続自由時間のクラシック(491) 不滅の巨匠100から大巨匠Mstislav Rostropovichを聴く
今日の続自由時間のクラシックはチェリストの大巨匠の「Mstislav Rostropovich」のアルバムからいくつか選んで聴いてみることにします。彼のチェロを聴いて、チェロにはまった時期があり、15年ほど前、チェロの名曲を次々と図書館廻りをして、収集した記憶があります。チェロはソリストとして、ピアノ、Vnより、さらに演奏される作品もすくないですが、ヴィオラと並んで、低音を受け持つ重要な弦楽器といわれています。
「Mstislav Rostropovich」はレコ芸500シリーズで24回も登場しますが、何故かバッハの無伴奏チェロソナタ組曲が入らず、時代の流れで、圏外になったという、コメントがあった。10人の日本の音楽評論家がジャッジした結果です。マイスキーも入らない結果となっています。ところが、明日予定のカザルスが一位になっておりました。
個人的には「Mstislav Rostropovich」が大好きで、もう少し、検索して、リストアップすべきと思っています。人となりはウキペデアが詳しいので、是非一読ください。興味あるコメントいくつかピックアップします。「ロストロポーヴィチは芸術や言論の自由を擁護する立場から、さまざまな活動を繰り広げた。とりわけソビエト時代に物理学者アンドレイ・サハロフを擁護したことや、アレクサンドル・ソルジェニーツィンに別荘の車庫を仕事場として提供し、4年間かくまったことが知られる。人道的活動にも情熱を注ぎ、妻のガリーナとともに、子供の医療改善をめざすヴィシネフスカヤ=ロストロポーヴィチ財団を設立した。」とあります。同趣旨の活動の一環として、ユネスコ親善大使にも就任した。」とあります。
「これらの経歴により、世界文化賞、ドイツ勲功十字賞、イギリスの最高位勲爵士、フランスのレジオンドヌール勲章(コマンドール)、スペインのカタロニア国際賞、アメリカの大統領自由勲章、スウェーデン極北賞、ロイヤル・フィルハーモニー協会ゴールド・メダル、レーニン賞、人権同盟の年間賞、高松宮殿下記念世界文化賞など、30ヶ国を超える国々から130以上もの賞を授与され、音楽家としておそらく史上最も多くの勲章を受けているといわれる。このほか各国で40以上の名誉学位を与えられた。」ともいわれています。
又、「親日家としても知られ、1958年に大阪国際フェスティバルで初来日して以降、たびたび来日した。モスクワの自宅に和室を造った逸話がある。指揮者小澤征爾や九重親方(元横綱千代の富士)と親しかった。相撲好きでもあったロストロポーヴィチは千代の富士の現役時代には九重部屋での朝稽古を見てからコンサートのリハーサルに入ることも多かった」という、阪神大震災の追悼のため、駆けつけてきて、追想演奏会を開いてくれたことを忘れてはなりません。
手許のアルバムは30点ほど、ありそうですが、今日はYoutubeでチェロ名曲の不足の分と、指揮者としてのアルバムを時間をかけて検索してみました。もう1度、彼の名演奏に浸ってみます。時間の関係で今日ははずせない名曲から「J.S. Bach - Cello Suites 」、「Beethoven Cello Sonatas」、「Schubert - Arpeggione Sonata 」と「Saint-Saens Cello Concerto 」の4点に厳選しました。(いずれも長い曲で、おそらく聴けるのは2点ほど)、聴きたくなったら、このブログに戻って聴くことができます。
その②にこれまで、ブログで採りあげた、チェロの名曲を再度、リストアップして、大巨匠の演奏も追記しました。
①今日のお勧め曲
公開日 2021・10・26
演奏家名 Mstislav Rostropovich
読み ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
音源 Youtube
出生地: アゼルバイジャン バクー
死亡: 2007年4月
分類 チェリスト
知名度 大巨匠
クラシック不滅の巨匠 100 2008の推薦曲
・ JSバッハ無伴奏チェロ組曲
・ ショスターコーヴィッチ チェロ協奏曲1,2番
・ プロコフイエフ 交響的協奏曲
・ ブリテン 無伴奏チェロ組曲、チェロ協奏曲
・ ドヴォルザーク チェロ協奏曲
・ チャイコフスキー ロココ風の主題による変奏曲
・ ブラームス Vnとチェロのための協奏曲
・ シューマン チェロ協奏曲
・ ブロッホ ヘブライ狂詩曲
・ ベートーヴェン チェロソナタ全集
・ ブラームス チェロソナタ1,2番
・ ショスターコヴィッチ 交響曲5番
人となりウキペデア他より ムスティスラフ・レオポリドヴィチ・ロストロポーヴィチは、アゼルバイジャン出身のチェリスト、指揮者。特にチェリストとしては20世紀後半を代表する巨匠として名高い。愛称は名前の一部と「光栄」を意味するロシア語の単語に由来するスラヴァ。チェリストとしてのロストロポーヴィチは、圧倒的な技巧と豊かな音量に裏付けられた、スケールの大きな表現性で広く知られた。レパートリーはバロック音楽から現代音楽まで幅広い。
推薦図書
・ 私だけのクラシック1001 宮城谷
・ レコ芸500 2017
・ 名盤鑑定百科各篇 吉井
・ 200CD ヴァイオリン
・ クラシック不滅の名盤2007
・ クラシック不滅の巨匠100 2008 ◎
・ ヴァイオリン/チェロの名曲名演奏 渡辺
手許CD(約30) 詳細は下記リスト
Youtube検索結果より
・ J.S. Bach - Cello Suites - Mstislav Rostropovich (1995) (1~2 CD)★★
・ Beethoven Cello Sonatas Rostropovich Richter★★
・ Schubert: Arpeggione Sonata (Rostropovich / Britten) (1/3)
・ Dvorák - Concerto in B minor Op. 104 / Mstislav Rostropovich★★
