続自由時間のクラシック(483) 不滅の巨匠100から大巨匠 W.Furtwänglerを聴く
今日の続自由時間のクラシックはどなたもご存知の20世紀を代表する大巨匠の「 W.Furtwängler」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。21世紀になっても、その評価は変るこことがなく。多くのクラシックファンが彼のアルバムで、愉しんでおられます。リマスターされ、数多くのアルバムが市販されています。
いくつかの指南書を読むと下の表に示すアルバムが名盤とされています。なかでもベートーベン、ワーグナー、ブルックナー、ブラームスは高い境地を示しており、絶品と称賛され、残された多くのレコードによってその一端をうかがうことができる。といわれています。「人となり」は色々な書籍で詳しくかかれていますが、彼もまた、ファシズム時代に苦しんだ指揮者のひとりで、昨日のトスカニーニのように米国に移住して、戦後を迎えた指揮者でなく、終戦までドイツでタクトを振り、敗戦間じかにスイスに逃げたそうです。
あるWebを読むと「当時、ナチはユダヤ人へのホロコーストを行う一方で、その蛮行を覆い隠すために音楽を利用した。その中心にあったのが「第九」。本書によれば1941~42年だけで「第九」の演奏会は31回。そのうち9回でフルトヴェングラーがタクトをふっている。」とあります。
又、「戦後は公職追放の憂き目にあい、戦犯にされそうにもなった。祖国が独裁者の手に奪われた時、体制内抵抗者として己の職を貫く生き方がいかに困難なものか、フルトヴェングラーの生涯はよく伝えている。」しかし、「無罪となった、47年活動を再開するや、ヨーロッパの主要ポストをほとんど手中に収め、ヨーロッパ楽界に君臨した。その指揮は激しい緊迫感と深い感動を伴うと評されたが、それは作品を再創造する演奏を目ざし、つねに徹底した作品解釈を怠らなかった賜物である。」といわれています。
手許にも70枚ほどベートーベン、ワーグナー、ブルックナー、ブラームス中心のアルバムが揃っていますが、今日はYoutubeで検索した中から、厳選して、「Beethoven: Symphony no. 9」、「Schumann - Symphony No. 4」、「Brahms - Symphony No.1」と「Beethoven Piano Concerto No.5」の4点を聴いてみることにします。ほんの一部です、是非、名盤を追加検索して、お愉しみください。同じ曲を昨日のトスカニーニと聴き較べてみるのも、面白いです。時間が許せば、お試しください。
今日のお勧め曲
公開日 2021・10・14
演奏家名 Wilhelm Furtwängler
読み フルト・ヴェングラー
音源 Youtube
出生地: ドイツ国、ベルリン
死亡: 1954年11月
分類 指揮者
知名度 大巨匠
クラシック不滅の巨匠 100 (2008)の推薦曲
・ バッハ、マタイ受難曲
・ モーツアルト 歌劇「ドン・ジョバンニ」
・ ベートヴェン 交響曲9番
・ ベートヴェン歌劇「フイデリオ」
・ シューベルト 交響曲 9番ザ・グレイト、ハイドン交響曲88番
・ シューマン交響曲第4番、第2番
・ ワーグナー トリスタンとイゾルデ
・ ブルックナー 交響曲第4番
・ ブラームス 交響曲1番、ハイドンの主題による変奏曲
・ チャイコフスキー 交響曲6番
人となりウキペデア他より ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者を1922年から1945年まで、終身指揮者を1947年から1954年まで務め、20世紀前半を代表する指揮者のひとりとされている。ベートーヴェン、ブラームス、ワーグナー等のドイツ音楽の本流を得意とした。ライバルのトスカニーニと対極に位置づけられることもあるが、「堅固な構築性をそなえた演奏を『ロマン主義的演奏』というだけで片付けてしまうのは軽率」とする見解もあり、またフルトヴェングラー自身は「後期ロマン主義者」と看做されることを極度に嫌い、「私はロマン主義者でも古典主義者でもない」と語ったともいわれる
推薦図書
私だけのクラシック1001 宮城谷
レコ芸500 2017
名盤鑑定百科各篇 吉井
200CD 指揮者とオーケストラ
クラシック不滅の名盤2007
クラシック不滅の巨匠100 2008 ◎
手許CD(72) 詳細は下記リスト
Youtube検索結果より 視聴回数1万回数以上
・ Beethoven by W.Furtwängler - Symphonies n°1,2,3,4,5,6,7,8,9 +
Presentation (Century’s recording) ★★
・ Don Giovanni, Furtwängler, Salzburg 1954 (English subtitles)
・ Beethoven - Symphony n°7 - Berlin / Furtwängler 1943
Furtwängler Eroica most lively! Special transfer of Beethoven 3,
Berlin Philharmonic Dec. 8, 1952
・ Beethoven: Symphony no. 9 "Choral" (Furtwangler, Bayreuth 1951) ★★
・ Brahms: Symphony no. 1 (Furtwangler)
・ Schumann - Symphony No. 4 in D minor Op. 120 -
Furtwängler, BPO, 1953 (Remastered 2012)★★
・ Brahms - Symphony n°4 - Berlin / Furtwängler Wiesbaden 1949
・ Brahms, Symphony No. 3 Op, 90 - Furtwangler, live 1949 (complete)
・ Brahms - Symphony No.1 + Presentation
(recording of the Century : Wilhelm Furtwängler 1951)★★
・ Richard Wagner - "Tristan und Isolde", Prelude
・ Furtwangler conducts Die Meistersinger in 1942
・ Furtwängler conducting Mozart's Don Giovanni Overture Salzburg 1954 (In Colour)
・ Beethoven Piano Concerto No.5 'Emperor' - Furtwangler, Fischer 1951 (I. Allegro)★★
・ Schubert - Symphony n°9 "The Great" - Vienna / Furtwängler 1953
・ Furtwangler rehearsals Schubert Symphony No.8
・ Bruckner - Symphony n°8 - Berlin / Furtwängler 1949★
・ Bruckner - Symphony n°5 - Berlin / Furtwängler 1942★
・ Schumann: Symphony No.4 In D Minor, Op.120 - 1. Ziemlich langsam - Lebhaft
・ Mozart - Symphony n°40 - Berlin / Furtwängler ★
・ さらに追加検索ください。
指揮者追加情報 現在でもCDが続々と発売され、放送録音、海賊録音の発掘も多く、真偽論争となったレコードも少なくない。妹メーリットは、哲学者マックス・シェーラーの妻。甥ベルンハルトと妻エリーザベトの連れ子カトリーンの間の娘のマリア・フルトヴェングラーは女優で医師。音が出る前から指揮棒の先が細かく震え始め、アインザッツが非常にわかりにくいその独特の指揮法から、日本ではフルトヴェングラーをもじって「振ると面食らう」などと評され、「フルヴェン」の愛称で親しまれている。
参考HP ttp://www.kt.rim.or.jp/~otakesan/furt.htm
「手許のW.Furtwänglerリスト」です。70枚ぐらいはありそうです。 |
「Beethoven: Symphony no. 9 "Choral" 」です。 いくつかある中で最も視聴回数が多いアルバムです。 |
「Schumann - Symphony No. 4 」です。こちらも評判のアルバムです。 |
「Brahms - Symphony No.1」です。 同じ曲を百回以上は演奏しているようです。 |
「Beethoven Piano Concerto No.5 'Emperor' - Furtwangler, Fischer 1951」です。 こちらも評判のアルバムです。いかがでしょうか。 |
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