続自由時間のクラシック〔606〕現代の名指揮者のTeodor Currentzisを聴く

 今日の続自由時間のクラシックは、珍しいギリシャ出身の若手指揮者の「Teodor Currentzis」のアルバムをいくつか聴いてみることにします。レコード芸術誌の若手指揮者の中に簡単に説明がありましたが、手許にも１枚も保有しない、指揮者です。レコ芸５００（２０１７）では７点も推されています。巨大な交響曲のマーラーの３番を引っさげて、登場し、一躍、有名指揮者の仲間入りとの事です。５０歳でも若手といわれる世界です。もう１０年すると、巨匠の仲間入りする、将来性のある、指揮者でしょうか。

　現在、ウクライナと戦争中にロシアのサンクトペテルブルグを基点とするオーケストラを採り挙げることはためらいましたが、オーケストラの指揮者、メンバにロシア以外も多く、最近の活動が、世界中に活躍されていますので、あえて、選ぶことにします。Ｙｏｕｔｕｂｅでは2018/2019シーズンより就任した東西ドイツオーケストラ（SWR Symphonieorchester）を指揮するアルバムが多い。

　ウキペデアで「Teodor Currentzis」を検索しても、情報が少ない指揮者ですが、オーケストラ「ムジカ・エテルナ」でＷｅｂ検索するといくつか見つかり、ピックアップしますと、指揮者本人については「ギリシャのアテネ生まれ。4歳からピアノ、7歳からヴァイオリンを始める。12歳でギリシャ国立音楽院のヴァイオリン科へ入学し、1987年に15歳の時に作曲を学び始めた。1994年にサンクトペテルブルク音楽院へ入学し、指揮者のイリヤ・ムーシンの下で指揮を学んだ。2004年から2010年の間、ノヴォシビルスク国立オペラ・バレエ劇場で首席指揮者を務めた。2011年より、ペルミ国立劇場の音楽監督を務めている。」とありました。

　又、「楽団および合唱団は、ロシアの20都市、さらにドイツ、スペイン、イタリア、ギリシャ、スイス、ベラルーシ、カザフスタンなど12カ国から集まる音楽家たちで構成されており、さまざまな様式や時代の楽曲を自在に演奏する実力をもつ希少なアンサンブルである。往年の傑作から19-20世紀の作品、さらに実験的な現代曲に至るまで幅広いレパートリーを誇る。」

「これまでにモーツァルト、チャイコフスキー、ストラヴィンスキー、ラモー、マーラー、ベートーヴェンの作品をリリース。これらの録音は高く評価され、数々の賞を受賞している。2018年には、ムジカエテルナ合唱団が国際オペラ賞を受賞。これにより、彼らは名実ともに世界最高峰の合唱団と認められることとなった。」ともありました。

　指南書の推す、アルバムから、順次検索し、Ｙｏｕｔｕｂｅの検索結果は驚くほど多岐にわたる、演奏が投稿されており、驚きました。指南書を無視した点も有るぐらい、数多くみつかります。まだまだありそうです。是非追加検索ください。

　いつも選択に悩みますが、今日は下のリストから、「Don Giovanni　抜粋」、「Dido & Aeneas - Henry Purcell 」、「Mozart - Piano Concerto #20」と「ベートーベン：交響曲第9番」の４点を厳選して聴いてみることにします。昨日のインパルの指揮と対比すると、若さが伝わってきます。★★★はお勧めです。是非、時間の許す限り、お試しください。

今日のお勧め曲

公開日 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０２２・４・０５

演奏家名 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Teodor Currentzis

読み 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　テオドール・クルレンツィス

音源 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｙｏｕｔｕｂｅ

出生地： 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ギリシャ アテネ

生年 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1972年2月

死亡： 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ー

分類 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　指揮者

知名度 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　名指揮者

レコ芸５００（２０１７）の推薦アルバム

・ モーツアルト　歌劇コジ・ファン・トウッテ、　フイガロの結婚

・ モーツアルト　レクイエム

・ ショスターコーヴィッチ　交響曲第１４番、ピアノ協奏曲１番

・ ストラヴィンスキー　春の祭典

・ チャイコフスキー　Vn協奏曲

・ レコ芸５００　２０１７では７点推薦

人となりウキペデア他より テオドール・クルレンツィスは、ギリシャ出身の指揮者。 アテネの生まれ。幼時より生地で音楽を習い、1994年にサンクトペテルブルク音楽院でイリヤ・ムーシンに指揮法を学んだ。2011年から2019年まで、クルレンツィスが芸術監督を務めていたペルミ国立歌劇場のレジデント・オーケストラ＆合唱団として活動。2019年に同歌劇場より独立し、サンクトペテルブルクに拠点を移して民間オーケストラとして新たな一歩を踏み出した。

推薦図書

・ レコ芸５００　２０１７◎

・ クラシック不滅の巨匠１００　２００８　

・ クラシック不滅の名盤２００７

・ 名盤鑑定百科各篇　吉井

・ 私だけのクラシック１００１　宮城谷

・ ２００ＣＤ指揮者とオーケストラ　

・ 私だけのクラシック１００１　宮城谷

手許ＣＤ（0） 無し

Youtube検索結果より　

視聴回数の多い短い曲抜粋

・ Purcell; Dido´s lament; Simone Kermes, soprano; Direction Teodor Currentzis

・ Teodor Currentzis records Mozart's Le nozze di Figaro, Così fan tutte &

　　　　　 Don Giovanni 

・ Teodor Currentzis - Teodor Currentzis records Don Giovanni　★★

・ Teodor Currentzis | Rachmaninow / Nikodijević / Kourliandski | 　　　　　SWRSymphonieorcheste

