日曜日の落語(第46回)一人酒盛り、がまの油、佐々木政談
今週の落語は「一人酒盛り」、「がまの油」と「佐々木政談」の3題を選びました。3つとも有名な噺ですが、久しぶりに聴いた噺もあります。それぞれ、手許に2枚ほどしかない、噺ですが、足りない分はYoutubeで探すことが出来ました。
「一人酒盛り」はあまり、聴いた事のない噺ですが、酒の飲みかたがあまりにうまいと、本当に飲みたくさせてくれます。
酒飲みが、飲めないで、相手させられる人と、酒乱ほどではないが呑み助を同時に演じるにはなかなか、難しい演技力を要する噺です。ついに逃げ出してしまいます。
江戸時代の「大江戸番付事情」という本を読むと、当時はビール無しで、今より多くの日本酒を一人当たり、飲んだというようです。当時は醸造技術が劣るので、少し雑味があったようです。番付けには今の「剣菱」も大関であったようです。最近、日本酒を飲んでないので、今晩あたりはうまい、清酒を飲みたいという気にさせる噺です。
「がまの油」は神社などの境内でよく演じられている、香具師口上で八代目正蔵は「がまの油に」特化しているが、円生は色々な見世物口上を演じている。子供の時に似たようなものがあったが、最近はポケモンに変ったことになるのだろうか?
「佐々木政談」は市中を巡回した南町奉行が奉行ごっこしている子供の沙汰に感心し、白州で頓知問答、あまりの
賢さに、桶屋の息子を肝いりで士分に取り立てたという、幸運噺。南町奉行が大岡の噺もあいます。
今週はこの1年ほどで、ご紹介した落語データを整理しました。その②に結果を示します。最近は殆どの噺がYoutubeで聴くことが出来ますので、ご参考にして、落語CDの集収にお役立てください。
今週の落語データ その①
「一人酒盛り」はあまり、聴いた事のない噺ですが、酒の飲みかたがあまりにうまいと、本当に飲みたくさせてくれます。
酒飲みが、飲めないで、相手させられる人と、酒乱ほどではないが呑み助を同時に演じるにはなかなか、難しい演技力を要する噺です。ついに逃げ出してしまいます。
江戸時代の「大江戸番付事情」という本を読むと、当時はビール無しで、今より多くの日本酒を一人当たり、飲んだというようです。当時は醸造技術が劣るので、少し雑味があったようです。番付けには今の「剣菱」も大関であったようです。最近、日本酒を飲んでないので、今晩あたりはうまい、清酒を飲みたいという気にさせる噺です。
「がまの油」は神社などの境内でよく演じられている、香具師口上で八代目正蔵は「がまの油に」特化しているが、円生は色々な見世物口上を演じている。子供の時に似たようなものがあったが、最近はポケモンに変ったことになるのだろうか?
「佐々木政談」は市中を巡回した南町奉行が奉行ごっこしている子供の沙汰に感心し、白州で頓知問答、あまりの
賢さに、桶屋の息子を肝いりで士分に取り立てたという、幸運噺。南町奉行が大岡の噺もあいます。
今週はこの1年ほどで、ご紹介した落語データを整理しました。その②に結果を示します。最近は殆どの噺がYoutubeで聴くことが出来ますので、ご参考にして、落語CDの集収にお役立てください。
今週の落語データ その①
日時 | 2017・1・15 | ||||
ジャンル | 落語 | ||||
音源 | CD | ||||
演者 | 六代目三遊亭園生 | 六代目三遊亭園生 | 古今亭志ん朝 三代目 | ||
分類 | 酒飲み噺 | 滑稽噺(?) | 幸運噺 | ||
演題 | 一人酒盛 | がまの油 | 佐々木政談 | ||
出典 | |||||
その他演者名 | 笑福亭松鶴 | 林家正蔵 八代目 | 六代目三遊亭園生 | ||
桂枝雀 一人酒盛* - YouTube | 蟇の油(がまのあぶら) 立川談志 ~英語版付き~ - YouTube | 三遊亭金馬(三代目) 池田大助(佐々木政談) - YouTube | |||
桂米朝 「ひとり酒盛り」 - YouTube | 落語 春風亭柳好 蝦蟇の油 - YouTube | ||||
「一人酒盛」 柳家小さん - YouTube | 桂雀々 「がまの油」 - YouTube | ||||
推薦本 | 落語CD&DVD名盤案内328 | 落語CD&DVD名盤案内 94 | 落語CD&DVD名盤案内158 | ||
古典落語これが名演だ (京須偕光編)98 | |||||
演題コメント | この噺を聴くと日本酒を飲みたくなる、江戸時代は一人当たり、今より、日本酒の量が多いと記録が残っている。もっとも、今ほど醸造技術がよくないので、清酒といっても、雑味があったようだ、(大江戸番付事情より、)酒の相手は先に酔った方が勝ちで、この噺もまさにそうで、相手するは人は逃げ出す有様、小さんと松鶴がうまい。 | これは難しい噺でよほど語りがうまくないと出来ない、大道芸を2つのやり方で口上する、特に酔ってからの噺が面白い。談志と円生がよい、談志は英語版もあった。演者が芸好きで道楽半分でやらないと受けない演目といわれている。 | 妾馬と同じ出世噺で、市中を巡回している、南町奉行が街で、奉行ごっこをしている子供を見つけ、白州に呼び出し、頓知問答が始まる、あまりに利発な子供の桶屋のせがれを士分に取り立てたという噺 円生盤がうまい、金馬は同じ噺を子供の名をとり、「池田大助」で演じている。 | ||
その② 落語データ
まだ、1年未満ですが、これまでご紹介した落語リストを公開日・演目・分類・演者の順で整理してみました。手許の少ない演目はYoutubeも含めて、4-5人を目標としております。殆ど、Youtubeで公開されておりますので、うまく、リストを活用下されば各演目を聴くことが出来ます。
~43回話まで
44-85回話まで
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