続自由時間のクラシック(486) 不滅の巨匠100から大巨匠Vladimir Horowitzを聴く
今日の続自由時間のクラシックはウクライナ出身のアメリカに永住して、世界中で活躍した。ピアニストの大巨匠「Vladimir Horowitz」のアルバムからいくつか選んで聴いてみることにします。(彼の奥さんが大巨匠指揮者のトスカーニの娘さんであります。)
ピアノのソナタ曲は大ホールでは無理との定説を覆したピアニストで、最弱音が弱音でありながらホールの一番後ろでも美しく聴こえることにこそホロヴィッツの特徴があるといわれており、CDでは伝えきれないので、ライヴがベストの演奏家だったそうです。
アメリカのグラミー賞を始め、各国の政府から、勲章を得ている、稀有なピアニストでしょうか。また、これまで、あまり、採りあげられなっかた、作曲家の作品をアンコール曲で積極的に採用し、世界に広めたことでも、知られています。改めて、偉大なピアニストでまさに、大巨匠の一人でしょう。
ウキペデアを読むと、いくつかの逸話が愉しめます。例えば「トーマス・ビーチャムの指揮でチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を演奏した時、聴衆の反応から第1楽章の途中で「このまま指揮者に従っていてはこの演奏会を失敗してしまう」と判断したホロヴィッツは次第にテンポを上げ、オーケストラをリードし始めた。最終楽章でのコーダは圧倒的な加速で弾ききり、同曲の演奏を終了した。演奏後割れんばかりの喝采を浴び、翌日の新聞では奇跡的なピアニストの登場が大々的に報じられた。」とあります。
また、「指さばきの速さや難曲におけるミスタッチの少なさであれば、現代ではホロヴィッツ以上の技巧を持つピアニストは少なくない。しかしながら、一般の聴衆だけでなく実演に接したほとんどの評論家やピアニストも「ホロヴィッツの音は独特であった」と口を揃えて証言しており、ピアノを歌わせるという点で彼に比肩しうるピアニストを見出すことは困難である。」ともあります。
手許にも約40枚ほどありますが、Youtubeで検索すると、膨大なアルバムがみつかります。日本の音楽評論家が挙げる、名曲・名盤は殆ど、Youtubeで聴くことができそうです。下のリストは一部で、ピアノを演奏される方、お好きな方は是非、追加検索して、お楽しみください。今日は多くのアルバムから、ライヴアルバムに絞り「Horowitz In Moscow」、「HOROWITZ AT THE WHITE HOUSE」、「live in New York 1978 (All Chopin)」と「 live in Milano 1985 」の4点に厳選して聴くことにします。D・スカルラッティ - ソナタ集もお勧めです。
尚、直近のNHKBSの番組(前日曜日深夜の番組)で彼の「Horowitz In Moscow 」が採り上げられたようです。NHKのBSほかの主なクラシック番組は10年ほど、録画しており、良いライブラリーが出来つつあります。
今日のお勧め曲
公開日 2021・10・19
演奏家名 Vladimir Horowitz
読み ウラディミール・ホロヴィッツ
音源 Youtube
出生地: ウクライナ
死亡: 1989年11月
分類 ピアニスト
知名度 大巨匠
クラシック不滅の巨匠 100 2008の推薦曲
・ リスト ピアノソナタ
・ ムソルグスキー 展覧会の絵
・ チャイコフスキー ピアノ協奏曲1番
・ ショパン コレクション
・ スカラッテイ ソナタ集
・ カーネギーホール コンサート 1965年
・ スクリャ-ピン 7つの練習曲、ピアノソナタ10番ほか
・ ラフマニノフ ピアノ協奏曲3番、ピアノソナタ2番
・ シューベルト、ピアノソナタ21番、シューマン子供の情景
・ ホロヴィッツ・イン・モスクワ DVD
・ ホロヴィッツ ザ・ラスト・レコーデング
人となりウキペデア他より ウラディミール・サモイロヴィチ・ホロヴィッツ(Vladimir Samoilovich Horowitz、ヘブライ語: ולדימיר הורוביץ [1]、1903年10月1日 – 1989年11月5日)は、ウクライナ生まれのアメリカのピアニストである。義父(妻の父)は名指揮者として知られるアルトゥーロ・トスカニーニ。彼は1903年に生まれている。しかし、軍隊で彼の手が傷つくことを恐れたユダヤ系の父は、徴兵から逃れられるように生まれ年を1年遅い1904年として申告した。1904年を生まれ年とする文献が散在するが、権威筋は1903年が彼の正しい生まれ年であるとしている。
推薦図書
・私だけのクラシック1001 宮城谷
・レコ芸500 2017
・名盤鑑定百科各篇 吉井
・200CD ピアノとピアニスト ピアノの秘密
・クラシック不滅の名盤2007
