続自由時間のクラシック(547) 不滅の巨匠100から声楽家のHans Hotterを聴く

 今日の続自由時間のクラシックはバス・バリトンの巨匠「Hans Hotter」のアルバムをいくつか選んで聴いてみる事にします。昨日のバリトンの「ヘルマン・プライ」とも重なる曲が並びますが、彼は「シューベルトの美しき水車小屋の娘」等は音域に向いていないので、歌うことがなかったと言われて、選曲を慎重に限定したことでも有名なバリトン歌手です。また、ピアノ伴奏者の選定は歌曲(リート)の重要な要素で、有名な「ジェラルド・ムーア」との組み合わせが絶妙といわれています。

 昨日の曲名と同じ曲はそのままで表示していますが、初めて聴く名前の短い曲については、一気にグーグルで翻訳してみました。ヴォルフは「狼」と訳すことも有りますが、歌詞などの翻訳には、力を発揮するようです。面白い、オペラも自動翻訳されるともう少し身近に楽しめるのですが、技術の進歩を期待したいです。

 話しがそれました。今日の「Hans Hotter」は手許に「Le Nozze Di Figaro(フイガロの結婚)」の1枚だけという寂しさで、早速、指南書の推す、アルバムを中心にYoutubeで検索しました。結果は下の通りでした。随分、時間がかかりましたが、さすがに、数多い、検索結果となりました。まだまだある様です。是非、追加検索ください。

 人となりと経歴は「ウキペデア」が詳しいので一読ください。ナチス政権が始まった「冬の旅」の時期にシューベルトの「冬の旅」の録音を終えたとあります。解説をいくつかピックアップしますと「彼の力強く比類ないバス・バリトンの声は、楽曲にふさわしい洗練されたテクニックをも併せ持つものであった。さらに、卓越した知性と想像力も伴っていた。特に前述の『冬の旅』、シューベルトの『白鳥の歌』が広く愛聴されているが、バス・バリトンという自身の声域からレパートリーを制限し、『美しき水車小屋の娘』などは歌わなかった。」とあります。

「ホッターは幅広いレパートリーを持っていたが、とりわけ偉大なワーグナー歌いとして広く認められ、『ニーベルングの指環』の神々しいヴォータン、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』の慈愛に満ちたハンス・ザックス、『パルジファル』のグルネマンツ、オランダ人など主要作品の要となる役柄において高い評価を受けた。」ともありました。

 今日は膨大なりストから、長時間のオペラは避け、昨日、聴いていないシューベルト曲の「Schubert, Der Schwanengesang」とミックスリストから、「Schumann Kerner Lieder 」、 German Lieder 「LÍEDER SHUBERT」の4点を選んで聴いてみることにします。時間が許せば、★★★とワーグナーの大型オペラ作品等にもトライください。

少し、歌曲が続きましたので、明日から、ギター、トランペット、オーボエの巨匠を選んでみます。

今日のお勧め曲

公開日                      2022・1・11

演奏家名                      Hans Hotter

読み                         ハンス・ホッター

音源                         Youtube

出生地:                     ドイツ オッフェンバッハ

死亡:                      2003年12月

分類                          声楽家

知名度                        巨匠 

クラシック不滅の巨匠 100 2008の推薦曲

シューベルト 歌曲集 白鳥の歌

シューベルト 歌曲集 冬の旅

ヴォルフ アイヒェンドルフ 歌曲集

ドイツ リートリサイタル、魔王、シューマン二人の擲弾兵他

ワーグナー プログラム

人となりウキペデア他より 1909年1月19日、ドイツのオッフェンバッハ生まれのバス・バリトン歌手。2003年12月6日没。1930年にオペラ・デビューし、ミュンヘン歌劇場、ウィーン国立歌劇場を経て、50年からはメトリポリタン歌劇場にも登場。52年以降バイロイトのワーグナー祭には欠かせない存在で、不世出のヴォータン(神々の長ヴォータン)歌手として絶賛された。61年からは歌劇の演出も手掛け、ヴィーラントの死後、その演出を保存するためにバイロイトの監督を務めた。また、4回にわたるシューベルトの「冬の旅」の録音を残すなど、リート歌手としても高く評価されていた。

推薦図書

クラシック不滅の巨匠100 2008 ◎

レコ芸500 2017

クラシック不滅の名盤2007

CD名曲・名盤 声楽曲 国土

オペラ鑑賞事典 多田

オペラガイド130選

オペラ・アリアの名曲名演奏 河合

オペラの魔力 砂川

手許CD (1) 詳細添付参照ください。

Youtube検索結果より 

 比較的視聴回数の多い短い曲(順適宜)

