続自由時間のクラシック(420) 日本人鍵盤楽器奏者（10）伊藤恵を聴く

 今日の続自由時間のクラシックはシューマンをこよなく愛しておられる、「伊藤恵」のアルバムを幾つか選んで聴いてみることにします。今日の「伊藤恵」は、筆者は始めて聴く演奏家です。シューマンを非常に愛好しており、しばしばそれを公言している。かつてNHK番組のインタビューで「シューマンは恋人」と語ったこともあった。「シューマニアーナ」と題された、シューマンの全ピアノ作品録音も残されている．（これは1987年から2007年にかけて、CD13枚にわたって録音されたものである）

　シューマンの表題付ピアノ曲はアシュケナージ、キーシン、ポリーニ、アルゲリッチなどの錚々たるピアニストの演奏のアルバムが数多く出ています。指南書「ピアノ名曲名盤１０５３」では彼女のピアノ演奏の「四つの行進曲」と「パガニーニのカプリースによる練習曲」を推しています。

　先ず、Ｙｏｕｔｕｂｅで検索しても、殆ど、デモ程度しかＣＤが公開されていない。しかも、おすきなシューマン作品を見つけるのはさらに難しい、一方、レコ芸５００ではシューマンより、むしろ、シューベルトの演奏の方が評価が高く、激戦地のシューマン演奏には、もっと、名だたる演奏家が登場するようです。

　手許にはショパンの練習曲とシューマンのアルバムが４点もありましたが、全部揃っていませんでした。シューベルトのアルバムは皆無で少し残念でした。この人の場合は、所属音楽事務所の意向で、Ｙｏｕｔｕｂｅでは、アルバムの公開が許されておらないようで殆どがDEMO盤のみです。

従って、彼女の｢シューマン｣を聴くにはライヴや店頭でＣＤの購入もしくは図書館で探して、借りることになりそうです。数分（１－２分）の曲を推すことはできないので、数分でも出来るだけ長い曲を選んでみました。今日、実際に聴く曲はＹｏｕｔｕｂｅから選んだ「シューマン ヴァイオリンとピアノのための作品集」と、「Schubert Piano Works（８曲）」の２点だけとなりました。

今日のお勧め曲

公開日 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０２１・６・１７

演奏家名 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　伊藤恵

読み 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ア行

音源 Ｙｏｕｔuｂｅ

出生地： 名古屋市

死亡： －

分類 ピアニスト

主な経歴と受賞暦ほかウキペデア＆ＨＰより抜粋

１）コンクール受賞暦

　　　　　・エピナール国際コンクール、J.S.バッハ国際音楽コンクール、

　　　　　　ロン＝ティボー国際音楽コンクールと数々のコンクールに入賞。

　　　　　1983年第32回ミュンヘン国際音楽コンクールのピアノ部門で日本人として初の優勝。

２）公演活動

　　　　　・ミュンヘンでデビュー。その後もミュンヘン・シンフォニカ、

　　　　　　フランクフルト放送響（現hr響）、ベルン響、チェコ・フィルの定期公演などに出演。

　　　　　　日本では「若い芽のコンサート」でＮ響との共演をはじめ、各オーケストラとの共演、

　　　　　　リサイタル、室内楽、放送と活躍

３）音楽祭への参加

サイトウ・キネン・フェスティバル松本はじめ武生国際音楽祭、軽井沢音楽祭、

　　　　　リゾナーレ音楽祭、東京・春・音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンなどに参加

ウキペデア他より抜粋 伊藤 恵（いとう けい、1959年1月6日- ）は、日本のピアノ奏者。東京芸術大学音楽学部器楽科教授。愛知県名古屋市出身。桐朋女子高等学校、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学、ハノーファー国立音楽大学で学ぶ。有賀和子、ハンス・ライグラフに師事。1983年、ミュンヘン国際音楽コンクール・ピアノ部門で優勝し、バイエルン国立管弦楽団と共演（指揮・ヴォルフガング・サヴァリッシュ）。シューマンを非常に愛好しており、しばしばそれを公言している。かつてNHK番組のインタビューで「シューマンは恋人」と語ったこともあった。

手許CD(６） 添付表通り

Ｙｏｕｔｕｂｅ検索結果より

　　　・白井 圭（ヴァイオリン）＆伊藤 恵（ピアノ）Kei Shirai & Kei Itoh ／

　　　　シューマン ヴァイオリンとピアノのための作品集《演奏者によるコメント付》　★★

・ Schubert Piano Works [ITO Kei (pf)]　　★★

・ ピアニスト伊藤恵と作曲家２　シューベルト　

・ 2018年4月6 日放送　ゲスト：伊藤恵さん（ピアニスト）★★

・ Kei Itoh plays Ravel: Piano Concerto

・ Kei Itoh plays Chopin:12 Études Op.25　★

・ Kei Itoh plays Schubert 1

・ Kei Itoh plays Poulenc

・ 伊藤慧Kei Ito ショパン：革命のエチュード/Revolutionary Etude(Chopin) ★

・ Kei Itoh plays Brahms: Piano Concerto No.1 Op.15

・ その他追加検索ください。

公式ＨＰ https://www.kajimotomusic.com/artists-projects/kei-itoh

「伊藤恵の手許アルバムリスト」です。シューマニアは４点揃っていました。
いつもの［ＡＩＭＰ］で幾つか聞いてみました。

「シューマン ヴァイオリンとピアノのための作品集」です。
唯一、聴ける長演奏のアルバムです。

「伊藤恵のＴＶ番組」です。ショパンの雨だれが聴けます。

「Schubert Piano Works 」です。８曲ほど聴くことが出来ます。