒターは、ルター(宗教家)の文章を引用して、こう言いました。『生きている限り、私は音楽を学び、音楽を自分に叩き込まなくてはならない。ただ単に暗譜するとか、芸術的に演奏できるようになればいいというのではなく、文字通り完全に。』カール・リヒターは、そんな生き方をした人でした。これほどの精神をもった人がかつて存在し、これからも良き模範であり続けるのは、私たちにとってこの上ない励みになります」とありました。牧師の子供であっただけに、真さに神とともに霊的に生きた、演奏家だったそうです。

 来日は2度ほどあるようで、「1969年、ミュンヘン・バッハ管弦楽団および同合唱団を率いて来日。受難曲、カンタータ、また個人でもオルガン、チェンバロを演奏。これらの来日公演の一部はNHKによって収録、放送され、一部はアルヒーフの国内制作にてLP・CD化された、1979年には単身で再来日し、オルガンとチェンバロのリサイタルを開いた。これも一部の公演はCD化されている。」とあります。

 受難曲、カンタータ、オラトリオ、メサイヤの内容と宗教上の使い分けと演奏スタイルについてはウキペデアが詳しく説明していますので、御一読ください。

 今日の「Richter」はJSバッハとヘンデルの合唱曲、オルガン曲、合奏曲、さらにハイドンの交響曲と広い範囲のアルバムが残っています。随分時間をかけて、検索してみましたが、まだまだ、不十分だとおもいます。同曲・異演奏のアルバムがかなりあります。

 今日は4点に絞るには悩みました。申し訳ない選曲ですが、JSバッハから2点「 Passacaglia & Fugue」、「Brandenburg Concerto No.3」とヘンデル、ハイドンから2点、「Handel Georg Friedrich - 6 Organ Concertos」と「Haydn Symphony No.94」の計4点と厳選しました。Youtubeで検索したリストは併記していますので、何時でも。再検索して、お聴きになれます。時間の許す限りいかがでしょうか。バッハ曲は睡眠導入に丁度いいので、眠るまえにかけるようにしています。バッハのアルバムは全て★★★扱いで、お勧めします。

今日のお勧め曲

公開日                       2022・2・1

演奏家名                        Karl Richter

読み                          カール・リヒター

音源                          Youtube

出生地:                        ドイツ プラウエン

死亡:                         1981年2月

分類                        指揮者・オルガニスト

知名度                         巨匠 

クラシック不滅の巨匠100 2008  (注:ウキペデアにも主な作品リストが出ています。)

JSバッハ マタイ受難曲

JSバッハ ヨハネ受難曲

JSバッハ クリスマス・オラトリオ

JSバッハ 教会カンタータ

ヘンデル オルガン協奏曲集

人となりウキペデア他より 鍵盤奏者、指揮者。1926年ドイツプラウエン生まれ。81年没。11歳の時、ドレスデン聖十字架教会の音楽学校で学ぶ。46年ライプツィヒでシュトラウベ、ラミンらに師事。その後、聖トマス教会、ミュンヘンの聖マルコ教会のオルガニストを経て、53年ミュンヘン・バッハ合唱団を組織(管弦楽団は55年設立)、指揮活動に入る。『マタイ受難曲』の演奏で注目を集め、オルガン、チェンバロ奏者、指揮者として活躍。バッハ演奏家として名声を博す。

推薦図書

クラシック不滅の巨匠100 2008 ◎

レコ芸500 2017

名盤鑑定百科各篇 吉井

200CD 指揮者とオーケストラ

クラシック不滅の名盤2007

私だけのクラシック1001 宮城谷

手許CD(約30) 詳細は添付リスト

Youtube検索結果より 

視聴回数の多い短い曲抜粋

Bach-Richter-Brandenburg Concerto No.3 (HD) ★★★

Bach-Richter-Brandenburg Concerto No.5-part 1 of 2 (HD)

BWV 538 - Toccata und Fuge in d-moll - Karl Richter 1/2

Johann Sebastian Bach - Orchestral Suite No. 3 D-dur (BWV 1068) ★★★

Johann Sebastian Bach - Toccata e fuga in Re minore (Karl Richter all'organo a canne)

Karl Richter - Passacaglia & Fugue In C Minor - BWV 582 (1969) ★★★

Karl Richter: J.S. Bach Brandenburgische Konzert Nr.2 F-dur BWV 1047

Haendel Organ Concerto Op 4 No 4 F major Karl Richter

  Bach 作品

[Karl Richter] Bach: Magnificat in D, 1962

Bach - Kantaten / Cantatas / Cantates + Presentation 

     (recording of the Century : Karl Richter) ★★★

Bach - Passacaglia BWV 582 - Karl Richter - Organ

Bach "H-Moll-Messe" -- Karl Richter -- Janowitz -- Töpper -- Laubenthal -- Prey 1969

