続自由時間のクラシック(413) 日本人鍵盤楽器奏者(3)渡邊順生を聴く
今日の続自由時間のクラシックは古楽演奏で有名な「渡邊順生」のアルバムをいくつか選んで聴いてみたいと、思います。この人は1973年、一橋大学社会学部卒業と同時にオランダへ留学、アムステルダム音楽院にてチェンバロをグスタフ・レオンハルトに師事され、最高栄誉賞付ソリスト・ディプロマを得て同音楽院を卒業、更に、プリ・デクセランスを受賞した。その後ヨーロッパ各地にて演奏活動を行ない、1980年に帰国され、日本のチェンバロ、フォルテピアノ演奏の代表的な人といわれています。
師は「小林道夫」氏だそうです。小林道夫は、50年ほど前は珍しい、チェンバロ演奏に加え、ピアノ伴奏では日本を代表する演奏家でした、筆者も何度か、演奏を聴きにいった記憶があります。渡邊順生は昨日の「中村紘子」と異なり、日本の音楽評論家の評価も高く、レコ芸500の名曲・名盤シリーズでも、数多く(9点)採りあげられています。やはり、バッハの作品が多く、バロック音楽の作品に加え、モーツアルトのフォルテピアノピアノ作品なども、手掛けておられます。
「人となり」をウキペデアや、公式HPで読むと、一般大学から直接、オランダ留学された、稀有な経歴の持ち主でしょう。さて、HPを拝見すると、膨大な演奏アルバムが価格つきで、公開されていますが、「渡邊順生」の作品をYoutubeで聴くのはやはり、高いハードルがあります。おそらく、著作権上の制約からか、殆ど、デモ用のアルバムしか、投稿されていません、従って、CDショップでの購入、レンタルショップ、図書館での借りることになりそうです。
時間をかけて、検索した結果が下の表のとおりでした。手許にも2枚しかないようです。最近ではフォルテピアノやチェンバロの演奏は、海外盤がYoutubeで手軽に聴ける聴ける時代で、楽器も、レプリカですが、特別に珍しくありません。残念ながら、日本では彼の優れた演奏をYoutubeで聴ける日を待つしかありません。
このブログでも、古楽器特集で、多くの世界的なチェンバロ奏者を採り上げおります。現代ピアノと異なる、柔和な音を是非お試しください。(*)近くの図書館で追加アルバムがみつかるといいなと思いながら、昨日、手許の2枚のアルバム(約2時間半)を聞き通しました。名演奏で、非常に気にいり、感激しました。
今日は残念ですが、下の表のデモ用の短い演奏のアルバムから、「BACH French Overture」と「GGサロンコンサート」「モーツァルト/二台のピアノのためのフーガ」を聞くことにします。今日は少し追加して、師である、「小林道夫」のアルバムから「チェンバロリサイタル 第4章 パルティータ Part 2」と「バッハ/フランス風序曲(パルティータ) 1.序曲,BWV831」を聞いてみる事にします。
*お勧め指南書 200CD 古楽器への招待 立風書房
今日のお勧め曲
公開日 2021・6・08
演奏家名 渡邊順生
読み ワ行
音源 Youtube
出生地: 鎌倉
死亡: ー
分類 鍵盤楽器 フォルテピアノ、チェンバロ
主な代表作 ウキペデア&HPより抜粋
主なCDリスト
・ J. S. バッハ:チェンバロ協奏曲全集[vol.1]&[vol.2]
・ フレスコバルディ/フローベルガー チェンバロ作品集
・ 銘器クロルで弾く フランス・クラヴサン音楽選集
・ J.S.バッハ フランス風序曲 グスタフ・レオンハルトの思い出に捧ぐ
・ J. S. バッハ ラウテンクラヴィーアのための音楽
・ シュトライヒャー・ピアノで弾くベートーヴェン・ソナタ集
・ J.S.バッハ ゴルトベルク変奏曲
・ モーツァルト フォルテピアノデュオII
・ クリストフォリ・ピアノで弾くスカルラッティ・ソナタ集
・ J.S.バッハ:イギリス組曲[チェンバロの歴史と名器3]
・ モーツァルト フォルテピアノデュオ クラヴィーアの歴史と名器2
