続自由時間のクラシック(567) 不滅の巨匠100からピアニストのDinu Lipatti を聴く
今日の続自由時間のクラシックはルーマニア出身で、43歳で夭折したピアニストの「Dinu Lipatti 」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。巨匠ではない年齢ですが、死後、50年以上、経っても、根強い、ファンがおられ、手許の指南書でも、巨匠ピアニストとして、評価をしています。
4歳で作曲したともいわれ、天才の一人です。白血病が分かり、医師、エンジニアが協調して、彼の名演奏の録音を残すべく、プロジェクトチームが作られたそうです。手許には12枚ほど、アルバムを収集していますが、Youtubeで指南書の推すアルバムを出来るだけ多く、検索してみることにします。
検索結果は下のリストが見つかりました、まだまだありそうです。ウキペデアの情報も少ないですが、その他Webで検索した、内容を基に「人となり」をピックアップします。「ルーマニア国のWeb」によると「ディヌ・リパッティが二十世紀の偉大な音楽の天才の一人であることは疑いのないところである。 事実、音楽家であっても4歳で作曲を始めた人はそんなに多くはない。しかし作曲家というより、リパッティは「ピアノの神様」として今日なお記憶されている。彼はレコードをあまり遣していないが、ロベルト・シューマンのピアノ協奏曲のように多くの人に今なお、「最高の演奏」としてもてはやされている。
リパッティは作曲を内面から知るピアニストとしては、二十世紀では数少ない演奏者の部類に属する。しかも、彼の演奏は決して無味乾燥なものではない。なぜなら大芸術家の魂を持っているからである。」とあります。
また「生涯病弱のため、あまり多くの国を行き来することはなかったが、彼の名声は日本を含む世界の隅々に行き渡っていた。年輩の人々は彼のことはよく知っている。」ともいわれています。
手許のアルバムは12枚も揃っていました。手許のアルバムから「ブザンソン音楽祭における告別コンサート」を聞きながら、ブログをまとめます。今日は今でも名演とされる、「Chopin - 14 Waltzes & More 」を始め、「Dinu Lipatti - Mozart Concerto No. 21 」、「Schumann: Piano Concerto, Lipatti & Karajan」と「Dinu Lipatti - His Last Recital」の4点に絞り聴いてみることにします。
今日のお勧め曲
公開日 2022・2・8
演奏家名 Dinu Lipatti
読み デイヌ・リパッテイ
音源 Youtube
出生地: ルーマニア・ブカレスト
死亡: 1950年12月
分類 ピアニスト
知名度 巨匠
クラシック不滅の巨匠100 2008
・ リパッテイの芸術 ショパンピアノ協奏曲1番、モーツアルトピアノ協奏曲21番
・ シューマン ピアノ協奏曲
・ バッバ パルテータ1番モーツアルトピアノソナタ8番
・ ブラームス ワルツ集
・ シューベルト即興曲集D899
・ ショパン ワルツ集
・ ピアノ小品集、バッハ、ショパン舟歌
人となりウキペデア他より ブカレスト生まれ。父はテオドル・リパッティ (Theodor Lipatti)、母はアナ・ラコヴィチェアヌ(Ana Racoviceanu)。ディヌが生まれた時、父親は別の女性と結婚していた。両親が結婚したのは1921年。ディヌの名付け親はジョルジェ・エネスク。ブカレスト国立音楽大学にてフロリカ・ムジチェスクに師事。1934年-1939年パリ在住。パリのエコールノルマル音楽院でアルフレッド・コルトーやポール・デュカスに教えを受ける。1939年から1943年にかけてローマ、ウイーン、ベルリン、ブラチスラバ、ソフィアでコンサート。
推薦図書
・ クラシック不滅の巨匠100 2008 ◎
・ レコ芸500 2017
・ 名盤鑑定百科各篇 吉井
・ 200CD ピアノとピアニスト ピアノの秘密
・ クラシック不滅の名盤2007
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
手許CD(約12) 詳細は添付リスト
Youtube検索結果より
視聴回数の多い短い曲抜粋(時間が許せば、是非全て、お試しください。★★★)
・ Dinu Lipatti - Chopin Nocturne Op. 27, No.2 in D flat Major
・ Dinu Lipatti plays J.S. Bach - Cantata BWV 147 (1950)
・ Dinu Lipatti plays Mozart Sonata in A Minor, K310, at his last recital
・ Dinu Lipatti plays Bach-Hess Chorale "Jesu Joy of Man's Desiring", rarer 1947 version
・ Dinu Lipatti plays Bach Partita No.1 BWV 825 at his last recital (Part A)
・ Dinu Lipatti - Schubert Impromptu in G flat Major
・ Dinu Lipatti - Chopin - Valse Brilliante
・ Dinu Lipatti - Ravel - Alborada del gracioso
・ Dinu Lipatti Chopin Concerto #1 1st mvt. - Better sound!
