今週の落語(14)死神、富久
今週の落語は「死神」と「富久」の二つを選びました。今週の噺はいずれも、30分前後の、長い噺ですが、じっくり聴きこんで、楽しめる演目です。
死神に命を助けられた男が、死神の勧めで呪文で、病人を助ける医者になった、欲におぼれて、やりすぎる。死神が怒って、寿命が尽きる言う皮肉な噺、昔は祈祷師と医者の区別がなったのか、医者も資格が要らず、適当だったような噺。今輔が十八番ですが、小三冶 はわかりやすく面白い。
「富久」は、文楽が十八番で、「宿屋の富」と似た噺だが、江戸の世情をうまく演じた火事・幇間・酒飲み話と盛り沢山のミックス噺、なかなか、演じるのが難しいと思うぐらい色々な所作が出てくる噺で、寄席でみても楽しい、演目でしょう。幇間という、職業が成り立つ世界がなくなっていくのが惜しい。
落語芸術協会のブログに演題・オチの種類・主な登場人物・得意にしている落語家がWebで公開されています。参考にされると良いかと思います。(ア行からワ行まで)スタイルを参考までに、その③に紹介しておきます。
その①
その②
その③
落語芸術協会のブログには以下のように演目表を示してくれています。落語を楽しむのに非常に参考になります。
死神に命を助けられた男が、死神の勧めで呪文で、病人を助ける医者になった、欲におぼれて、やりすぎる。死神が怒って、寿命が尽きる言う皮肉な噺、昔は祈祷師と医者の区別がなったのか、医者も資格が要らず、適当だったような噺。今輔が十八番ですが、小三冶 はわかりやすく面白い。
「富久」は、文楽が十八番で、「宿屋の富」と似た噺だが、江戸の世情をうまく演じた火事・幇間・酒飲み話と盛り沢山のミックス噺、なかなか、演じるのが難しいと思うぐらい色々な所作が出てくる噺で、寄席でみても楽しい、演目でしょう。幇間という、職業が成り立つ世界がなくなっていくのが惜しい。
落語芸術協会のブログに演題・オチの種類・主な登場人物・得意にしている落語家がWebで公開されています。参考にされると良いかと思います。(ア行からワ行まで)スタイルを参考までに、その③に紹介しておきます。
日時 | 2016・05・15 |
ジャンル | 落語 |
音源 | CD |
TV局 | |
演者 | 古今亭今輔 |
分類 | 怪談噺 |
演題 | 死神 |
出典 | 古今亭今輔 4 |
落語の舞台* | 日本橋 |
その他演者名 | 柳家 小三冶 十代目 |
(六代目)三遊亭圓生 | |
三代目三遊亭金馬 | |
推薦本 | |
落語CD&DVD名盤案内 184 | |
古典落語CDの名盤 45 | |
演題コメント | この噺は今輔が十八番だそうだが、小三冶が好きだ、円生・金馬もよい。昔は医者も資格が必要がないが、さすがにこんな医者はいない。呪文が面白い。なんとグリム童話にも同じ噺があるそうだ。 |
その②
日時 | 2016・05・15 |
ジャンル | 落語 |
音源 | CD |
TV局 | |
演者 | 8代目桂文楽 |
分類 | 幸運噺 |
演題 | 富久 |
出典 | スーパー落語1500 |
落語の舞台* | 浅草 |
その他 演者名 | 柳家 小三冶 十代目 |
金原亭馬生 10代目 | |
三笑亭可楽 八代目 | |
推薦本 | |
落語CD&DVD名盤案内 280 | |
古典落語 これが名演だ176 | |
演題コメント | 志ん生・小さん番はなかったが、4人の演者があった。富くじ噺は、宿屋の富は有名で、幇間の噺は聴いたことがなかった。桂文楽の十八番で、じっくり聞いてみた。富札も当時は高かったそうだ。だんなと幇間の住まいが演者によって異なるのが面白い。 |
その③
落語芸術協会のブログには以下のように演目表を示してくれています。落語を楽しむのに非常に参考になります。
演題 | オチの種類 | おもな登場人物 | 得意にしている落語家 | |
故人 | 現役 | |||
青菜 | 間抜オチ | 町人 | 三代目 春風亭 柳好 | 三遊亭 遊三 |
あくび指南 | 考えオチ | 職人 | 八代目 三笑亭 可楽 | 桂 伸治 |
明烏 | 考えオチ | 若旦那 | 八代目 桂 文楽 | 三笑亭 茶楽 |
愛宕山 | 間抜けオチ | 幇間 | 三代目 古今亭 志ん朝 | |
あたま山 | 考えオチ | ケチ | 初代 林家 彦六 | 三笑亭 夢吉 |
あわてもの | 間抜オチ | 町人 | 十代目 桂 文治 | 桂 平治 |
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