続自由時間のクラシック(428) 日本人弦楽器奏者(2)前橋汀子のVnを聴く

  今日の続自由時間のクラシックは日本のVnニストで最初に国際的演奏家になられた、大御所の「前橋汀子」のアルバムから幾つか選んでいくつか聴いてみます。筆者の若い頃から、第一線で活躍されておられたので、75歳は過ぎておられるはずですが、現在も演奏会で活躍されている、驚異の Vn奏者でしょうか。手許CDにある、日本人Vnニストは凡そ70人ほどおられますが、現役Vn演奏家では最年長に入るかと思います。

「人となり」をウキペデア他で調べてみると、「日本を代表する国際的ヴァイオリニストとして、その優雅さと円熟味あふれる演奏で、多くの聴衆を魅了し続けている。これまでにベルリン・フィルを始めとする世界一流の多くのアーティストとの共演を重ねてきた。近年、小品を中心とした親しみやすいプログラムによるリサイタルを全国各地で展開。一方、バッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティ―タ」、2014年からは弦楽四重奏の演奏会に取り組む。」とあり、「2004年日本芸術院賞。2011年春に紫綬褒章、2017年春に旭日小綬章を受章。使用楽器は1736年製作のデル・ジェス・グァルネリウス。」とあります。 詳細はウキペデアや公式HPをご参照ください。

このVnニストは演奏会を中心に活動され、意外とデスクが少ないので、驚きました。公式HPに発表されている、アルバムも少ないようです。「演奏会のライヴを聞きなさい」というスタンスの演奏家という、感じでしょうか。音楽事務所の情報では今年も多くの演奏会が計画されています。

 さて、手許のアルバム以外のCDをYoutube で検索すると、予想以上に、少なく、この日本ではかなり、無料公開を制限されておられます。時間をかけて、検索した結果を下に記します。最近は殆どのクラシックの演奏家はSNSを活用して、演奏CDを公開し、ライブで人を集めるのが主流ですが、著作権上の制約が厳しいようです。彼女の名演奏はライヴまたはCDの購入、図書館で借りて聴くことになります。それでも、幾つか、Youtubeでも聴けるようですので、是非、お試しください。

 今日は手許のCDから、チャイコフスキーとメンデルスゾーンのVn協奏曲を聴きながらブログを纏めましたので、下のリストから「Zigeunerweisen op.20 (Sarasate)」、「別宮貞雄:ヴァイオリン協奏曲」と「サン=サーンス 序奏とロンド・カプリチオーゾ」を聴いてみることにします。バッハの無伴奏ソナタは全曲聴けるようです。お試しください。

今日のお勧め曲

公開日                                                                              2021・6・30

演奏家名                                                                                      前橋汀子

読み                                                                                                   マ行

音源                                                                                               Youtube

出生地:

死亡:                                                                                                 

分類                                                                                                  ヴァイオリン

主な賞暦とディスコグラフィ ウキペデア&公式HPより抜粋

1) 賞暦

2004年、日本芸術院賞受賞。

2007年、エクソンモービル音楽賞受賞。

2011年6月、紫綬褒章受章。

2017年4月、旭日小綬章受章

2) ディスコグラフィ

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全曲)

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」第5番「春」

チゴイネルワイゼン

モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集第24番、第25番、第30番、第42番

彩~アニヴァーサリー・アルバム

前橋汀子 ベスト・コレクション

エストレリータ

モスクワの思い出

悲しみのゴンドラ

TCHAIKOVSKY&MENDELSSOHN:Vn協奏曲

ウキペデア他より 前橋 汀子(まえはし ていこ、1943年12月11日 - )は日本のヴァイオリニスト中学生からロシア語を独学し、17歳でレニングラード音楽院に留学、ミハイル・ヴァイマンに師事する。1963年に一時帰国した後、新ウィーン楽派や同時代の音楽への興味から、ジュリアード弦楽四重奏団のロバート・マンに入門すべく渡米し、ニューヨーク州のジュリアード音楽院に留学、さらにニューヨークから渡欧して、スイスはモントルーにてヨゼフ・シゲティとナタン・ミルシテインの薫陶を受ける。シゲティの他界後もモントルーに暮らしカーネギー・ホールでアメリカ・デビューを果たしたほか、ズービン・メータ、クルト・マズア、小澤征爾、クリストフ・エッシェンバッハら著名指揮者のもと、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団やロサンジェルス・フィルハーモニック、クリーヴランド管弦楽団などの一流オーケストラとも共演している。ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団やチューリヒ・トーンハレ管弦楽団とは録音も行なってきた恩師シゲティが捨てたロマンティックなレパートリー(チャイコフスキー、ブルッフ、シベリウスの協奏曲、小品集)の演奏・解釈に特色がある。師シゲティやミルシテインと同じく、J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータを得意とする。レコードやCD制作も数多い。演奏それ自体に加えて、凛としたステージマナーや美しい容姿に惹かれて、ファンを公言する著名人が多い

手許CD(6) チャイコフスキー・メンデルスゾーンVn協奏曲他 添付リスト

Youtube検索結果より

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全曲) ★★ 映像無し

J. S.Bach BWV 1004 TEIKO MAEHASI 1. Allemand 抜粋版

メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲

別宮貞雄:ヴァイオリン協奏曲 ★★

前橋汀子 / Zigeunerweisen op.20 (Sarasate) ★★

前橋汀子 序奏とロンド・カプリチオーゾ 作品28(サン=サーンス)★

ミックスリスト - 前橋汀子

追加検索ください。

公式HP他 https://twitter.com/maehashiteiko 

        https://teikomaehashi-violin.com/


「手許の前橋汀子CDリスト」です。バッハのアルバムはなさそうです。

Zigeunerweisen op.20 (Sarasate)」です。
短い曲ですがお勧めの名曲です。

別宮貞雄:ヴァイオリン協奏曲」です。
こちらは初めて聴くことになります。

序奏とロンド・カプリチオーゾ 作品28(サン=サーンス)」です。
小品ですが、お勧めです。その他、根気よく検索すると、幾つか見つかります。



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