・クラシック不滅の巨匠100 2008 ◎
・ピアノの名曲・名盤1053曲 (20人+195人)
手許CD(40) 詳細は下記リスト
Youtube検索結果より 視聴回数1万回数以上
・ Horowitz Rachmaninoff 3rd Concerto Mehta NYPO 1978 ★★
・ Vladimir Horowitz plays Rachmaninoff sonata No. 2 op. 36 ★★
・ Vladimir Horowitz at the Withman Auditorium - 1967
・ Vladimir Horowitz; Arturo Toscanini: Tchaikovsky: Piano Concerto #1 1943 Live★
・ Klavierabend (1987) Vladimir Horowitz. Goldener Saal, Wiener Musikverein
・ Horowitz In Moscow (1986/2009) ★★
・ Vladimir Horowitz at Carnegie Hall - 1951
・ Horowitz - The 1968 TV Concert
・ [HD] Vladimir Horowitz - The Last Romantic
・ HOROWITZ AT THE WHITE HOUSE 1978★★
・ Vladimir Horowitz in Japan (1983) ★★
・ Vladimir Horowitz plays Mozart: Concerto No. 23 (1987)
・ Vladimir Horowitz Live Recital Vienna (1987)★★
・ Vladimir Horowitz live in New York 1978 (All Chopin)★★
・ Vladimir Horowitz - Chopin Polonaise in A-flat major, Op. 53
・ ミックスリスト - Vladimir horowitz chopin ★
・ Mussorgsky: Pictures at an Exhibition, Horowitz (1951)
ムソルグスキー「展覧会の絵」ホロヴィッツ
・ HOROWITZ AT CARNEGIE HALL 4-Scarlatti Sonata in E & G ★★
・ D・スカルラッティ - ソナタ集(抜粋) ホロヴィッツ★
・ Horowitz Plays Scriabin Etude Op 8 No 12★
・ Vladimir Horowitz 1977 Liszt: Sonata In B Minor★
・ Schubert - Vladimir Horowitz (1973) 4 Impromptus D 899 & D 935★★
・ SCHUBERT - Impromptu no3 (Horowitz)
・ Vladimir Horowitz live in Milano 1985 (Scarlatti, Schumann,
Scriabin, Schubert, Liszt, Chopin)★★
・ Beethoven - Piano Concerto No.5 (Vladimir Horowitz)
・ 是非、追加検索ください。
指揮者追加情報 実際には、最弱音が弱音でありながらホールの一番後ろでも美しく聴こえることにこそホロヴィッツの特徴がある。CDでは実際の演奏の魅力を伝えきれないと言われるゆえんである。1986年には、およそ60年ぶりの祖国となるモスクワ、次いでベルリンでもコンサートを開き、絶賛された。現代ではホロヴィッツ以上の技巧を持つピアニストは少なくない。しかしながら、一般の聴衆だけでなく実演に接したほとんどの評論家やピアニストも「ホロヴィッツの音は独特であった」と口を揃えて証言しており、ピアノを歌わせるという点で彼に比肩しうるピアニストを見出すことは困難である。
「手許のHorowitzリスト」です。 15年前、せっせと図書館で借り、約40枚も揃っていました。今では 殆ど、Youtubeで聴ける時代となりました。 |
「Horowitz In Moscow」です。 これが、最近、BS放送で流されているようですが未確認。 |
「HOROWITZ AT THE WHITE HOUSE」です。 贅沢な演奏会で、どの大統領の時代か? |
「 live in New York 1978 (All Chopin)」です。 ショパンのお好きな方は必聴でしょうか |
「live in Milano 1985」です。 多くの作曲家のソナタ作品が演奏されています。 |
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