続自由時間のクラシック(493) 不滅の巨匠100から大巨匠 Fischer-Dieskauを聴く

 今日の続自由時間のクラシックは筆者が最も苦手な分野の声楽曲のジャンルから400枚以上もアルバムに残している第一人者の「Fischer-Dieskau」のアルバムからいくつか採り上げて聴いてみることにします。今日は「Fischer-Dieskau」をブログで書くにつけ、一応、いくつかの指南書を読み、焦点がずれないないように、選曲をしました。

 又、その②に声楽曲の名曲を整理してみました。不十分と思いつつ、凡そ86曲リストアップしてみましたが、いかがでしょうか、レコ芸500では38曲を声楽曲・宗教曲として、推されています。歌曲・宗教曲・合唱曲・オペラアリアが各国の言葉で歌われるので、その意味を知るには対訳が必須になる、ところが、他のクラシック音楽と異なる点であります。

 指南書には「出来れば、対訳や歌詞大意を片手に耳を傾けると音楽が其処に込められた情感が理解できるはず」とあります。最近では名曲は対訳が日本でも、順次、進められており、ブログで公開されています。歌う機会と興味の全くなかった、筆者には、ハードルの高いジャンルで、極力避けてきました。

 手許のアルバムは8枚と他のクラシックの大巨匠のアルバム数と大幅に少ない様です。補足するため、Youtube で検索した結果を下に記します。さすがに日本語の字幕付はなく、先ず、ドイツ語の歌詞を英文の字幕付から選定してみました。ドイツ語でもよいという方は字幕を消せば、ドイツ語ほかで歌詞無しで視聴するくことが可能です。最近は字幕付の画像が増えてきました。AIによる自動翻訳はもうすぐできる時代でしょうか。

 ウキペデアから、Fischer-Dieskau」について少し、人となりを紹介しますと、「1951年、ロンドンのEMIアビー・ロード・スタジオにおいて、はじめてジェラルド・ムーアの伴奏ピアノでの歌曲のレコードを録音した。その際の曲目はシューベルトの歌曲集『美しき水車小屋の娘』の全曲を含んでいた。二人は1952年1月31日、ロンドンのキングスウェイ・ホールにおいて、フィルハーモニア・コンサート・ソサエティのマイソール・コンサートで『美しき水車小屋の娘』を演奏した。ジェラルド・ムーアはフィッシャー=ディースカウの最も重要なピアノ伴奏者であり、1967年のムーアの公演引退までしばしば演奏会や録音を行い、それらは高い評価が与えられた。特にフランツ・シューベルトの歌曲については、男声にふさわしい歌曲をすべて録音するという大規模なプロジェクトを完成し、さらに主な重唱曲も合わせて収録している」と有ります。

 その前はオペラ歌手として、有名でした。彼の評価コメントとしては「彼のキャリアを通じて、彼の音楽性とテクニックは批評家からしばしば「完璧」と評される。オペラ・ニュースのグレッグ・サンドウは、「全てにおいて彼のテクニックは息を呑むようなもので、誰かが記念碑を建てるべきだ」と述べている。

 彼は「世界で最も偉大なリート歌手」(タイム誌)として、引退するまで、世界中のコンサートホールは常に完売であった。詩と音楽を対等なパートナーとして提示する彼の演奏の正確さは、今日まで続く歌曲の基準を確立している。現在、ドイツ・ロマン派の芸術歌曲が広く知られるようになったのは、主に彼の努力によるものである。」とあります。

又「 シューベルトの歌曲の歌手として最も賞賛されたフィッシャー=ディースカウは、唯一の真のライバルは彼自身であったという。彼は何十年にもわたって新たな基準を確立し、新たな領域を探索し、予期しない感情を表現したのである」とあります。

今日は数あるリストからBeethoven : An die Ferne Geliebte」、Schubert代表曲」、「Winterreise」,と「Schumann - Liederkreis」の4点をトライしてみます。日本語表題を付記しておきました。不十分ですので、是非追加検索してお愉しみください。

今日のお勧め曲

公開日                       2021・10・28

演奏家名                     Dietrich Fischer-Dieskau

読み                   ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ

音源                          Youtube

出生地:                       ドイツ ベルリン

死亡:                       2012年5月

分類                           声楽家

知名度                         大巨匠 

クラシック不滅の巨匠 100 2008の推薦曲

シューベルト 歌曲全集

シューマン 歌曲全集

ヴォルフ 歌曲全集

ブラームス 歌曲全集

R・シュトラウス 歌曲全集

ベートーヴェン 歌曲全集

マーラー 歌曲全集

リスト 歌曲集

メロドラマ朗読とピアノための作品集

ブラームス 歌曲 マゲローネのロマンス

人となりウキペデア他より ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ (ドイツ語:Dietrich Fischer-Dieskau, 1925年5月28日 - 2012年5月18日)は、ドイツの声楽家(バリトン)、オペラ歌手、指揮者、音楽教育者、画家、著述家、朗読者。シューベルトの『冬の旅』をはじめとする彼の歌曲の録音は、リリースから半世紀たった今でも比類がなく、絶賛されている。400枚以上のレコード録音を行っており、おそらく彼以上に多くのレコードを残した歌手はいないと思われる

