続自由時間のクラシック(494) 不滅の巨匠100から大巨匠 Maria Callasを聴く
今日の続自由時間のクラシックは大巨匠シリーズの最後を飾る、オペラアリアで超有名なソプラノ歌手の「Maria Callas」からいくつか選んでみます。オペラは難しく、近寄りがたいジャンルですが、アリアも少し、予備知識を得ると、BGM感覚で愉しむことができそうです。このブログではこれまで40点ほどの代表的なオペラを採りあげ、聞いてきましたが、各オペラに登場する役者の女性が演技以外に、歌い手として、アリアとして歌うことはご存知でしょう。
各国の言葉、演目の違い、演目内・幕内で歌われるオペラは数多く、膨大にあります。例えば、プチーニの蝶々婦人の中で3つ有名アリア(①愛の家よさようなら、②ある晴れた日に、③可愛い坊や)があり、当然イタリア語で各場面に歌い続けられます。今日はそのアリア歌手の大御所といわれる「Maria Callas」のアルバムを選んでみます。手許には数枚しか、ありませんでしたが、Youtubeで検索すると、さすが、「Maria Callas」のアルバムは限りなく、投稿されています。是非、いくつかお試しください。
殆どが別途、言葉を理解するには、自国語に翻訳が必要なアルバムが殆どです。やはり、オペラの指南書で、オペラの概要・ストーリの大略を掴んで、音として、聴くと意外と楽に聞けそうです。出来れば、自国語の翻訳版が有れば、いいのですが。
ウキペデアで彼女の人となりをいくつかピックアップしてみました。「カラスの特に傑出した点は、そのテクニックに裏打ちされた歌唱と心理描写と演技によって、通俗的な存在だったオペラの登場人物に血肉を与えた事であろう。持ち前の個性的な声質を武器にして、ベルカントオペラに見られるありきたりな役どころにまで強い存在感を現した。それまではソプラノ歌手のアクロバティックな聴かせどころに過ぎず、物語から遊離していた「狂乱の場」も、カラスにおいてはヒロインの悲劇を高める為の重要なドラマの一部となった。彼女によってそれまで廃れていたベルカントオペラ*が多く蘇演され、その作品の真価を多くの聴衆に知らしめた。特に、『ランメルモールのルチア』『ノルマ』『メデア』などは彼女によって本格的な復活上演が行われるようになったといっても良いくらいである。」とあります。(*美しい歌唱)
又「各地のオペラハウスに出演する一方、辣腕音楽プロデューサーのウォルター・レッグによりEMIレーベルに次々とオペラ全曲を録音し、ジョン・カルショウ(英語版)のプロデュースによるレナータ・テバルディを主役にした英デッカのレコードとは人気を二分した。」とあります。
膨大なアルバムが残っていますが、先ず、ウキペデアが推す、オペラのアリア(下表に示す)がみつかりましたら、是非、お試しください。今日は、アリアのダイジェスト版と英文字幕付、原語でのアリア(短い曲)で視聴回数の多い、投稿を選んでみました。「Maria Callas - 90 Opera Arias」、「Puccini - Madama Butterfly」、「Puccini: Tosca - 'Vissi d'Arte'」と「Ave Maria (Verdi)」の4点はいかがでしょうか。
その②にこれまでご紹介した、オペラのリストを参考までに、添付しておきます。この中に代表的なアリアが聴くことができます。今週で大巨匠(15人)シリーズを終えます。来週から、85人の不滅の指揮者・演奏家シリーズを開始する予定です。
①今日のお勧め曲
公開日 2021・10・29
演奏家名 Maria Callas
読み マリア・カラス
音源 Youtube
出生地: アメリカ合衆国のニューヨーク
死亡: 1977年9月
分類 声楽家
知名度 大巨匠
クラシック不滅の巨匠 100 2008の推薦曲
・ ベッリーニ:『ノルマ』、『清教徒』、『夢遊病の女』
・ ドニゼッテイ ランメルムーアのカルチア
・ ヴェルデイ 椿姫、トロヴァt-レ、アイーダ
・ プッチーニ:『トスカ』、『トゥーランドット』、蝶々婦人、カルメン
人となりウキペデア他より マリア・カラス(Maria Callas, ギリシア語: Μαρία Κάλλας, 1923年12月2日 - 1977年9月16日)は、ギリシャ系アメリカ人のソプラノ歌手。ニューヨークで生まれパリで没し、20世紀最高のソプラノ歌手とまで言われた。特にルチア(ランメルモールのルチア)、ノルマ、ヴィオレッタ(椿姫)、トスカなどの歌唱は、技術もさることながら役の内面に深く踏み込んだ表現で際立っており、多くの聴衆を魅了すると共にその後の歌手にも強い影響を及ぼした。かくも高名なマリア・カラスだが、彼女の声の絶頂期は10年ほどに過ぎなかった。長期間の訓練に裏付けられて安定していた彼女の声は、彼女のキャリアや美貌に嫉妬する数々の嫌がらせや捏造されたスキャンダルによっての心労、不摂生なプライベート生活や、ドラマティコや、ベルカントの難役を歌い続け声を酷使した為に急速に失われてしまう。
推薦図書
・ レコ芸500 2017
・ 名盤鑑定百科各篇 吉井
・ 200CD ヴァイオリン
・ クラシック不滅の名盤2007
・ クラシック不滅の巨匠100 2008 ◎
・ CD名曲・名盤 声楽曲 国土★
・ オペラ鑑賞事典 多田 ★★
・ オペラガイド130選 ★★
・ オペラ・アリアの名曲名演奏 河合 ★★
・ オペラの魔力 砂川
手許CD(約15) 詳細は下記リスト
Youtube検索結果より
・ Maria Callas - 50 Most Beautiful Opera Arias
・ マリア・カラス- オペラアリア: 椿姫,ノルマ,蝶々夫人… ★★
・ Maria Callas - Greatest Opera Arias | Tosca, La Traviata, Norma, La Bohème...
