続自由時間のクラシック〔572〕巨匠指揮者のLovro Von Matačićを聴く
今日の続自由時間のクラシックは昨日に続き、巨匠シリーズの指南書に推されていない、巨匠の一人、「Lovro Von Matačić」のアルバムもいくつか聴いてみることにします。彼はN饗との相性が良く、度々、演奏会で登場してくれた指揮者で、TVで良く拝見した記憶があります。
レコード芸術誌の編集にも参画されていて、最近、亡くなられた、「宇野攻芳氏」の指南本に登場した指揮者です。彼の解説本はいくつか保有しており、クラシックの指南書として、お勧めできる著者です。今日は彼のお勧めで「Matačić」を選んでみました。少し、前の世代の方には、有名でしょうが、筆者は今日の「Matačić」は全く聴いた記憶がありません。
手許を調べると、ブルックナーが3点ほどあるだけで、早速、Youtubeで追加検索しました。いつものように、ウキペデアで人となりを調べみましたが、情報量が少ない指揮者で、ピックアップしますと「NHK放送開始40周年記念事業として、それまで4度招聘していた「イタリア歌劇団」と同様に、指揮者・歌手を招聘し、日本側で合唱団や各種スタッフ、さらにオーケストラをN響が受け持つ「スラブ歌劇団」の指揮者陣の一人としてミラン・ホルヴァート(1919年 - 2014年)、オスカー・ダノン(1912年 - 2009年)とともに初の訪日(その前に、読売日本交響楽団が招聘に動いたこともある)。マタチッチはムソルグスキーの「ボリス・ゴドゥノフ」と慈善演奏会の数曲を指揮した。その初練習の際、数小節指揮したところで「なんていい音を出すんだろう!」とN響を絶賛。以後、N響と強い絆で結ばれることとなる」とあります。
来日公演では「指揮台は歩行困難のマタチッチに気遣って低くされ、リハーサル・公演を重ねるごとに疲れがたまったためか、最後の927回定期ではコンサートマスター徳永二男の助けを借りながらの登壇であった。なお、このシーズンでは1983年12月にギュンター・ヴァントが同じくブルックナーの第8を振っている。ちなみに、ヴァントがハース版を使い、マタチッチがノヴァーク版を使った。」とあります。
Youtubeで検索してみると、N饗以外に欧米の多くのオーケストラを指揮されており、驚きました。今日はできるだけ時間をかけて、検索し、手許のブルックナー以外に数多くのアルバムを見つけることができ、満足です。今日はリストから聴く機会の少ない「Rimsky-Korsakov」、「Polovtsian Dances by Alexander Borodin」、「Prokofiev - Violin concerto n°1 」と「Beethoven "Symphony No 3"」を選んで聴いてみることにします。勿論、N饗ーブルックナーははずせませんので、是非、お試しください。
今日のお勧め曲
公開日 2022・2・15
演奏家名 Lovro Von Matačić
読み ロブロフォン・マタチッチ
音源 Youtube
出生地: クロアチア スシャク(英語版)
死亡: 1985年1月
分類 指揮者
知名度 巨匠
200CD指揮者とオーケストラより (円熟のマエストロで紹介)
・ ブルックナー 交響曲8番
・ ブラームス 交響曲1番
・ ムソルグスキー ポリス・ゴドウノフ
人となりウキペデア他より 1899年2月14日、クロアチア(旧オーストリア帝国)のスーシャック生まれの指揮者。1985年1月4日、ザグレブにて没。ウィーン音楽大学に学び、ケルン市立歌劇場の副指揮者として指揮デビューした。1933年ザグレブ歌劇場の第1指揮者を経て故国に戻り、1938年ベオグラード歌劇場の音楽監督およびベオグラード・フィルの指揮者に就任。第2次大戦後は、バイエルン州立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座、などの音楽監督や指揮者を歴任し、オペラの名匠として活躍した。また、コンサート指揮者としてもザグレブ・フィルの専任指揮者や、N響の名誉指揮者を務め、壮大で重厚なブルックナーやベートーヴェンの交響曲で聴衆を魅了した。
推薦図書
・ レコ芸500 2017
・ クラシック不滅の巨匠100 2008
・ クラシック不滅の名盤2007
・ 名盤鑑定百科各篇 吉井
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
・ 200CD指揮者とオーケストラ ◎
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
手許CD(3) 詳細は添付リスト
Youtube検索結果より
視聴回数の多い短い曲抜粋
・ Matacic conducts Beethoven
・ Nabucco: Va pensiero ("Chorus of Hebrew Slaves")
・ ロヴロ・フォン・マタチッチLovro von Matacic
・ Tchaikovsky - Symphony No.6 / Matacic BudapestSO (1st mov. 1)
・ Russian Easter Festival Overture;
Rimsky-Korsakov: Lovro Von Matacic & the Philharmonia Orchestra ★★