・ Haydn - The Cello Concertos + Presentation
(recording of the Century : Mstislav Rostropovich)★
・ Brahms Double Concerto in A minor, Perlman, Rostropovic ★
・ Rostropovich plays Bach 6 suites for cello solo DVD 1991
・ Schubert - Arpeggione Sonata D 821 / Presentation +
New Mastering (Ct. rec.: Rostropovich / Britten) ★★
・ Rostropovich, Shostakovich Cello Concerto no.1
・ Strauss Don Quixote Mstislav Rostropovich
Berliner Philharmoniker Herbert von Karajan (1976/2017)
・ Saint-Saens - Concerto No.1 in A Minor / Mstislav Rostropovich ★
・ Mstislav Rostropovich - Tchaikovsky - Rococo Variations, Op 33 ★
・ Mstislav Rostropovich Performing at the White House (1994)
・ Dmitri Shostakovich: Sonata for Cello and Piano - M. Rostropovich,
D. Shostakovich (Audio video)
・ Mstislav Rostropovich, Glazunov Concerto Ballata in C Op.108
・ Variations on a Rococo Theme, Op. 33
・ Sinfonia Concertante (1987 Remastered Version) : III. Andante con moto
・ Mstislav Rostropovich / Saint-Saens Cello Concerto (1957/2017)★★
・ Mstislav Rostropovich - Boccherini - Cello Concerto No 6 in D major, G 479
・ Vivaldi Concerto For Violincello And Strings In G Major Mstislav Rostropovich 1978
・ Rostropovich and Horowitz play Rachmaninoff: Andante from Cello Sonata
・ Mstislav Rostropovich Beethoven 12 Variations on Ein Mädchen oder Weibchen
・ Mstislav Rostropovich - Honegger - Cello Concerto★
・ Mstislav Rostropovich~ Barber~ Adagio for Strings Op 11★
・ rostropovich argerich in japan★
・ Mstislav Rostropovich~ Shostakovich: Symphony No.5 ★★
・ Mozart: Symphony No. 25 - New York Philharmonic/Rostropovich (1978) ★
・ Tchaikovsky - Swan Lake Suite, Mstislav Rostropovich - Berliner Philharmoniker★
・ ミックスリスト - ムスティスラフ・ロストロポーヴイッチ
・ 他多数あります。追加検索ください。
指揮者追加情報 ウキペデアより抜粋 1970年代に指揮活動も本格的に開始、直接親交のあったショスタコーヴィチやプロコフィエフの管弦楽作品を西側に紹介するという意図があった。ことに冷戦時代において、西側では不明な点の多いショスタコーヴィチの演奏は需要があり、当時西側においては幻の作品であった。また、親日家としても知られ、1958年に大阪国際フェスティバルで初来日して以降、たびたび来日した。モスクワの自宅に和室を造った逸話がある。指揮者小澤征爾[1]や九重親方(元横綱千代の富士)と親しかった。相撲好きでもあったロストロポーヴィチは千代の富士の現役時代には九重部屋での朝稽古を見てからコンサートのリハーサルに入ることも多かったという
「 Rostropovichの手許リスト」です。いくつか、ダブっていますが、 主なチェロの名曲は揃っているようです。 |
「J.S. Bach - Cello Suites」です。少し古いですが、長時間の全編版です。 ベルリンの壁がなくなったとき、バッハの曲を壁の前で弾いたそうです。 |
「Beethoven Cello Sonatas」です。 リヒテルのピアノ伴奏です。是非いかがですか。 |
「Schubert - Arpeggione Sonata D 821」です。 短いですが、お勧めです。 |
「Shostakovich: Symphony No.5」です。 指揮者として、いくつか、交響曲の指揮アルバムが検索できます。 |
②主なチェロの名曲
以前にこのブログでお勧めしました、チェロの名曲を再掲しました。合わせて、大巨匠のチェリストのアルバムの保有状況を示しておきます。ご参考にして、チェロのサウンドに浸ってください。選定はいくつかの指南書を参考にしており、チェロ好きには必須の曲目でしょうか。
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