続自由時間のクラシック(414) 日本人鍵盤楽器奏者（4）田部京子を聴く

　今日の続自由時間のクラシックは日本を代表するピアニストの一人「田部京子」のアルバムから、いくつか選んで聴いていてみることにします。日本の場合は世界的に有名なピアノメーカがあり、幼い頃から子供達の通うピアノ教室、音楽学校が整備され、環境は世界的に恵まれたピアノ環境でないでしょうか。このブログでも、日本のピアノ演奏家シリーズで女性だけで、１４-５人登場されますが、いずれも、世界中で活躍され、多くのアルバムを出されておられます。男性より、圧倒的に女性ピアノ演奏家が多い、世界となっています。

　今日の「田部京子」は室蘭出身の方ですが、「東京芸術大学附属高校在学中、17歳で日本音楽コンクール第1位に輝き一躍注目を集めた。東京芸術大学に進学後、文化庁派遣芸術家在外研修員としてベルリン芸術大学に留学。エピナール国際ピアノコンクール第1位、シュナーベルコンクール第1位、ミュンヘン国際音楽コンクール（ARD）第3位、ショパン国際ピアノコンクール最優秀演奏賞など輝かしい成績を収める。ベルリン芸術大学および同大学院を首席卒業。」と素晴らしい実績の持ち主です。室内楽でもアルバン・ベルク四重奏団、カルミナ四重奏団ほか世界のトップアーティストから共演者に指名されるなど厚い信頼を寄せられています。

「人となり」はウキペデアと公式ＨＰが詳しいので、是非、一読ください。昨日の｢渡邊」氏と異なり、ＳＮＳを上手く活用され、Ｙｏｕｔｕｂｅでも、数多く、アルバムが検索できます。レコ芸５００シリーズでは日本のプロ評論家の評価も高く、ブラームス、メンデルスゾーン、シューベルト、シューマンの作品などで、７点も高位にノミネートされています。ベートーヴェンの演奏が入らないのが、残念です。

　筆者好みの美人ピアニストの一人で、手許にも１０枚ほどＣＤがあるようです。Ｙｏｕｔｕｂｅで検索した結果を下に示します。探せば、まだまだ、みつかります。是非、追加検索して、田部メロデイを堪能ください。

　今日は手許のアルバムを昨日いくつか、聴きなおしましたので、これまで、彼女で聴いたことのない曲をから、ベートーヴェンのピアノ協奏曲の「４番」、「５番」と「ブラームスピアノQuartet  op. 60,」、「吉松隆プレイアデス舞曲集」の４点を選んで聴いてみることにします。メンデルスゾーンの｢Song Without Words, Op. 19｣も時間が許せば、と考えています。今日も至福の時間がいただけます。是非、お試しください。

今日のお勧め曲

公開日 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０２１・６・０９

演奏家名 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　田部京子

読み 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　タ行

音源 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｙｏｕｕｔｂｅ

出生地：  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　北海道 室蘭市

死亡： 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　ー

分類 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鍵盤楽器　　ピアノ

主な経歴ウキペデア＆ＨＰより抜粋

・東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校入学、田村宏に師事。

・1984年、高校在学中に第53回日本音楽コンクールに最年少で第1位に輝き、一躍大器として大きな注目を集める。

・東京藝術大学に進学し、1988年より文化庁在外派遣研究員としてベルリン芸術大学に留学、クラウス・ヘルビッヒに師事。

・東京藝術大学、大学院を首席で卒業。ドイツ国家演奏家資格取得。

・ベルリン留学中にエピナール国際ピアノコンクール第1位、シュナーベル・ピアノコンクール第1位、ミュンヘン国際音楽コンクール（ARD）第3位と数々の国際コンクールで輝かしい成績を収めている。

・1997年4月にはカーネギーホール主催によりワイル・リサイタルホールにおいてニューヨーク・デビューを飾る。

・1990年から国内で本格的な演奏活動を開始し、全国各地でのリサイタル、主要オーケストラとの共演も多数。吉松隆などの作曲家の新作ピアノ協奏曲の初演も行っている。

・国際コンクールと海外演奏

・エピナル国際ピアノコンクール優勝、シュナーベルコンクール優勝、ミュンヘン国際音楽コンクール（ARD）第3位など受賞多数。バイエルン放送響、バンベルク響、モスクワ・フィルほか多くの海外オーケストラとの共演ほか、世界のトップアーティストから共演者に指名され厚い信頼を寄せられている。CDは30枚以上リリース

ウキペデア他より 　北海道・室蘭生まれのピアニスト。4歳よりピアノを始め、田中希代子、田村宏に師事。高校在籍時の1984年に日本音楽コンクールにピアノ部門最年少で1位。東京芸術大学卒業後ベルリン芸術大学に留学、ヘルビッヒに師事。エピナール、シュナーベル各コンクールで1位、ミュンヘン・コンクールで3位などを経て、本格的なソロ活動に入る。活発なコンサート活動と共に、レコーディングも多く、高い評価を得ている。2013年6月、カルミナ四重奏団との2作目の共演盤をリリース。

・手許CD(１０) ①シューマン交響的練習曲、子供の情景②ベートヴェンピアノ協奏曲４，５番、③リストピアノソナタ、④モーツアルトピアノ協奏曲９，２４番、⑤シューマン、シュベルトピアノ五重奏曲、⑥メンデルスゾーン無言歌、⑦シューベルトピアノソナタ１９番、⑧ピアニシモ他

Ｙｏｕｔｕｂｅ検索結果より

・ 田部京子ピアノ・リサイタル　シューベルト・プラス　特別編

　　　　　《ベートーヴェン生誕250周年記念》【ダイジェスト】

・ Kyoko TABE plays 2 Great BEETHOVEN Concertos Op. 61a & “Emperor”（Digest）

・ ベートーヴェン：ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58 田部 京子 2000　★★

・ Sonata for Piano in B-Flat Major, D. 960: I. Molto moderato

・ 田部京子 / 吉松隆プレイアデス舞曲集第I集~第V集　★★

・ "Travel Notebook" performed by Kyoko Tabe

・ ベートーヴェン：ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73《皇帝》田部 京子 2000　★★

・ 「セレナード」　シューベルト

・ Song Without Words, Op. 19, No. 6　　★★

・ Takashi Yoshimatsu [吉松 隆]: Pleiades Dances I-V,

　　　　　 Opp. 27, 28, 35, 50 & 51 (Piano: Kyoko Tabe)　★★

・ Piano Concerto, Op. 67, "Memo Flora": I. Flower: Andante tranquillo - Allegro

・ Johannes Brahms, Piano Quartet c minor op. 60, 

　　　　　　CARMINA QUARTET, KYOKO TABE　★★

・ Kyoko Tabe / Franz Liszt Rigoletto Paraphrase.wmv

・公式ＨＰ https://www.kyoko-tabe.com/

「ベートーヴェン：ピアノ協奏曲 第4番」です。
最近の演奏もダイジェスト版で楽しめます。

有名な「ピアノ協奏曲 第5番  作品73《皇帝》」です。
こちらの名曲もいかがでしょうか

「吉松隆プレイアデス舞曲集第I集~第V集」です。はじめて聴く曲で、
指南書「ピアノ名曲名盤１０５３」でも推されている名曲です。

「Johannes Brahms, Piano Quartet  op. 60」です。
この室内楽は秀逸です、是非、お試しください。