・ Maria Callas - 90 Opera Arias, Carmen, Norma, Tosca,
Traviata, Butterfly.. NEW MASTERING (Ct.rec.) ★★
・ Maria Callas and Tito Gobbi at Covent Garden, 9.02.1964-Tosca,
prod Franco Zeffirelli, atto II.
・ Medea starring Maria Callas 1969 Italian, Eng subtitles
・ Puccini - Tosca + Presentation (Maria Callas, Di Stefano, Gobbi -
Century's recording : V.De Sabata) ★★
・ Puccini - Madama Butterfly / Presentation +
New Mastering (Maria Callas - Century’s rec. : Karajan) ★★
・ Maria Callas à Paris: Concerts 1958 et 1965 (52 min)
・ Madame Butterfly - Maria Callas - Puccini - (Subtitles: Italian and English)
・ Maria Callas - La Mamma Morta (English Subtitle)
・ Opera Lyrics - Maria Callas ♪ Casta Diva (Norma, Bellini) ♪ English and Italian
・ Maria Callas: Lisbona 1958 excerpts with FR,ENG subtitles
・ Maria Calla - Casta Diva - (English Subtitle)
・ Maria Callas- La Mamma Morta ,with english subtitle (they killed my mother)
・ Maria Callas sings "Casta Diva" (Bellini: Norma, Act 1)
・ Maria Callas - Ebben! Ne Andro Lontana - Fron "La Wally" (English Subtitle)
・ Casta Diva - Maria Callas - Bellini - (Subtitles: Italian and English)
・ Maria Callas sings Puccini: Tosca - 'Vissi d'Arte' at Covent Garden 1964 ★★
・ Maria Callas singt "Si, mi chiamano mimi" La Bohème (Puccini) -- Tullio Serafin
・ maria callas one fine day (madam butterfly)
・ Maria Callas: Ave Maria (Verdi)★★
・ Verdi - Otello - Willow Song - Maria Callas
・ Maria Callas - La mamma morta
・ Maria Callas - La Traviata
・ 追加検索ください。
指揮者追加情報 現役時代はライバルとしてファンまでが二陣営に別れ対立したカラスとテバルディだが、歌唱パートでは重なるレパートリーはそれほど多くはない。ヴェルディのみならずヴェリズモやドラマティコ・コロラトゥーラまでの広範なレパートリーをカバーしつつも特にベルカントオペラに情熱を注いだカラスに比べると、テバルディの本領はあくまでヴェルディ中期以降やプッチーニのリリコ・スピントが中心であった。
ウキペデアお勧めリスト
・ドニゼッティ:『ランメルモールのルチア』、『アンナ・ボレーナ』
・ベッリーニ:『ノルマ』、『清教徒』、『夢遊病の女』、
・ヴェルディ:『マクベス』、『椿姫』、『イル・トロヴァトーレ』
・プッチーニ:『トスカ』、『トゥーランドット』
・ケルビーニ:『メデア』
「Maria Callas 手許リスト」です。
普段はフリーソフト(AIMP)を利用して聞いています
「Maria Callas - 90 Opera Arias」です。長時間のオペラアリア集が見つかりました。 |
「Puccini - Madama Butterfly 」です。 カラヤン指揮による歴史的な名盤だそうです。 |
「Maria Callas sings Puccini: Tosca - 'Vissi d'Arte' 」です。 こちらも高い視聴回数を得ています。 |
「 Ave Maria (Verdi)」です。有名な曲です。是非いかがですか |
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