名作をYoutubeで聴く(63) 現代小説の柴田連三郎を聴く

 今日の名作をYoutubeで聴くは歴史小説の大家「柴田連三郎」をいくつか選んで聴いてみることにします。手許には1点だけ、CD文庫(新潮社)があり、追加を期待したのですが、今日の作家はYoutubeでの検索結果は映画〔TV〕作品ばかりで、少し、がっかりしました。

 作家としては膨大な作品を残しておられますが、手軽に入手できる、文庫本のリストを整理しておきました。著作権上の制約で、青空文庫、Youtubeでも朗読は公開されていません。面白い、作品が聴けるかと期待しましたが、残念です。

 しかし、映画では突然削除されるかもしれませんが、最近、亡くなられた、「田村正和」の眠り狂死郎シリーズほかが、いくつかYoutubeに投稿されており、愉しむ事ができそうです。

 いつものように人となりをウキペデアでピックアップしてみますと、「上京して慶應義塾大学医学部予科を受験して入学したが、半年後に文学部予科へ移る。慶應義塾大学予科3学年の時に『十円紙幣』を君尾哲三のペンネームで『三田文學』に発表する。1940年に、庄内藩の齋藤家の出身である齋藤栄子(清河八郎の妹・辰の孫)と結婚、齋藤家の婿養子となり、齋藤錬三郎と名乗る。同年、慶應義塾大学文学部支那文学科卒業。卒業論文は『魯迅論』。」と有りました。医学を目指し、文学に転向した、珍しい作家です。

また、「田村正和を役者として高く評価し、「眠狂四郎」の舞台で狂四郎役に抜擢、またTVシリーズ化にあたり、田村を指名、田村を最高の眠狂四郎役者と称賛していた。田村も柴田を父親の様に慕っていて、柴田の葬儀に駆け付けた田村は人目も気にせず泣きじゃくったという」その、田村正和も昨年4月に亡くなりました。

 今日はYoutubeで検索できた、時代小説映画を選んで「御家人新九郎シリーズ」、「眠り狂死郎シリーズ」と「真田十勇士」の抜粋版を視聴することにします。尚、「御家人新九郎」については書店または近くの図書館で検索し、是非、お試しください。

柴田連三郎をYoutubeで聴く

公開日                     2022・1・29

作家名                      柴田連三郎

読み                         サ行

音源                       Youtube

出生地:                岡山県邑久郡鶴山村 (現在 備前市)

死亡:                     1978年6月

分類                         現代小説

受賞歴ほか

直木賞(1951年)

吉川英治文学賞(1970年)

柴田連三郎賞の制定

代表作 (全作品は膨大で1221点もあるようです。)

『イエスの裔』(1952年)

『眠狂四郎無頼控』(1956年)

『赤い影法師』(1960年)

『徳川太平記』(1965年)

『真田十勇士』(1975年 - 1976年)

『御家人斬九郎』(1976年)

作品の抜粋 文庫版より抜粋

『新編 三国志』 1986

『徳川三国志』 1986

『南国群狼伝』 1985

『柳生但馬守』 1986

『清河八郎』 1986

『抜打ち侍』 1987

『おらんだ左近』 1990

『人間勝負』 2014

『英雄ここにあり』(全3巻) 1975

『決闘者宮本武蔵』(全3巻) 1975

『岡っ引どぶ―柴錬捕物帖』(正続) 1976~1978

『異常の門』(上下) 1978

『源氏九郎颯爽記』 1980

『秘剣揚羽蝶―源氏九郎颯爽記』 1981

『血汐笛』(講談社文庫) 1982

『お江戸日本橋』(上下) 1983

『おれは侍だ』 1984

『顔十郎罷り通る』(上下) 1986

『主水血笑録』 1986

『柴錬水滸伝 われら梁山泊の好漢』(全4巻) 1987~1988

『剣と旗と城』(全3巻) 1988

『木乃伊館』 1989

『血太郎孤独雲』 1990

『鈴姫異変』 1991

『明治一代男』 1992

『江戸八百八町物語』 1993

『毒婦四千年』 1994

『柴錬 大岡政談』 1995

『柴錬三国志 英雄・生きるべきか死すべきか』(上下) 1996

『首斬り浅右衛門―あるいは憑かれた人々の物語』 1997

『異説幕末伝―柴錬立川文庫・日本男子物語』 1998

『浪人列伝』 1999

『柴錬剣豪譚 剣鬼宮本無三四』 2000

『由井正雪―柴錬痛快文庫』 2001

『三国志―柴錬痛快文庫』 2002

『江戸っ子侍』(上下) 2004

『貧乏同心御用帳』 2005

『柴錬捕物帖 岡っ引どぶ』 2006

『顔十郎罷り通る』(上下) 2006

『柴錬捕物帖 岡っ引どぶ〈続〉』 2009

ウキペデアほかより抜粋 柴田 錬三郎は、日本の小説家、ノンフィクション作家、中国文学者。本名:齋藤 錬三郎。シバレンという通称でも名高い。 歴史小説に新風を送ったことで業績は名高い。柴田錬三郎賞(しばたれんざぶろうしょう)は、集英社が主催し、一ツ橋綜合財団が後援する文学賞。1988年に柴田錬三郎の業績を称えて創設され、以降年1回発表されている「デスマスク」は芥川賞と直木賞の両方の候補となり、『イエスの裔』で直木賞を受賞。その後選考委員となる。

手許CD(1) 御家人新九郎

Youtube検索朗読作品(映画・TV)

御家人新九郎シリーズ(Falcons of Edo Ep10)

眠り狂死郎シリーズ(Mondsama part1  田村正和様 追悼)

真田十勇士シリーズ(第164回)

剣は知っていた(運命峠 第01話[公式])

ほか、いくつかあります。(朗読作品は見当たらず)

作家追加情報  1966年から1977年まで、直木賞の選考委員を務める。柴田が選考委員をしていたこの間の受賞者には、五木寛之、野坂昭如、陳舜臣、井上ひさし、藤沢周平などがいる。他、小説現代新人賞の選考委員も務めた。次いで今東光と共に「文壇野良犬会」を結成し、水間寺での住職権限を争う大乱闘や梶山季之の急逝における葬儀争奪戦での役回りなど、數山の僧兵かと見まがうがごときの活動も繰り広げた。この野良犬の会には、黒岩重吾、吉行淳之介、陳舜臣、田中小実昌、野坂昭如、戸川昌子、長部日出雄、井上ひさし、藤本義一などが参加した。

    
「柴田連三郎の御家人新九郎の手許CD」です。
この1点だけ、図書館で借り、集収していました。

御家人新九郎シリーズ]です。柴連原作の映画作品です。

「眠り狂死郎シリーズ」です。こちらも映画作品です

「真田十勇士シリーズ(第164回)」です。
このドラマに柴連の語りがあります。




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