続自由時間のクラシック〔571〕巨匠指揮者のLorin Maazel を聴く
今日の続自由時間のクラシックは何故か、巨匠指南書に登場しない、20世紀を代表する、指揮者である「Lorin Maazel 」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。レコ芸500シリーズでは55点もノミネートされています。8歳(フランス生まれ、アメリカ移住)でニューヨークフイルの指揮でデビューとありますが、全米の主なオーケストラを殆ど指揮した偉大な指揮者です。
ご本人はベルリンフイルのカラヤンの後任を予定していたが、アバドとなり、かなり落胆したそうです。80歳を超えても、元気なお姿がみられましたが、2014年に亡くなられました。同じ年にアバドも亡くなりました。欧州の指揮者の覇権についてはウキペデアが詳しいので、御一読ください。来日回数も非常に多い方で、TV画面で何度か拝見しました。
人となりをピックアップしますと、「1972年にはジョージ・セル死去後空席となっていたクリーヴランド管弦楽団の音楽監督に就任した。1982年にはウィーン国立歌劇場の総監督に昇りつめ、また1980年からボスコフスキーの後を次いでウィーンフィル・ニューイヤーコンサートの指揮者を務めるなど(1980年から1986年までの毎年。それ以後もたびたび出演して、生涯登場回数11回は、ボスコフスキー、クラウスに次ぐ史上第3位。レギュラー指揮者としては現在のところ最後)順調な指揮者人生を極めつつあった。ニューイヤーコンサートは現在年ごとに指揮者を選任するスタイルとなっており、レギュラー指揮者は今のところマゼールが最後である。」とあります。
しかし、ベルリンフイルのカラヤン後継者として、「マゼール自身、「自分が間違いなく選ばれる」と思っていたこともあり、「新音楽監督はマゼール」というムードが広がっていたが、結果として選ばれたのはクラウディオ・アバドだった。マゼールの落ち込みようは凄まじく、以後1999年までベルリン・フィルの出演要請に応えなかったほどであった。ウィーン・フィルとこそ関係は切れなかったが、同国立歌劇場とベルリン・フィルは、カラヤンが楽壇の帝王と呼ばれ始めた時期に統べた二大ポジションであり、それが同時にマゼールの手からすべり落ちたことになる」とあります。
作曲家として、多くの演奏家から、委嘱を受け、作曲したことも知られています。作品はウキペデアに記載されていますので、一読ください。
今日の「Lorin Maazel 」は手許に24枚しか収集していませんでしたので、じっくりとYoutubeで検索してみました。まだまだ、有りますが、このあたりでリストをおさめておきます。御不足の方は追加検索ください。範囲が広く、量が膨大で、選曲が難しいですが、視聴回数の多い順に「 Mozart: Symphony nº 41 "Jupiter"」、「 Sibelius: Violin Concerto」、「Brahms: Symphony no. 4」と「 Mahler: Symphony n. 1 "Titan" 」の4点に厳選して、聴いてみる事にします。手許の「R.シュトラウス 管弦楽曲集」を聴きながらブログを纏めました。特に、Bavarian Radio Symphony Orchestraの指揮アルバムが映像・音声ともお勧めです。
今日のお勧め曲
公開日 2022・2・14
演奏家名 Lorin Maazel
読み ロリン・マゼール
音源 Youtube
出生地: フランス ヌイイ=シュル=セーヌ
死亡: 2014年7月
分類 指揮者
知名度 巨匠
200CD指揮者とオーケストラより (異端指揮者で紹介)
・ チャイコフスキー 交響曲全集
・ ビゼー 歌劇カルメン全曲
・ R・シュトラウス 管弦楽曲集
・ ワーグナー 楽劇 ワルキューレ
人となりウキペデア他より ロリン・マゼールは、フランス・パリ近郊、ヌイイ=シュル=セーヌ生まれ、アメリカ出身の指揮者・ヴァイオリニスト・作曲家。ピッツバーグ大学卒業。クラシック界の巨匠と呼ばれる世界的指揮者。1930年3月6日、フランスのヌイイにてユダヤ系ロシア人の父とハンガリーとロシアのハーフの母との間に誕生。生後ほどなくアメリカへ移住し、幼少期よりヴァイオリンや指揮を学ぶ。48年からピッツバーグ響に入団。イタリア留学を経て、53年に指揮者デビュー。60年には米国人初のバイロイト進出。
推薦図書
・ レコ芸500 2017
・ クラシック不滅の巨匠100 2008
・ クラシック不滅の名盤2007
・ 名盤鑑定百科各篇 吉井
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
・ 200CD指揮者とオーケストラ ◎
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
手許CD(約20枚) 詳細は添付リスト
Youtube検索結果より
視聴回数の多い短い曲抜粋
・ New York Philharmonic - National Anthems of North Korea & USA (Pyong Yang 2008)
・ Prokofiev: Romeo and Juliet, Op. 64 / Act 1 - Dance Of The Knights ★★★
・ Gustav Mahler - 5th Symphony conducted by Maazel. 4. Adagietto
・ Lorin Maazel La nona sinfonia di beethoven Taormina 2008
・ LORIN MAAZEL | Beethoven's Symphony No. 9
・ Classical music Offenbach:Can can music by Lorin Maazel ★★★