Anakreons Grab (アナクレオンの墓)

Franz Schubert - Schwanengesang(白鳥の歌)

Hans Hotter - Schubert: Wanderers Nachtlied II D 768(さすらい人幻想曲)

Hans Hotter "Wotan`s Farewell and Magic Fire Music" Die Walküre 

     ヴォータンの別れと魔の炎の音楽:楽劇「ワルキューレ」★★★

Hans Hotter & Birgit Nilsson - Die Walkure(ワルキューレ)★★★

Hans Hotter sings An die Musik

Mondnacht Hans Hotter

Schubert - Winterreise - "Der Leiermann", Hans Hotter(冬の旅-「ザ・ライアーマン」)

Schumann - Die beiden Grenadiere - Hotter / Moore 二人の二人の擲弾兵 ★★★

Ständchen Hans Hotter (シューベルトのセレナーデ)

Wagner - Der Fliegende Holländer - Die Frist Ist Um(締め切りが迫っています)

Wolf - Alles endet, was entstehet - Hotter / Moore(生まれるすべてが終わる)

Wolf - Fühlt meine Seele - Hotter / Moore(私の魂を感じてください)

Wotans Abschied Hans Hotter & Hans Knapperbutsch. Bayreuth 1956

 Schubert

Schubert, Die Winterreise D911 Op. 89 - Hans Hotter; Gerald Moore (1954) ★★★

Schubert - Winterreise D 911 / REMASTERED 

     (Century's record.: Hans Hotter, M.Raucheisen 1942 & 1943) ★★★

Schubert, Der Schwanengesang - Hans Hotter; Gerald Moore (1954) ★★★

Schubert - 7 Lieder - Hotter / Moore 1949

 Schumann

Schumann - Dichterliebe - Hans Hotter - Leo Schwartz (Colón, 1962)

Hans Hotter sings Schumann Kerner Lieder (1952) ★★

 Wagner

Wagner “Die Walküre” (Hans Hotter & Hans Knappertsbusch • 

     Bayreuth Festival, 1957)★★★

Clemens Krauss, Hans Hotter & Georg Hann: 

     Wagner: Der fliegende Holländer (München 1944)★★★

Astrid Varnay & Hans Hotter: Wagner - Die Walküre, 'Act3 Duet'

Die Meistersinger Hotter Treptow Kusche Jochum 1949 LIVE

 その他

Hans Hotter; "Ich habe genug"; BWV 82; Johann Sebastian Bach

Fritz Wunderlich; Hilde Gueden; Hans Hotter; Hermann Prey;

      "DIE SCHWEIGSAME FRAU"; Richard Strauss★★★

 ミックスリスト

ミックスリスト - ハンス・ホッター ★★★

Hans Hotter sings German Lieder (1961) ★★

     HANS HOTTER - LÍEDER SHUBERT ★★

指揮者追加情報 ホッターはオペラの舞台のほか、バッハの宗教曲、シューベルト、シューマン、レーヴェ、ヴォルフ、リヒャルト・シュトラウスなどのドイツ歌曲においても、その洞察力に富んだ解釈で深い感動を与えた。特に1954年にジェラルド・ムーアのピアノ伴奏で歌ったフランツ・シューベルトの連作歌曲『冬の旅』の解釈・歌唱は世界的に著名であり、まさに「世紀の録音」と言っても過言ではない。1962年以来、日本でもたびたびリサイタルを行い、多くの聴衆の支持を受けた。1990年代まで彼は高い水準の歌唱力を保ち続け、リサイタルを開催し続けた.

伴奏者情報 ジェラルド・ムーアは、多数の著名な歌手とともに歌曲の演奏会やレコード録音で知られたイギリス人ピアニストである。歌手に遠慮して控えめに弾くのではなく、音楽の要求に従い積極的に表に出た演奏をしている彼から歌手へのユーモア溢れるメッセージである。


「Hans Hotterの手許リスト」です。たった1枚だけでした。

「Schubert, Der Schwanengesang 白鳥の歌」です。
秀逸な冬の旅は数枚出ています。

「Schumann Kerner Lieder」です。シューマン特集です。

Hans Hotter sings German Lieder」です。こちらはドイツリート特集です。

「HANS HOTTER - LÍEDER SHUBERT」です。数ある中から7曲を選んでいました








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