・ Dmitri Kourliandski Ft. Teodor Currentzis - The Riot of Spring　

・ Teodor Currentzis - Teodor Currentzis records Così fan tutte　★★★

・ Teodor Currentzis, Patricia Kopatchinskaja & MusicAeterna : 

　　　　　Tchaikovsky & Stravinsky　★★★

２０分以上

・ Beethoven's Symphony No. 9 / Teodor Currentzis / musicAeterna

・ Bela Bartok - Violin Concerto No.2 - Elena Revich, MusicAeterna, 

　　　　　Teodor Kurentzis (HD 1080p)　★★★

・ Currentzis | Kopatchinskaja | Lachenmann/Dowland/Kourliandski

　　　　　/Biber/Scelsi | SWR Symphonieorchester　★★★

・ Currentzis conducts Verdi’s Requiem | Music Documentary

・ Das ARD Silvesterkonzert 2020 | SWR Symphonieorchester |

　　　　　 Chef-Dirigent T. Currentzis |

・ Dido & Aeneas - Henry Purcell - Teodor Currentzis & MusicAeterna　★★

・ La Passione : Bach / Castellucci

・ LAB: Teodor Currentzis rehearses Brahms' Piano Concerto No. 2

　　　　　 | SWR Symphonieorchester

・ LAB: Teodor Currentzis rehearses Prokofiev's 5th | SWR Symphonieorchester

・ Mahler's Third Symphony / musicAeterna, Teodor Currentzis　★★★

・ Mozart - Piano Concerto #20 K.466 - Alexander Melnikov, 

　　　　　musicAeterna, Teodor Currentzis ★★

・ Rachmaninov: Symphony no. 2 in E minor op.27 (Currentzis, SWR)

・ Stravinsky: Les Noces. MusicAeterna, Teodor Currentzis　（結婚）★★★

・ Teodor Currentzis | Alexandre Kantorow | Messiaen / Brahms / Bång

　　　　　 | SWR Symphonieorchester

・ Teodor Currentzis | George Crumb: Ancient Voices of Children

　　　　 | SWR Symphonieorchester

・ Teodor Currentzis | Hans Zender: Schuberts Winterreise |

　　　　　 SWR Symphonieorchester

・ Teodor Currentzis | Marko Nikodijevic / Alexey Sioumak / 

　　　　　Alexey Retinsky | SWR Symphonieorchester

・ Teodor Currentzis | Yulianna Avdeeva | Sergej Prokofjew / Frédéric Chopin 

　　　　　| SWR Symphonieorchester

・ Teodor Currentzis, Ioan Holender with #YellowPiano

・ The Mahler Chamber Orchestra plays B. Britten & D. Shostakovich - 

　　　　　Teodor Currentzis (HD 1080p)

・ Λούντβιχ βαν Μπετόβεν: 9η Συμφωνία / Μέγαρο Μουσικής Αθηνών / Θεόδωρος 　　　　　Κουρεντζής – musicAeterna（ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーベン：交響曲第9番

　　　　　/アテネコンサートホール/セオドロスコウレンツィス）★★

・ La Traviata (Nadezhda Pavlova, Airam Hernández, Dimitris Tiliakos;

　　　　　Robert Wilson, Teodor Currentzis)　★★★

・ Teodor Currentzis in the Perm Opera 2013　★★★

・ 　Mozart “La Clemenza di Tito” (Russell Thomas & Teodor Currentzis •

　　　　　 Music Aeterna, 2017)　★★★

・ Teodor Currentzis & MusicAeterna in Salzburg festival 2021　★★★

・ ミックスリスト - テオドール・クルレンツィス　★★★

　　　・　Teodor Currentzis　（７０点ほど有ります。）★★★

指揮者追加情報 アテネの生まれ。幼時より生地で音楽を習い、1994年にサンクトペテルブルク音楽院でイリヤ・ムーシンに指揮法を学んだ。サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団のユーリ・テミルカーノフのアシスタントを経て2004年にノヴォルシビスク国立歌劇場（英語版）の音楽監督に就任し、さらにアンサンブル・ムジカエテルナとムジカエテルナ室内合唱団を創設して芸術監督となった。2010年にノヴォルシビスク国立歌劇場の座を退き、2011年からペルミのペルミ国立オペラ・バレエ劇場（英語版）の芸術監督となった。2018/2019シーズンより南西ドイツ放送交響楽団の首席指揮者に就任。

公式ＨＰ https://www.sonymusic.co.jp/artist/teodorcurrentzis/

「Teodor Currentzis records Don Giovanni」です。
抜粋版です。モーツアルトのオペラもいくつか投稿されています。

「Dido & Aeneas - Henry Purcell 」です。
この曲は始めて聴くことになります。
「パーセルの作品中、厳密な意味での唯一の歌劇であるとともに、
イギリスのバロックオペラの記念碑的作品ともなっている」

「Mozart - Piano Concerto #20 K.466」です。
ピアノ奏者は初めて聴く人です。

｢ギリシャ語を翻訳すると、ベートーヴェンの９番」でした。