・ Strauss Horn Concerto No.1 - Guelfo Nalli - Lovro Von Matacic - Rai Torino (31.01.75)
・ Polovtsian Dances by Alexander Borodin: Lovro Von Matacic &
the Philharmonia Orchestra ★★
・ A Night on the Bare Mountain by Modest Moussorgsky:
Lovro Von Matacic & the Philharmonia Orchestra
・ The Merry Widow, Act 2: "Vilja, o Vilja" (Hanna)
20分以上のアルバム
・ Schumann "Piano Concerto" Svjastoslav Richter ★★★
・ Prokofiev - Violin concerto n°1 - Oistrakh / LSO / Matacic ★★
・ Lohengrin Konya Grummer Crass Gorr Blanc von Matacic 1959 LIVE
Bruckner
・ Anton Bruckner Symphony No.4 in E flat major, WAB104 "Die Romantische", Matacic
・ Bruckner: Symphony No. 5 - RAI Symphony Orchestra of Milan/Matacic (1983)★★★
・ Bruckner : Symphony No.7 in E major
・ Bruckner - Symphony No 8 [von Matacic, NHKSO] ★★★
・ Bruckner: Symphony No.9 in D minor [Lovro von Mata?i?]
Beethoven
・ Lovro von Matacic: Beethoven Symphony No. 2 in D major, Op. 36 (NHK SO, 1984)
・ Beethoven "Symphony No 3" Lovro von Matacic ★★★
・ Beethoven: Sinfonia n 6 "Pastorale" | Lovro von Matacic |
Orch Scarlatti (13.2.1962) ★★★
・ Beethoven "Symphony No.9" Lovro von Matacic 1966 ★★★
その他
・ Lovro von Matacic: Brahms Symphony No. 1 in C minor, Op. 68 (NHK SO, 1984)★★★
・ Smetana: Ma vlast - Vienna Radio Symphony Orchestra/Matacic (1982)★★★
・ Schubert "Symphony No 8" Lovro von Matacic
・ Tchaikovsky: Symphony No. 5, Matacic & CzechPO (1960)
チャイコフスキー 交響曲第5番 マタチッチ ★★★
・ Wagner: Gotterdammerung - Excerpts - NHK Symphony
Orchestra/Matacic (1975)★★★
・ Lohengrin Buenos Aires 1964 / Lovro von Matacic CD ★★★
・ Haydn: Symphony No. 103 - Zagreb Philharmonic Orchestra/Mata?i? (1979)
・ Verdi: Messa di Requiem (von Matacic, ZPO)★★★
・ Rimsky-Korsakov: Scheherazade, Matacic & The Phil (1958)
リムスキー=コルサコフ「シェヘラザード」マタチッチ
・ ミックス・リスト
Lovro von Matacic ★★★
指揮者追加情報 その実力に比して、録音の数は決して多いとは言えないが、近年はALTUSレーベルから、NHK交響楽団を指揮した演奏会のライヴ録音が継続的にリリースされている。意外なところではレハールの「メリー・ウィドウ」の名録音を残しており(バルカン半島の架空の小国の駐仏公使館を舞台にした作品なので、無縁とはいえない)今に至るも代表盤の一つに数えられている。
「Matačićの手許リスト」です。ブルックナーが、たった、3枚ありました。 |
」です。こちらのアルバムをあえて、選んでみました。
「Russian Easter Festival Overture; | Rimsky-Korsakov |
「Polovtsian Dances by Alexander Borodin:」です。 こちらもいかがでしょうか。 |
「Prokofiev - Violin concerto n°1 - Oistrakh 」です。 こちらも見つかりました。 |
「Beethoven "Symphony No 3" 」です。こんなアルバムも残っています。 |
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