毎日のクラシック曲(第316回) Mozart
今日のお勧め曲はモーツアルトの「交響曲第29番」を選びました。モーツアルトが18歳の年の作品です。聴き覚えのある、明るい旋律を持つ曲です。比較的早い時期の傑作品で、「イ長調交響曲」と呼ばれる名曲です。ト短調交響曲と言われる「交響曲第25番」と並び称されます。アインシュタインが「奇跡」と絶賛した2曲としても有名です。
後年の数多い、有名交響曲の芽生えを伺える作品だとも言われています。今回レコ芸500では25番と29番の両方を上げています。この曲(他のモーツアルの交響曲も同じ)のオーケストラ演奏は3種類あるといわれており、①ピリオッド楽器による演奏、②ピリオッド奏法によるモダン楽器演奏、③従来のモダン楽器演奏があります。最近は古楽による演奏が多くなってきました。下のリストに示しますが①はブルッヘン、アーノンクール、トンコープマン、ピノック、インマゼール②はアバド③はオットクレンぺレラー、カールベームの指揮と演奏が代表的です。弦楽器の弦の違い、フルートが木製と金属製など、ピリオッド楽器とモダン楽器の違いは古楽器 - Wikipediaに解説がありますので、参照ください。
どちらも、特徴があり、どちらが優れているかでなく、違いを聴くことに有ります。なお、古楽演奏については『200CD 古楽への招待』(立風書房)が詳しく解説されていますので、お勧めします。
レコ芸500ではバロック音楽が少なく、バッハ以降が主で、古楽が取り上げられる機会が少ないですが、かなりの曲が、古楽器で演奏されています。
今日のお勧め曲
日時(date) | 13-Jun-17 | |
ジャンル(Genre) | Classic | |
音源(sound source) | CD | |
作曲者(composer) | Mozart | |
分類(Classification) | 交響曲 | |
曲名(Song Title) | Symphony No.29 K.201 | |
演奏者(Performer) | ||
指揮者(conductors) | Claudio Abbado | |
楽団(Orchestra) | Berliner Philharmoniker | |
専門家推薦盤(Expert recommendation ) | Frans Bruggen (p) | |
Klemperer,Philharmonia (m) | ||
Wiener Philharmoniker/Karl Böhm (m) | ||
NEW YORK PHILHARMONIC THE COLUMBIA SYMHONY ORCHESTRA ブルーノワルター(m) | ||
Herbert Von Karajan (m) | ||
Ton Koopman; Amsterdam Baroque Orchestra (p) | ||
Mozart : Symphony No.29 in A major, K.201 / Harnoncourt 1984 | アーノンクール (p) | |
Mozart “Symphony No 29 in A K201” Trevor Pinnock • English Concert . | ピノック (p) | |
Mozart - Symphony No. 29 in A major, K. 201 - YouTube | インマゼール( p) | |
推薦図書(Recommendation book) | クラッシク音楽鑑賞辞典 218 | |
レコ芸名曲名盤500 253 | ||
クラッシク不滅の名盤1000 | ||
モーツアルト名盤大全 | ||
200CD 古楽への招待 | ||
コメント | モ-ツアルトが18歳の時の作品とは思えない傑作でハイドンの影響を受けていると言われている。最近はピリオッド楽器で演奏される機会も多いので多くのアルバムが出ている。手許に7枚、Youtube から3枚の合計10枚もある。いくつかピックアップして聞いてみることとした。機会があればもう一度、別メンバでお勧めしたい曲です。 |
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