名作をYoutubeで聴く(15) 新美南吉の童話集を聴く

 今日の名作をYoutubeで聴くは前週の宮沢賢治を師として、多くの童話作品をのこした、「新美南吉」のお話を幾つか聴いてみることにします。筆者の子供の時代は童話を親から聞かせてもらった記憶は、あまり、ありませんが、子供達の時代には、家内が色々な絵本の話しを読み聞かせてくれ、多くの絵本が我が家に残っています。今日の「新美南吉」も家内の勧めで採り上げたものです。

 このシリーズを書くにつけ、折角の機会ですから、近くの本屋、図書館で最近の絵本作家と作品を調べました。随分出ているのに驚きました。早速、孫向けの作品を幾つか整理して、離れてすむ、娘に連絡して、読んでくれればと思いつつ、ブログに纏めてみます。今日の「新美南吉」の作品は青空文庫で殆ど読むことができそうです。

 Webなどで検索すると、最近活躍の有名な絵本作家が10人ほどみつかり、殆どが、Youtubeで「絵本の読み聞かせ」が投稿され。聴けるようです。3-4回で終える予定が、愉しいことに、10回はお届けできそうです。さて、今日の「新美南吉」は「ごん狐」が特に有名で、昔からある、子供に聞かせたい、名作の一つです。

 「人となり」をウキペデア他で調べてみると、「賢治は南吉がまだ学生だった1933年(昭和8年)に亡くなっているため、両者は会った事はないが、南吉自身は早くから賢治の作品を読み、高く評価していた。賢治没後の1934年(昭和9年)に開かれた「宮沢賢治友の会」にも出席している(新美南吉記念館ホームページ『南吉Q&A』より)」とあります。

 「独身のまま若くして亡くなった童話作家という共通点から宮沢賢治との比較で語られることも多い。賢治が独特の宗教観・宇宙観で人を客体化して時にシニカルな筆致で語るのに対し、南吉はあくまでも人から視た主観的・情緒的な視線で自分の周囲の生活の中から拾い上げた素朴なエピソードを脚色したり膨らませた味わい深い作風で、「北の賢治、南の南吉」と呼ばれ好対照をなしている。」と解説があります。

 作品の多くは、故郷である半田市岩滑新田(やなべしんでん)を舞台としたものであり、特に少年達が主人公となる作品では、「久助君」「森医院の徳一君」等、同じ学校の同じ学年を舞台としたものが多い。Youtubeの検索結果を下に記します。今日はこの中から「おじいさんのランプ」、「二ひきの蛙」と「花のき村と盗人たち」を聴いてみることにします。「ごん狐」も是非お試しください。

今日のお勧め朗読作品

新美南吉の童話集の朗読作品

公開日                         2021・6・19

作家名                          28)新美南吉

読み                               ナ行

音源                             Youtube

出生地                            愛知県半田市

死亡                              1943/3/22

分類                                童話集

主な経歴&作品 ウキペデア他より、抜粋

1932年

1月 『赤い鳥』1月号に童話「ごん狐」掲載。

4月 東京外国語学校(現・東京外国語大学)英語部文科文学に入学。

1934年

2月25日 喀血(かっけつ)。この頃顔色も優れず、頻繁に盗汗。

1936年

3月16日 東京外国語学校を卒業。神田の貿易商会に勤めたが、二度目の喀血をして11月に帰郷。

1937年

4月 知多郡河和小学校の代用教員となる。夏に体調をくずし、7月31日退職。

9月 杉治商会(家畜の飼料製造販売)鴉根山畜禽研究所に入社。

1938年

3月 安城高等女学校(現・安城高校)の教員となる。英語、国語、農業担当。

1941年

10月 初の単行本『良寛物語 手毬と鉢の子』(学習社)刊行

1942年

10月 初の童話集『おぢいさんのランプ』刊行

1943年

1月 病状悪化(喉頭結核)。2月には安城高等女学校を退職。

3月22日 29歳で逝去。

9月10日 童話集『牛をつないだ椿の木』、9月30日 童話集

     『花のき村と盗人たち』と2冊の童話集が相次いで刊行

ウキペデア  新美 南吉(にいみ なんきち、1913年7月30日 - 1943年3月22日)は、日本の児童文学作家。本名は新美 正八(旧姓:渡邊)。愛知県半田市出身。雑誌『赤い鳥』出身の作家の一人であり、彼の代表作『ごん狐』(1932年)はこの雑誌に掲載されたのが初出。結核により29歳の若さで亡くなったため、作品数は多くない。童話の他に童謡、詩、短歌、俳句や戯曲も残した。彼の生前から発表の機会を多く提供していた友人の巽聖歌は、南吉の死後もその作品を広める努力をした。文学の師である北原白秋、先輩詩人の巽聖歌・与田凖一、恩師の遠藤慎一・佐治克己、愛した女性の木本咸子・山田梅子・中山ちゑ、そして小学校や女学校での教え子達など数多くの出会いに恵まれもしました。

手許CD(1) ごん狐

Youtube 検索結果より

名作朗読 新美南吉「おじいさんのランプ」青空文庫童話 睡眠導入 ★★

[ごんぎつね】新美南吉の童話朗読 動く絵本/日本の昔話 ★★

【朗読】新美南吉『二ひきの蛙』★★

【朗読】新美南吉 「狐」

朗読】童話「あかいろうそく」新美南吉

【朗読】新美南吉『花をうめる』

【朗読】新美南吉『カゴカキ』

名作朗読 新美南吉「花のき村と盗人たち」青空文庫の短編童話 ★★

名作朗読 新美南吉「牛をつないだ椿の木」睡眠導入

「新美南吉 手袋を買いに」 朗読 日高恵 松浦このみ (おしゃべり朗読館)

朗読】童話 仔牛(こうし)新美南吉

朗読》 王様と靴屋 新美南吉

【朗読】新美南吉『赤い蝋燭』

朗読】新美南吉『一年生たちとひよめ』

新美南吉「たけのこ」 朗読カフェ 宮下桐歌朗読 名作文学の朗読

【朗読】木の祭り(新美南吉)…童話、短編小説(爬虫類わにこ) #StayHome #おうち時間

新美南吉「明日」朗読/佐藤幸恵

朗読カフェSTUDIO 物袋綾子朗読「かげ」新美 南吉

睡眠導入】七万人記念!新美南吉作品を朗読!【周央サンゴ】

【朗読】新美南吉『うた時計』


おじいさんのランプ」です。お勧めの作品です。

二ひきの蛙」です。お子様に是非読み聞かせてあげてください。

花のき村と盗人たち」です。こちらもいかがですか


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