Bach Christmas Oratorio, BWV 248 - Complete Oratory - Karl Richter★★★

Bach, Johannespassion BWV 245 Karl Richter★★★

Bach: Mass in B minor, BWV 232 | Karl Richter★★★

J.S. Bach Harpsichord Concerto in D minor BWV 1052, Karl Richter

J.S.Bach - Six Partitas (Karl Richter)

J.S.Bach Cantatas Karl Richter ★★★

J.S.Bach Trio Sonatas for Organ BWV 525-530, Peter Hurford

J.S.バッハ ≪音楽の捧げもの≫ BWV1079 カール・リヒター Das Musikalische Opfer ★★★

バッハ《マタイ受難曲》全曲(1/2)カール・リヒター(1958)★★★

  Handel 作品

Handel Georg Friedrich - 6 Organ Concertos , Op. 4 

     (Karl Richter & Munchener Bach Orchester) ★★★

G.F. Handel MESSIAH, Karl Richter ★★★

Handel Organ Concertos Op 7 Karl Richter Münchener Bach Orchester

Georg Friedrich Handel. Samson by Karl Richter

Händel-Richter-Organ Concerto-Op.7, No.1 (HD) ★★★

Handel Music for the Royal Fireworks HWV 351 Karl Richter

Karl Richter - Maurice Andre - Telemann & Handel Trumpet Concertos - Side 2

Händel: Organ Concerto No. 6, Richter (1959) 

     ヘンデル オルガン協奏曲第6番 リヒター★★★

Haydn作品

Aurèle Nicolet: Mozart / Gluck / Haydn 

     (1/2: Mozart - Karl Richter: Münchener Bach Orchester) ★★★

Karl Richter - Joseph Haydn Symphony No.94 in G (Surprise) ★★

      Berlin Philharmonic Orchestra

ハイドン:交響曲 第101番 ニ長調《時計》リヒター 1961

Organ Works、ほかより抜粋

Karl Richter - Organ Works ★★★

Karl Richter Organ Recital in Tokyo in 1979 ★★★

Georg Friedrich Händel - 2 Conciertos para Órgano y Orquesta

Karl Richter Organ Recital 1980 (Notre Dame) Re-Upload

Richter Recital in Moscow, 24.IX.1960 (Haydn, Chopin, Schumann, Debussy) ★★★

Brahms: Ein deutsches Requiem-Karl Richter 1964 ブラームス 

     ドイツ・レクイエム カール・リヒター

是非追加検索ください。

指揮者追加情報 同曲異演も含めると、CDにして100枚以上になる音源を残した。レパートリーの大半を占めたバッハやゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル以外にも、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン、クリストフ・ヴィリバルト・グルック、アントン・ブルックナー、ヨハネス・ブラームス、ジュゼッペ・ヴェルディなどの録音が、それぞれわずかであるが残されている。レーベルとしてはアルヒーフが中心で、他にもテレフンケン(現テルデック)やデッカ=ロンドンなどにもある程度の録音を残しており、特に活動の最初期はテレフンケンでの録音が多い。テレフンケンにしか残されていないレパートリーの中には、バッハの「パルティータ (BWV825 - 830)」、モーツァルトの「レクイエム」、ヘンデルの「オルガン協奏曲全集」などがある。ウキペデアにレコード会社毎の主なアルバム(曲)が記載されています。


「Richterの手許リスト」です。30点ほど収集している様です。
「音楽の捧げもの」を聴きながら、ブログをまとめました。

「Passacaglia & Fugue In C Minor - BWV 582」です。
短い曲で驚くほど視聴回数が多い、演奏です。

「Brandenburg Concerto No.3」です。
こちらも非常に視聴回数の多い演奏です。



「Handel Georg Friedrich - 6 Organ Concertos , Op. 4 」です。
今日の一推しで選んでみました。

haydn Symphony No.94 in G (Surprise) 」です。視聴回数は少ないですが、
珍しくベルリンフイルを指揮しています。

追記

新型コロナが蔓延してきております。3回目摂取の通知もあり、近くの病院で打とうと思っていますが、簡単に予約取れるか、心配です。ブログの進捗ははかどりますが、毎日のジム通いも控えて、困った日々が続きます。どうか、ご自愛下さる様お願いします。


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