続自由時間のクラシック(543) 不滅の巨匠100から指揮者のPierre Monteuxを聴く

 今日の続自由時間のクラシックはフランス人の巨匠の一人である「Pierre Monteux」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。André Cluytens、Charles Munchはドイツ系の要素を持つ、フランス人でしたが、今日の「Pierre Monteux」は生粋のパリ生まれのフランス人で第一次大戦にも、従軍したようです。面白いことに彼が大好きな作曲家はブラームスだそうです。

 非常に広い範囲のレパートリーがあり、ウキペデアによると「除隊後の1916年、アメリカに渡り、翌年からはメトロポリタン歌劇場の指揮者に就任、主としてフランス系のレパートリーを多く指揮した。戦後はアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団、ボストン交響楽団(1919年から1924年まで音楽監督)の指揮者を歴任、その後、1929年にはパリ交響楽団の創立時の常任指揮者を務め、パリ響常任時代にはプロコフィエフの第3交響曲の世界初演を手がけている。1935年からはサンフランシスコ交響楽団の常任となり、同楽団の黄金時代を築いた。1953年に同交響楽団の常任を退任、フリーとなり、客演活動が中心となる。」とあります。世界の主要なオーケストラで、指揮され、その後、名曲となる、初演を得意とした巨匠です。

 日本には「1963年にロンドン交響楽団を率いて来日。その際、第6回大阪国際フェスティバルにて公演を行い、同コンサートの4月13日公演分は、NHKテレビとラジオの双方で放送され、しかもラジオでは、当時FMステレオ放送実用化前のモノラル音声のAM2波によるステレオ放送番組「立体音楽堂」でも放送された。」とあり、時代を感じさせる指揮者といえます。

 手許のアルバムはベートーヴェンとチャイコフスキーの交響曲ばかり、重なって収集しており、実態は10数枚程度で、がっかりしました。Youtubeの助けを借りて、ライブラリーを充実すべく、追加検索した結果が下の通りとなりました。指南書の推す、アルバムはほぼ揃って聴くことができます。もう少し有りそうですが、古い録音もあり、リマスターされること待つしかありません。

 今日は数多いアルバムから厳選して、フランス系を中心に「Debussy - Images」、「Franck - Symphony 」、「Stravinsky - The Firebird, Ballet Suite」と「Tchaikovsky / Symphony No. 6」の4点に絞りました。幻想交響曲とベートヴェン、ブラームスについては時間が許せば、聴くことにします。来週から声楽家の巨匠を採り上げる予定です。

今日のお勧め曲

公開日                     2022・1・07

演奏家名                      Pierre Monteux

読み                       ピエール・モントウ

音源                        Youtube

出生地:                      フランス パリ

死亡:                      1964年7月

分類                          指揮者

知名度                        巨匠 

クラシック不滅の巨匠 100 2008の推薦曲

ベートーヴェン 交響曲全集

チャイコフスキー 交響曲第6番

フランク 交響曲

ストラヴィンスキー 春の祭典、ペトルーシカ

ストラヴィンスキー 火の鳥

ベルリオーズ 幻想交響曲

人となりウキペデア他より パリ音楽院でヴァイオリンを学び、在学中から指揮活動をしていたという。パリ音楽院卒業後は、パリ・オペラ=コミック座やコロンヌ管弦楽団の楽員だったが、1906年にコロンヌ管を指揮してデビューを飾る。モントゥーは後進の指導にも積極的で、1943年からアメリカのメイン州ハンコック(モントゥーはこの地に居を構えており、1946年にはアメリカの市民権を取得している)で指揮講座を開講している。そこで彼の指導を仰いだとされる指揮者の名を挙げると、ネヴィル・マリナー、アンドレ・プレヴィン、デイヴィッド・ジンマンなどが知られている。

推薦図書

レコ芸500 2017

名盤鑑定百科各篇 吉井

200CD 指揮者とオーケストラ

クラシック不滅の名盤2007

クラシック不滅の巨匠100 2008 ◎

私だけのクラシック1001 宮城谷

手許CD(約15) 詳細は下記リスト

Youtube検索結果より 

Beethoven - Symphony No.3 "Eroica" + Presentation  ★★★

     (reference recording : Pierre Monteux)