・ 幻想のフォルテピアノ《月光》
・ チェンバロの歴史と名器[第2集]
・ チェンバロの歴史と名器
・ J.S. バッハ イタリア協奏曲
・ バッハ 半音階的幻想曲とフーガ
・ 即興するモーツァルト
・ J.S.バッハ/パルティータ
ウキペデア他より 一橋大学社会学部在学中にチェンバロ奏者を志して小林道夫に師事。卒業後、アムステルダム音楽院でグスタフ・レオンハルトに師事。1977年、最高栄誉賞付きソリスト・ディプロマを得て卒業、またプリ・デクセランス受賞。この賞は現在は教育改革で廃止されたが、オランダの音楽教育における最高の賞である。1978年、東京でデビューリサイタルを開く。1980年に日本へ帰国。以降、渡邊順生チェンバロ音楽シリーズを開催し、1984年には日本初のオリジナル楽器のオーケストラ"バロック・バンド"を結成するなど、精力的に活動。指揮者としても、モンテヴェルディ、ヘンデル、バッハらの作品を演奏し、フォルテピアノとクラヴィコードの演奏でも活躍。楽譜の校訂や論文の執筆なども手がけ、2000年秋に上梓した『チェンバロ・フォルテピアノ』(東京書籍)は、歴史的鍵盤楽器の包括的な概説書・研究書として、各方面で大きな反響を呼んだ(2009年2月、第3刷刊行)。上野学園大学客員教授。桐朋学園大学、東京音楽大学講師。
手許CD(2) JSバッハハプシコード協奏曲1番、フォルテピアの世界 ①ハイドンソナタ、②CPEバッハ、③モーツアルトk310④ベートーヴェンソナタ 計約2時間30分
Youtube検索結果より
① 渡邊順生演奏作品
・ BACH French Overture - In memory of Gustav
Leonhardt, Yoshio Watanabe (Harpsichord) ★★
・ BWV1065 by 10 Harpsichordists @Cembalo Festival In Tokyo #1 ★★
・ モーツァルト/二台のピアノのためのフーガ/演奏:渡邊順生 ★★
・ 渡邊順生(リュート・チェンバロ) /GGサロンコンサート
・ 久保田彰レクチャー(チェンバロの日!2016)
・ チェンバロの日!2017ダイジェスト
・ <チェンバロの日!2015>特別講座・後編
・ 日本チェンバロ協会第26回例会 楽器紹介(演奏)
・ 渡邊順生氏による楽器ガイドツアー(チェンバロの日!2014)
② 小林道夫演奏作品
・ iichiko総合文化センター iichiko音の泉ホール・小林道夫
チェンバロリサイタル 第4章 パルティータ Part 2 ★★
・ オーレル・ニコレ(フルート)バッハの夕べ/小林 道夫
(チェンバロ)/藤原 真理(チェロ)(1985年3月20日)★★
・ バッハ/フランス風序曲(パルティータ) 1.序曲,BWV831/演奏:小林道夫
参 J S バッハ:ゴールトベルク変奏曲/山名敏之
J.S.Bach:Goldberg Variations/ YAMANA Toshiyuki ,cembalo with a 16 feet stop
公式HP http://www.cembalo.com/
「BACH French Overture」です。予想に反し、デモ用の短い曲ですみません |
「モーツァルト/二台のピアノのためのフーガ」です。
「GGサロンコンサート」です。この方が渡邊順生です。 ご自分で、ベーとヴェン時代のフォルテピアノを購入されています。 |
「チェンバロリサイタル 第4章 パルティータ Part 2」です。 師である、小林道夫のアルバムは長い演奏がありました。 |
「バッハ/フランス風序曲(パルティータ) 1.序曲,BWV831」です。 こちらもいかがでしょうか |
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