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6月, 2021の投稿を表示しています

続自由時間のクラシック(428) 日本人弦楽器奏者(2)前橋汀子のVnを聴く

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   今日の続自由時間のクラシックは日本のVnニストで最初に国際的演奏家になられた、大御所の「前橋汀子」のアルバムから幾つか選んでいくつか聴いてみます。筆者の若い頃から、第一線で活躍されておられたので、75歳は過ぎておられるはずですが、現在も演奏会で活躍されている、驚異の  Vn奏者でしょうか。手許CDにある、日本人Vnニストは凡そ70人ほどおられますが、現役Vn演奏家では最年長に入るかと思います。 「人となり」をウキペデア他で調べてみると、「 日本を代表する国際的ヴァイオリニストとして、その優雅さと円熟味あふれる演奏で、多くの聴衆を魅了し続けている。これまでにベルリン・フィルを始めとする世界一流の多くのアーティストとの共演を重ねてきた。近年、小品を中心とした親しみやすいプログラムによるリサイタルを全国各地で展開。一方、バッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティ―タ」、2014年からは弦楽四重奏の演奏会に取り組む。」とあり、 「2004年日本芸術院賞。2011年春に紫綬褒章、2017年春に旭日小綬章を受章。使用楽器は1736年製作のデル・ジェス・グァルネリウス。」とあります。  詳細はウキペデアや公式HPをご参照ください。 このVnニストは演奏会を中心に活動され、意外とデスクが少ないので、驚きました。公式HPに発表されている、アルバムも少ないようです。「演奏会のライヴを聞きなさい」というスタンスの演奏家という、感じでしょうか。音楽事務所の情報では今年も多くの演奏会が計画されています。  さて、手許のアルバム以外のCDをYoutube で検索すると、予想以上に、少なく、この日本ではかなり、無料公開を制限されておられます。時間をかけて、検索した結果を下に記します。最近は殆どのクラシックの演奏家はSNSを活用して、演奏CDを公開し、ライブで人を集めるのが主流ですが、著作権上の制約が厳しいようです。彼女の名演奏はライヴまたはCDの購入、図書館で借りて聴くことになります。それでも、幾つか、Youtubeでも聴けるようですので、是非、お試しください。  今日は手許のCDから、チャイコフスキーとメンデルスゾーンのVn協奏曲を聴きながらブログを纏めましたので、下のリストから「 Zigeunerweisen op.20 (Sarasate) 」、「 別宮貞雄:ヴァイオリン協奏

続自由時間のクラシック(427) 日本人弦楽器奏者(1)加藤知子のVnを聴く

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  今日の続自由時間のクラシックは日本人の弦楽器奏者シリーズの1番手として、チャイコフスキーVnコンクールで2位に入られた、「 加藤知子 」のアルバムから、いくつか、選んで聴いてみることにします。既にこのブログでは女性Vnシリーズで5人の日本人 弦楽器奏者 をご紹介していますが、さらにお勧めしたい、 日本を代表する 演奏家を今日から 順次、聞いていきます。弦楽器.管楽器合わせて、30人ほどを計画しています。  「加藤知子」は日本の学生コンクールで優勝し、大学卒業後、「1981年文化庁派遣研修員として2年間、ジュリアード音楽院に留学。1982年第7回チャイコフスキー国際コンクール第2位受賞。」された方で、Vnは4歳から始めたそうです。 地味な感じのVn演奏家ですが、作品は秀逸で実力派の一人です。 ピアノのショパンコンクールと同様にVn奏者の登竜門としてはチャイコフスキー国際Vnコンククールがあります。  彼女か2位になった時の優勝者は2人いましたが、一人は今でも世界中で活躍している「 ヴィクトリア・ムローヴァ 」だそうです。「1958年より4年おきにモスクワで開催される。当初はピアノとヴァイオリンのみが審査対象であったそうです。1962年開催の第2回コンクールよりチェロが加わり、1966年より声楽部門が、2019年より木管楽器部門と金管楽器部門が加わった。1990年からはヴァイオリン属の楽器と弓の製作技術を競う、ヴァイオリン製作者部門が設けられている。」となっています。  ソ連の演奏家が強いコンクールですが、日本から、Vn部門ではご存知の潮田(2位)、諏訪内(1位)、川久保(2位)、神尾(1位)他が高位になっている、またVc部門では藤原真理(2位)の名前もあります。ピアノ部門では上原(1位)、藤田真央(2位)となっています。プロ演奏家の登竜門として、重要なコンクールの一つです。詳細はウキペデアが詳しいので、是非、ご参照ください。  今日の加藤知子の「人となり」をウキペデア他で調べると、「アメリカから1983年帰国。以来国内はもとよりアメリカ、ヨーロッパ、南米、韓国、中国やモスクワ等各地でオーケストラとの共演やリサイタル、室内楽に出演。ソロ活動のほか、室内楽ではリリア・アンサンブルの中枢として活躍。  公演では「持ち前の美音と大らかな音楽的解釈で、客席を埋め尽くした聴衆