推薦図書

レコ芸500 2017

名盤鑑定百科各篇 吉井

クラシック不滅の名盤2007

クラシック不滅の巨匠100 2008 ◎

CD名曲・名盤 声楽曲 国土

オペラ・アリアの名曲名演奏 河合

手許CD(約8) 詳細は下記リスト

Youtube検索結果より  ()は日本語表題

W.A. Mozart - Le Nozze di Figaro (1976) (part 1) (English subtitles) 

    (フィガロの結婚)

Schubert_ Der Erlkönig (D328) - subtitled in English  (魔王)

Beethoven : An die Ferne Geliebte, op.98 (English subtitles) (遥かなる恋人に)★★

Beethoven : Mailied, op. 52 nr.4 (English subtitles) (5月の歌)

Dietrich Fischer-Dieskau Sings Schubert's "Der Erlkönig" (魔王)

      1965 (With English Translation)

Schubert Serenade - Fischer-Dieskau, with lyrics & English translation subtitles

winterreise (Schubert) - Gute Nacht (lyrics English, French, Spanish)(冬の旅)

Schubert in English, French and Spanish★★

      (more beautiful German music does not exist)

Pfitzner: Palestrina [Kubelik] Gedda, Fassbaender, Fisher-Dieskau, Prey

Schubert: "Die Forelle" (Fischer-Dieskau, Moore) (鱒)

Schubert - Der Erlkönig [魔王] (complete version.)

Dietrich Fischer Dieskau Der Lindenbaum Die Winterreise  ★★ (冬の旅)

L. van Beethoven - Ich liebe dich (Je t'aime) ; Dietrich Fischer-Dieskau (きみを愛す

Der Leiermann (冬の旅より)

Schubert: "Der Wanderer", D. 493 Fischer-Dieskau, Moore ★★ (さすらい人)

Dietrich Fischer-Dieskau "Mondnacht" Schumann (月夜)

Fischer-Dieskau & Pollini Schubert Winterreise

Dietrich Fischer-Dieskau "Ich habe genug" J.S.Bach (私は満ち足りています)

Bach: St. Matthew Passion (Karajan) 宗教曲

Bach, Matthäus Passion, Furtwängler 1954

Brahms-Ein deutches Requiem op. 45 (Complete) 宗教曲

Robert Schumann - Liederkreis, op. 39 [With score] ★★

Schumann - Dichterliebe - Fischer-Dieskau / Demus (詩人の恋

追加検索ください。

指揮者追加情報 彼はオペラ歌手として、彼は主にベルリンとミュンヘンのバイエルン国立歌劇場で活動し、ウィーン国立歌劇場、ロンドンのコヴェント・ガーデン(ロイヤル・オペラ・ハウス)、ハンブルク州立歌劇場や日本での公演、それにエディンバラの音楽祭で王立劇場への客演を行った。また、「世界で最も偉大なリート歌手」(タイム誌)として、引退するまで、世界中のコンサートホールは常に完売であった。詩と音楽を対等なパートナーとして提示する彼の演奏の正確さは、今日まで続く歌曲の基準を確立している。現在、ドイツ・ロマン派の芸術歌曲が広く知られるようになったのは、主に彼の努力によるものである。シューベルトの歌曲の歌手として最も賞賛されたフィッシャー=ディースカウは、評論家ヨアヒム・カイザーによると、唯一の真のライバルは彼自身であったという。彼は何十年にもわたって新たな基準を確立し、新たな領域を探索し、予期しない感情を表現したのである。

「Dieskauのリスト」です。殆ど手許にありませんが
シュベルト、シューマンはいくつか揃っているようです。

Beethoven : An die Ferne Geliebte, op.98」です。
(遥かなる恋人に)英文対訳字幕付です。

「Schubert in English, French and Spanish」です。
4カ国対訳つきです。お勧めです。

「Die Winterreise   (冬の旅)」です。原語版でいかがですか

「Robert Schumann - Liederkreis」です。こちらもお勧めの名曲です。

その②主な声楽曲の名曲

かなり、落としてきた名曲(オペラアリアほか)があります。400曲を網羅することは無理ですが、いくつかの指南書を参考に、2人の声楽家の大巨匠のアルバムを含めて、整理してみました。ご参考程度に活用ください。
言葉の壁を越えて、もう少し、時間をかけて、収集する必要を感じました。



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