名作をYoutubeで聴く(61) 現代小説の織田作之助を聴く
今日の名作をYoutubeで聴くは大阪を題材にした現代小説で有名な作家「織田作之助」の作品をいくつか聴いてみることにします。このシリーズはいくつかの出版社から、出されている、手に入り易いCD文庫を基準に作家を選んでいます。今日の「織田作之助」の場合は手許に「夫婦善哉」1点だけですが、幸い、Youtubeで数多く検索できた、作家です。
逆の場合も有ります。多くは著作権の関係で、公開されない場合が、殆どで、何故、この作家を採りあげないかと、思われますが、著作権の制約でYouutbeに公開できないことをご了承ください。
前置きが長くなりましたが、今日の「織田作之助」は膨大な作品が残っており、青空文庫でも手軽に読むことができます。ウキペデアでは「出世作となった「俗臭」「夫婦善哉」をはじめ、「競馬」「世相」など短編を得意とした。また出身地である大阪に拘りを持ち、その作品には大阪の庶民(特に放浪者)の暮らしが描かれていることが特徴である。」作家といわれています。
又、「第二次世界大戦後、1946年(昭和21)『六白金星』『アド・バルーン』『世相』『競馬』と問題作を集中的に発表、流行作家の名をほしいままにし、さらに長編『夜光虫』『土曜夫人』を発表。伝統文学を超克する評論『可能性の文学』を発表と同時に喀血(かっけつ)し、翌47年(昭和22)1月10日死去。」とあります。
エピソードをピックアップしてみると、「愛妻家であり、最初の妻・一枝の死後、最期まで一枝の写真と遺髪を肌身離さず持ち歩いていた。現在は、一緒に持ち歩いていたライターや注射器(結核治療用の抗生物質を打つため。ただこの注射器を使ってヒロポンを打っていたとも言われている)と共に、日本近代文学館〈東京都目黒区〉に保管されている。とあります。
Youtubeで数多く検索できました。今日は「終戦前後」、「競馬」と「蛍」の3点を選んで聴いてみることにします。★★★は話題作品が揃っています。お試しください。
織田作之助をYoutubeで聴く
公開日 2022・1・22
作家名 織田作之助
読み ア行
音源 Youtube
出生地: 大阪府 大阪市
死亡: 1947年1月
分類 現代小説
受賞歴ほか
・ 改造社の第一回文芸推薦作品 「夫婦善哉」(小説)
・ 芥川龍之介賞候補作 「俗臭」
・ 「聴雨」「勝負師」および1946年の「可能性の文学」
・ 太宰治、坂口安吾、石川淳らと共に新戯作派(無頼派)
・ 作之助の名前を冠した織田作之助賞が主催
代表作
・ 『夫婦善哉』(1940年)
・ 『青春の逆説』(1941年)
・ 『聴雨』(1943年)
・ 『世相』(1946年)
・ 『土曜夫人』(1946年)
作品の抜粋 (計70点の作品がある。)
・ 雨の都
・ 実感
・ 郷愁
・ 文楽の人
・ 湯の町
・ 二十番館の女
・ 薬局
・ 土曜夫人
・ 冴子の外泊
・ 好奇心
・ 中毒
・ 怖るべき女
・ 死神
・ 大阪の女
・ 夜光虫
・ 影絵
・ 妖姫伝
・ 妖婦
・ 六白金星
・ 饗宴
・ その他青空文庫で検索ください。
ウキペデア他より抜粋 大阪市南区生玉前町生まれ。1935年12月、青山光二、白崎礼三らと同人雑誌「海風」を創刊。1940年4月に、『夫婦善哉』をその「海風」に発表。改造社の第一回文芸推薦作品となる。1941年に満里閣より刊行された『青春の逆説』は発禁処分を受ける。他に『聴雨』『木の都』『世相』など。また、ラジオ・ドラマやシナリオも手がけ、1944年「映画評論」に掲載された脚本『四つの都』は、「還って来た男」(監督・川島雄三)として松竹で映画化されている。1946年8月、読売新聞に『土曜夫人』を連載開始。しかし喀血し中断。翌年1月10日、東京病院で死す。
手許CD(1) 夫婦善哉
Youtube検索朗読作品
・ 【朗読】織田作之助『終戦前後』★★
・ 織田作之助「競馬」【小説朗読】 ★★
・ 【青空文庫の朗読】織田作之助作 『道なき道』
・ 織田作之助「夫婦善哉」(朗読:永井一郎)★★★
・ 【青空文庫の朗読】織田作之助『蛍』 ★★
・ 朗読 織田作之助『青春の逆説』
・ 【朗読】織田作之助「天衣無縫」 朗読・あべよしみ
・ 朗読【お:織田作之助の作品】11点 ★★★
・ 織田作之助 6点 ★★★
・ 織田作之助「人情噺」(ラジオドラマ)
・ 【青空文庫の朗読】織田作之助『婚期はずれ』
参考HP(青空文庫) https://www.aozora.gr.jp/index_pages/person40.html
「織田作之助の手許リスト」です。織田作品はこの1点だけでした。 |
「終戦前後」です。いかがでしょうか。 この他、いくつか短編集が聴くことができます。 |
「競馬」です。こちらもお勧めです。 |
「蛍」です。こちらもいかがでしょうか |
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