続自由時間のクラシック(426) 日本人鍵盤楽器奏者(17)鈴木雅明を聴く&鍵盤楽器奏者集約

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  今日の続自由時間のクラシックは日本人鍵盤楽器奏者の最後に登場していただく、J・Sバッハ弾きで日本の第一人者である、オルガン、チェンバロ奏者の「 鈴木雅明 」を選んでみました。NHKのBS放送が中心のマイライブラリー(12-13年程ランダムに保管)にある、HDDの中から、彼のドイツでのオルガン紀行として数箇所の教会で演奏を番組で放映されていいたことを、思い出し、久し振りに、拝聴しました。  NHK放送のクラシック番組はHDDに収納するまでは、DVDやCDで録音・録画しておりましたが、忘れることも多いので、ここ、10年以上、BS放送、教育TVで放送されるクラシック番組は、歌曲以外は必ず、VIDEOで予約録画することにしています。いつの間にか10台程のHDDに膨大なライブラリーができています。(東芝、松下の2台のTVから相互バックアップしています。)  データベースで整理しなければと思いつつ、どんどん、増えていくようです。最近は4TのHDDも安価に手に入りますので、集約する時期かと思っています。Youtubeに投稿可能でしょうが、著作権の関係で、不可能で一切行わないことにしており、録画で抜けた作品はNHKでも別途みることもできるようです。  前置きが長くなりましたが、今日の鈴木雅明の「人となり」を検索すると先ず「音楽一家で、弟さんが有名なチェロ奏者の鈴木秀美氏、息子さん鈴木優人氏も指揮者・鍵盤楽器奏者で鈴木秀美氏の奥さんは声楽家」とあります。ご本人は敬虔なクリスチャンだそうで、成る程、JSバッハの作品に傾注されていることがわかります。恐らく、日本で最も、JSバッハの理解者でしょうか。  詳細はウキペデアや公式Twitter他が詳しいので、是非、参照ください。今日は手許のCDアルバムから「 Bach Goldberg Variations BWV 0988 」を聴きながらブログをまとめましたので、Youtube検索リストから「 バッハ・フランス組曲 」、「 ブランデンブルク協奏曲 第6番 」と「 Beethoven's Ninth Symphony 」を選んで聴いてみることにします。苦手な宗教曲は後日に先送りすることになります。 本日で、これまでお勧めしてきました、日本人の鍵盤楽器奏者シリーズを終えることにします。以前の、女性ピアニストシリーズと合わせると、計2

名作をYoutubeで聴く(18) 「日本昔はなし」を聴く

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  今日の名作をYoutubeで聴くは昔から、幼い子供たちに、日本人が各地で語り継がれてきた、「日本昔はなし」を選んで、出来るだけ、聴いてみたいと、思います。我が家の子供達も、家内の語りを聞きながら、眠りについていったことを思い出します。二人目の弟が読む頃は絵本も「ボロボロ」になていましたが、それでも、愉しそうに読んでいました。今でも、押入れの片隅に、捨てないで、残っているようです。  この「日本昔はなし」も確かTV放送がはじまり、幼い二人が食い入るように並んでみたいた記憶があります。この朗読シリーズを書くにつけ、今でも、この「昔はなし」が聞けるのか、心配していましたが、幸い、Youtubeで当時のTV放送がみることが出来るようです。TV放送では「 市原悦子と常田富士男 」の二人の語り口にすっかり、引き込まれました。 壇ふみの語り 「CD盤 日本昔はなし 14話」もお勧めです。  この「日本昔はなし」のCD版もいくつか出ており、有名な声優や俳優の語り口も素晴らしいですが、やはり、TV放送の二人の語りには負けるようです。 全シリーズで 1474話* ぐらいあるようですが、著作権の関係か、いくつか、削除されていますが、出来るだけ、時間をかけて、検索した結果を下に記します。英語版、日本語字幕つきと、日本語版英文字幕付も数多く揃っています。是非、聞き覚えのある話がみつかりましたら、時間の許す限り、お試しください。 今日は数多い作品から、日本語だけの作品から「 三年寝太郎 / ひょうたん長者  」と「 戸倉山の大鷲 」を英文作品から「  かさ地蔵(英語版) 」を選んで聴くことにします。著作権上、突然、消去されることが、ありますので、今日お示しの作品が、常時視聴できなくなるようです。ご了承ください。 今日のお勧め朗読作品 日本昔はなしから(TV放送作品) 公開日                      2021・6・27 作家名                         日本昔話 読み                            ナ行 音源                          Youtube 出生地                          - 死亡            