・ George Enescu and Dinu Lipatti - Enescu Violin Sonata no.3 - I
Chopin作品
・ Chopin - 14 Waltzes & More + Presentation
(recording of the Century : Dinu Lipatti) ★★★
・ Dinu Lipatti plays Chopin: Waltzes on his legendary last recital at
Besancon (with bonus track)
・ Dinu Lipatti plays Chopin: Waltzes (1950 recordings)
・ Chopin Piano Sonata no.3 in B minor op.58. Lipatti's great interpretation. ★★★
Mozart作品
・ Mozart, Chopin, Schumann, Grieg by Dinu Lipatti : The Piano Concertos
(Presentation + New Mastering) ★★★
・ Dinu Lipatti - Mozart Concerto No. 21 in C K 467 ★★★
・ Mozart Piano Concerto No.21 in C major, K.467(Lipatti,Karajan 1950)
Schumann作品
・ Lipatti & Ansermet - Schumann Concerto in A minor Op. 54
・ Schumann: Piano Concerto, Lipatti & Karajan (1948)
シューマン ピアノ協奏曲 リパッティ ★★
その他作品
・ Dinu Lipatti - His Last Recital (Septemer 16, 1950) ★★★
・ Ultimul recital, Dinu Lipatti, Besancon 1950, un documentar de
Philippe Roger, subtitrat in roman?
・ Dinu Lipatti: A 70th Anniversary Anthology Recital
・ Dinu Lipatti plays Grieg Concerto in A minor Op. 16 ★★★
・ Dinu Lipatti - plays Brahms, Waltzes PIANO MASTERPIECES - BEST OF (part I) ★★★
・ Bach - Busoni: Keyboard Concerto no. 1 in D minor
BWV1052 - Dinu Lipatti; Eduard van Beinum
・ Bach-Piano Concerto in d minor BWV 1052 (Complete)
・ ミックス・リスト
指揮者追加情報 彼のピアノの特徴は、透明な音色でピアノを最大限に歌わせていることである。純粋に徹した、孤高なまでに洗練されたピアニズムは古今でも随一とされる。ショパンやモーツァルトなどを得意とした。ショパンのワルツ集は現在でも絶品とされている。33歳でジュネーヴ郊外でこの世を去った。死因は白血病といわれることが多いが、実際はホジキンリンパ腫である。
「Lipattiの手許リスト」です。意外と数が揃っていました。 |
「Chopin - 14 Waltzes & More」です。 歴史的録音です。ショパンも数多く聞けます。 |
「Mozart Concerto No. 21」です。名盤です、いかがですか、 バッハ作品もお勧めです。カラヤン版も聴けます。 |
「Schumann: Piano Concerto, Lipatti & Karajan」です。 シューマンはカラヤンでいかがでしょうか。グリーグもお勧めです。 | |
「Dinu Lipatti - His Last Recital」です。 ラストコンサートで多くの人の支えがあったそうです。 |
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