Beethoven - Symphony n°6 - Vienna / Monteux ★★★

Beethoven “Symphony No. 7” (Pierre Monteux ・ LSO)

Beethoven “Symphony No. 9” (Pierre Monteux ・ LSO) ★★★

Haydn: Symphony No. 101, Monteux & VPO (1959) ハイドン 交響曲第101番 モントゥー

Brahms Symphony No.1 Pierre Monteux 1963 ★★★

Brahms: Symphony No. 2, Monteux & LSO (1962) ブラームス 交響曲第2番 モントゥー

Brahms - Symphony n°3 - Amsterdam / Monteux live

Brahms=Symphony #4 side A=Pierre Monteux '60 live in Stereo

Brahms: Variations on a Theme by Haydn, Monteux & LSO (1958) 

     ブラームス ハイドンの主題による変奏曲 モントゥー ★★★

Berlioz Symphonie Fantastique Pierre Monteux 1950

Debussy - La Mer - Boston / Monteux

Debussy - Images / Le Martyre de St.Sébastien + Presentation 

      (Century's recording : Pierre Monteux) ★★★

Debussy / Pierre Monteux: Prelude a l'apres-midi d'un Faune - 

     1961 Performance, LSO

Debussy: Jeux (Games), Monteux & ONRTF (1955) ドビュッシー 舞踊詩「遊戯」モントゥー

Delibes: Sylvia Ballet Suite, Monteux & BSO (1953) ドリーブ シルヴィア組曲 モントゥー

Delibes: Prélude et Mazurka (Coppélia), Monteux & BSO (1953) 

     ドリーブ 前奏曲とマズルカ(コッペリア) モントゥー 

Delibes "Coppélia-Suite" Pierre Monteux ★★★

Franck - Symphony in d minor - Chicago / Monteux ★★

フランク 交響曲二短調 モントゥー / シカゴ響 Franck Symphony in d minor

P.MONTEUX/RAVEL:Ma Mere L'Oye モントゥー指揮 ラヴェル:マ・メール・ロワ

The First Rite: Stravinsky: The Rite Of Spring (1929) Monteux ★★★

Stravinky Le Sacre du Printemps - Monteux LSO 1963 - (50th anniversary concert)

MONTEUX in his 80's STRAVINSKY's 'RITE of SPRING' Pt 1.wmv

Pierre Monteux Stravinsky - The Firebird, Ballet Suite

      (1919 version) (1956) PCO ★★

Pierre Monteux Conducts Tchaikovsky (お勧めシリーズ) ★★★

Tchaikovsky: Symphony No. 5, Monteux & BSO (1958) チャイコフスキー

      交響曲第5番 モントゥー

Tchaikovsky / Symphony No. 6 ‘Pathetique’ – Boston Symphony 

     Orchestra, Pierre Monteux (1955/2013) ★★

Tchaikovsky: Swan Lake (Highlights) (Monteux/London Synphony Orch. - 

     1962 Vinyl LP)

指揮者追加情報 古典から近代音楽まで幅広いレパートリーを誇り、力強く豊かな音楽で世界中のファンに愛された。レコーディングも数多く残されている。またモントゥーはフランス人でありながら、ブラームスを最も敬愛しており、ブラームス晩年の頃に本人の前で演奏をしたことを終生誇りにし、また、常々自分がブラームスに対して失礼な演奏をしているのではないかと心配していたという。ベートーヴェンなど、他のドイツ音楽にも多くの演奏を残している。フランスにおいてドイツ音楽を得意とした指揮者は、ベルギー人のアンドレ・クリュイタンス、ドイツ系アルザス人のシャルル・ミュンシュら外国系が多く、ユダヤ系とはいえほぼ生粋のパリジャンであるモントゥーは異例に属する。


「Pierre Monteuxの手許リスト」です。
ベートヴェンの交響曲を重なって集めていました。
Petrushka, The Rite Of Springを聞きながらブログをまとめました。

「Debussy - Images 」です。歴史的という名前がついていました。

「Franck - Symphony」です。殆ど聴く機会のない交響曲です

「Pierre Monteux Stravinsky」です。かなり古い録音です。
リマスター待ちです。

「Tchaikovsky / Symphony No. 6 ‘Pathetique’」です。
こちらは名盤とされています。




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