・ Georges Bizet: L'Arlésienne-Suite - Farandole
・ Cavalleria Rusticana Intermezzo Lorin Maazel ★★★
・ Prokofiev: Romeo and Juliet, Op. 64 - Act 1 - Balcony Scene -
Romeo's Variation - Love Dance ★★★
・ Lorin Maazel conducts the Final Dance from 'The Three-Cornered Hat' by
Manuel de Falla
20分以上のアルバム
・ W. A. Mozart: Symphony nº 41 "Jupiter" - Lorin Maazel - Sinfónica de Galicia ★★
・ Hilary Hahn - Sibelius: Violin Concerto in D minor -
Lorin Maazel/Bavarian Radio Symphony Orchestra ★★
・ Hilary Hahn - Prokofiev: Violin Concerto No. 1 -
Lorin Maazel/Bavarian Radio Symphony Orchestra ★★★
・ Brahms: Symphony no. 4 / Maazel, Bayerische Rundfunk SO ★★
・ G. Mahler: Symphony n. 1 "Titan" - Lorin Maazel - Sinfónica de Galicia ★★
・ Puccini TURANDOT Dimitrova,Domingo,Ricciarelli Maazel
1983 Scala sub español(leonora43)
・ New Year's Concert 2005 Lorin Maazel ★★★
・ Richard Wagner: Der Ring ohne Worte - Querschnitt aus dem
Ringzyklus von Lorin Maazel
・ Verdi: Messa da Requiem - Philadelphia 1986 (Pavarotti, Maazel)
・ Lorin Maazel conducts the Finale of Bruckner's 8th Symphony ('live')
・ Luciano Pavarotti - Maria Chiara - AIDA - Finale - Scala Milano -
Lorin Maazel. 1986 ★★★
・ Richard Wagner The Ring Without Words - Lorin Maazel - Berliner Philharmoniker
・ Beethoven Symphony No. 5 Maazel BRSO ベートーヴェン
交響曲第5番「運命」マゼール バイエルン放送響 ★★★
・ R.Strauss - Orchestra Works, Lorin Maazel, Bavarian Radio
Symphony Orchestra ★★★
・ P.Tchaikovsky Complete Symphonies [ L.Maazel Vienna-PO ] (1960~64) ★★★
・ Tchaikovsky - Piano Concertos Nos.1,2,3 / NEW MASTERING
(Century's rec.: Emil Gilels, Lorin Maazel) ★★★
・ Beethoven - Symphony No.6-9,etc, Lorin Maazel, The Cleveland Orchestra ★★★
・ Schubert Symphony No 4 C minor 'Tragic' Maazel Bavarian RSO
・ Schubert Symphony No 9 C major The Great Lorin Maazel
・ Lorin Maazel & The Cleveland Orchestra ★★★
・ Symphony No.4 (Tchaikovsky) - Maazel; The Cleveland Orchestra
指揮者追加情報 日本には1963年のベルリン・ドイツ・オペラ初来日公演にカール・ベームらに同行し初来日(当時の表記は「ローリン・マーツェル」)。「トリスタンとイゾルデ」の日本初演を指揮した他、公演後に東京交響楽団や読売日本交響楽団や日本フィルハーモニー交響楽団に来演している。2012年10月にはNHK交響楽団と初共演し、3回の定期公演とNHK音楽祭にて指揮したが、2014年のPMFはマゼールの体調不良によりプログラムBはジョン・ネルソンが、ガラコンサートは佐渡裕が指揮した。最後の来日公演は、その前年2013年4月のミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団との日本公演だった。
「 Maazel 手許リスト」です。アバドと比べると少ないですが 手許は20枚ほどあり、意外と揃っていました。 |
「Mozart: Symphony nº 41 "Jupiter"」です。 最も視聴回数の多い演奏です。 |
「Sibelius: Violin Concerto 」です。 個人的にも大好きなVnが「Hilary Hahn」のアルバムです。 |
「Brahms: Symphony no. 4」です。こちらも評判の演奏です。 |
「Mahler: Symphony n. 1 "Titan"」です。 こちらもいかがでしょうか |
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