名作をYoutubeで聴く(17) 椋鳩十の童話集を聴く

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  今日の名作をYoutubeで聴く作品は、筆者がこれまでに、聴いたことのない、日本を代表する、絵本作家である。「 椋鳩十 」の作品からいくつか聴いてみます。『感動は心の扉をひらく―しらくも君の運命を変えたものは?』や『大造じいさんとガン (偕成社文庫3062)』や『マヤの一生 (子ども図書館)』など椋鳩十は全444作品もでているようですが、家内に教えられるまで、知らない人でした。今日は頑張って多くの作品に触れてみます。  早速、Youtubeで検索していくつか聞くことにしますが、有名な受賞作品はさすがに全ては公開されていないようです。また、公開しても、著作権の関係で、消去されているケースが多い作家のようです。時間をかけて、検索した結果(編著作品を含む)を下に記しておきますが、消去される可能性も有りそうです。教科書の載っている、「 大造じいさんとガン 」といくつか聴ければ充分ですが、本物の絵本はお子さんやお孫さんにいくつか、揃える必要のある、絵本作家の一人でしょうか。  これまでお勧めしてきた、宮沢賢治 と異なり 、新美南吉、谷川俊太郎と同じ、新時代の絵本作家と言えます。「人となり」を調べてみると、「法政大学国文科卒業後、鹿児島に渡り、女学校の教員を勤める。1947年(昭和22)から66年まで鹿児島県立図書館長。初め詩人として出発したが、少年時代の長野の山歩きの体験から野生動物に関心を抱くようになり、38年『少年倶楽部(くらぶ)』に『山の太郎ぐま』を発表。以後、児童を対象とする動物文学に専念する。」と有ります。  また、「男性的で格調高い文体にのせて、生きることへの憧憬(しょうけい)と人間への信頼を伝え、多くの読者を獲得した。52年『片耳の大鹿(おおしか)』で文部大臣奨励賞、70年『マヤの一生』で赤い鳥文学賞を受賞した。」と有ります。鹿児島県で図書館長をなされ、「鹿児島方式」という、図書館のネットワークを作られたことでも、有名です。作風は谷川俊太郎と同じ、動物を多く採りあげておられます。  今日はYoutubeで検索した中からできるだけ多く聴いてみる予定で、編著作品も含め「大造じいさんとガン」、「かみなりさまのふろおけ」、「ツキノワグマ」と「おねしょとカエル」を選んでみました。孫にも読ませたい話ばかりで、贈ってあげるべきかと思います。 今日のお勧め朗読作品 椋鳩十の

続自由時間のクラシック(425) 日本人鍵盤楽器奏者(16)辻井伸行を聴く

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  今日の続自由時間のクラシックは目の不自由なピアニストで、日本の誇るどなたもご存知の「 辻井伸行 」のアルバムから、いくつか選んで聴いてみることにします。この鍵盤楽器シリーズを始めるにつけ、彼のアルバムをじっくり、聴いてみたいと思っていました。ようやく、彼の出番となりました。  筆者も30歳ぐらいのとき、突然、視力を失い、横浜で入院した記憶があります。名医の治療と投薬の効果で徐々に明るさが戻り、病院の窓から外を眺めると、順々に、像がはっきりしていった事を思い出しました。その後、40数年経ちましたが、最近は老人性白内障の手術をして、経過もよく、目の不安のない、毎日を送っていますが、彼の場合は生まれた直後からとのこと。どんなにつらい思いをされたのでしょうか。  ご本人もそうですが、御両親や周囲のサポートとの努力で、素晴らしいピアニストになり、世界中を飛び回り、健常者以上の活躍をされておられます。ウキペデアや公式HPを読むと、お母さんの努力やご本人に努力がよく分り、感動してしまいます。 ウキペデアや公式HP他から、「人となり」をいくつか選んでみますと「小さい頃から彼にレッスンした、先生は伸行のために、カセットテープに楽譜の情報を録音する手段を思い付いた。5分の楽曲を録音するのに時には数時間かかることもある、この「耳で読む楽譜」を200本以上も作成した。“炎のレッスン”と呼ぶほど熱のこもった指導が続いた。」とあります。  「ピアノのレッスンを受け始め数年たった5歳の時、伸行は海外旅行で訪れたサイパンである大きな経験をする。ショッピングセンターに置かれていたピアノが弾きたいと駄々をこね、お店の方に特別に弾かせてもらったのだ。伸行が演奏を始めると、多くの人が足を止めた。」とある、  また、以前に、ご説明した、「 2005年の ショパンコンクールにも出場し順調に予選を通過。そして、迎えたセミファイナルの舞台。伸行が演奏を終えた途端、拍手と歓声に会場が包まれた。誰もがファイナルへの出場を確信するほどの出来だった。ところが翌日、落選というまさかの結果が届いた。」とある、この落選がその後の彼の活躍の励みになったとあります。  ウキペデアで調べると、既に、30枚以上のアルバムを出されておられれます。筆者は彼のアルバムはなぜか1枚も保有していませんようです。Youtubeで検索すると数多