続自由時間のクラシック(424) 日本人鍵盤楽器奏者(14)高橋多佳子を聴く
今日の続自由時間のクラシックは自他共に認めるショパン弾きのピアニスト「高橋多佳子」のアルバムからいくつか聴いてみたいと思います。日本人ピアニストにとって、5年に1度に開かれるショパン国際ピアノコンクールはその後のピアニストの一生を決める、重要なコンクールです。これは日本人のみならず、世界中のピアニストにとって、最難関のコンクールといわれています。現在、世界で活躍すルピアにストの名前が上位に必ずでてきます。
ウキペデアで検索すると、これまでこのブログで採りあげた、日本人のピアニスト(下線)がほぼ揃うようです。例えば内田光子(第8回第2位)中村紘子(第7回第4位)小山実稚恵(第11回第4位)横山幸雄(第12回第3位)、高橋多佳子(第12回第5位)で、最近では 宮谷理香(第13回5位)佐藤美香(第14回第6位)関本昌平、山本貴志(第15回ともに第4位)となっています。
今日の「高橋多佳子」は第12回 (1990年)の入賞者です、ちなみに1位は該当者なし、3位に横山幸雄さんが入っておられます。10回から15回まで、毎回、日本人が入賞しています。さすがに、第1位になったかたは居られないようで、コンクールの模様はTVで詳しく放送されています。プロのピアニストの人生を決めるコンクールはいくつかあるようです。
「ベルギーのエリザベート王妃国際音楽コンクールやフランスのロン=ティボー国際コンクール等と共に、1957年に発足した国際音楽コンクール世界連盟(ユネスコ国際音楽評議会メンバー)の設立メンバーの一員となっている。」とあります。3つの代表的なコンクールの一つとなっています。
4-5歳くらいから始めて、到達目標を達成するには、普通のサラリーマンと異なる環境の、人生のようです。不思議な事にこのコンクールに使用する公式ピアノ4台中に日本のピアノメーカが2社も入り、調律士も送り込んでいます。ショパンコンクールはショパンの課題曲で競うので、優劣が判り易いが、過去の入賞者が審査員を勤めるようで時々、評価が割れ、物議を醸すことがあるようです。 歴代、ショパンコンクールについてはウキペデアが詳しいので、是非、一読ください。
前置きが長くなりました。今日の「高橋多佳子」のアルバムを調べた結果、Youtubeでは、殆どアルバムを聞く事ができない方で残念です。何とか、時間をかけて、検索した結果を下の表に示します。レコード会社との契約で著作権上、制約があるようです。それでも、いくつか,断片を聴くことができそうです。ショパンの旅路はお勧めのアルバムですが、無理なようです。もっと、Youtubeで公開されたらいいのでしょうが。
やはり、彼女の演奏はライブやCDの購入、あるいは図書館などで借りて聞くことになります。今日は手許のアルバムからショパンの名曲をいくつか聴いてみましたので、検索したアルバムリストから「Rachmaninov Piano Concerto No.2」、「ミュージック・ブランチ第11回」と「モーツァルト 2台ピアノのためのソナタニ長調」を選んで聴いてみることにします。
今日のお勧め曲
公開日 2021・6・23
演奏家名 高橋多佳子
読み タ行
音源 Youtube
出生地: 札幌
死亡: ー
分類 ピアニスト
主なディスコグラフィ&賞歴 ウキペデアより抜粋
ディスコグラフィ
・ ショパン名曲集
・ ロシア・ピアノ名曲集
・ ショパンの旅路Ⅰ~ポーランドの心~
・ ショパンの旅路Ⅱ「旅立ち」~ワルシャワからパリへ~
・ ショパンの旅路Ⅲ「マヨルカの風」~マヨルカ島にて~
・ ショパンの旅路Ⅳ「サンドとの愛」~ノアンとパリⅠ~
・ ショパンの旅路Ⅴ「霊感の泉」~ノアンとパリⅡ~
・ ショパンの旅路Ⅵ「白鳥の歌」~ノアンとパリⅢ~
・ シン・ドンイル:虹色の世界:ピアノ・ソロとお話によるやさしい24の小曲集
・ ラフマニノフ:ピアノソナタ第2番/ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
・ ショパン:バラード&スケルツォ集
・ リサイタル - ショパンwithフレンズ
・ ショパン:エチュード全集 - Op.10, Op.25, 3つの新練習
・ シューマン:クライスレリアーナ Op.16, 謝肉祭 Op.9, トロイメライ Op.15-7
他多数
Grace - グレイス(「Duo Grace」名義)
賞暦
1989年 ポルトガル・ポルト市国際音楽コンクール第2位および現代音楽最優秀演奏賞
1990年 第12回ショパン国際ピアノコンクール第5位入賞[5]
1990年 ラジヴィーウ国際ピアノコンクール第1位
1996年 第22回日本ショパン協会賞
ウキペデア他より 高橋 多佳子(たかはし たかこ、1964年10月3日 -)は、日本のピアニスト。北海道札幌市生まれ、神奈川県横浜市育ち1988年桐朋学園大学音楽学部卒業後、招かれて国立ワルシャワ・ショパン音楽院大学院研究科に留学し、1991年最優秀で修了。ショパンの作品を年代別に取り上げたCD『ショパンの旅路』(全6集)をリリースするなど、「ショパン弾き」として高い評価を得ている。2006年には宮谷理香とピアノデュオ・ユニット「Duo Grace」を結成。本格的にショパンに関心を持ったのは高校時代。作品のみならず、その劇的な生涯にも感銘を受けたという。ワルシャワ在住で、当地を中心に活動を続け、ショパン弾きとして、各国で高く評価されている。96年には第22回日本ショパン協会賞を受賞。
手許CD(5) 下表のリストショパンの旅路1-6 他
Youtube検索結果より
・ "Nodame Cantabile Concert" Piano version ★
・ 高橋多佳子 プレイズ ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番~
Rachmaninov Piano Concerto No.2 in Kyoto.
・ Takako Takahashi – Impromptu in F sharp major, Op. 36 (1990)
・ ミュージック・ブランチ第11回 高橋多佳子(ピアノ)★
・ Takako Takahashi – Mazurek in C major, Op. 24 No. 2 (1990)
・ JAN_EKIER 1/2 ★
・ Takako Takahashi is playing Gershwin in Choufu Parco! ★
・ 茂木大輔監修 高橋多佳子の“生で聴く『のだめカンタービレ』の音楽会” ピアノ版TVCM(15s.Ver)
・ ショパンコンクール1990 ★
・ アナリーゼワークショップVol.10 高橋多佳子(ピアノ) ★
・ 高橋多佳子さん×リトルピアニスト「音楽の友」2017年1月号取材動画
・ モーツァルト 2台ピアノのためのソナタニ長調 第一楽章★
・ Duo Grace/Sabre Dance(剣の舞)
・ 真夜中の火祭 / 伊達純,高橋多佳子(電子楽譜カノン)
公式ブログ https://www.facebook.com/takakoChopin1990
「手許の高橋多佳子アルバム」です。 重複していますが、旅路集は揃っているようです。 |
「Rachmaninov Piano Concerto No.2」です。 このアルバムが唯一長い演奏でした。 |
「ミュージック・ブランチ第11回 高橋多佳子」です。 デモ程度のアルバムでしょうか。 |
「モーツァルト 2台ピアノのためのソナタニ長調」です。 短い曲ですが、こちらもいい曲です。 |
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