日曜日の落語(第52回)青菜、強情灸、山号寺号


今週の落語は「青菜」、「強情灸」と「山号寺号」を選びました。2題は古典落語の代表的な演題で、小さん、志ん生の18番で有名です、「山号寺号」は言葉遊びといわれる、駄洒落噺で、談志が、うまい語りですが、前の2題に比べて、最近は演じられる事が少ない演目です。

「青菜」は上品な家では客の前で恥をかかないよう、夫婦間で隠語を決めていたようで、酒のつまみの青菜を切らした隠居とおかみさんやり取りを植木職人がきいて、感心し、早速、女房と仲間に受け売りを説明するがさてどうなるか。上方の枝雀、仁鶴が演じており、youtubeできく事が出来ました。「九郎判官と義経」の意味が隠語となっている。

「強情灸」は志ん生の十八番で、志ん朝、小さんなどの語りが面白く、強情なやせ我慢を競い合う職人の噺です。「熱い風呂」を我慢して入る、お灸の数を競い合うが、さすがの強情も山盛りのお灸に「石川五右衛門」の気持ちになるという噺。

「山号寺号」は若旦那と幇間一八の言葉遊びで、見たものはすべて、山号寺号がつけられるという頓知駄洒落噺し、一八にまんまと掛け金をせしめられる、若旦那、最後、若旦那がつけた「山号寺号」で全部取り返したという落語です。珍しい噺なのか、あまり演じられることが少ない。談志が十八番、春風亭柳枝(8代目)という、演者の噺もうまく、Youtubeで聞けます。

今週の落語


日時ニチジ               2017・2・26
ジャンル                 落語ラクゴ
音源オンゲン                 CD
演者エンジャ 五代目柳家こさん 五代目古今亭志ん生 立川談志
分類ブンルイ 職人噺ショクニンバナシ 滑稽コッケイハナシ
演題エンダイ 青菜アオナ 強情ゴウジョウキュウ 山号サンゴウデラゴウ
出典シュッテン
その他演者名 春風亭柳橋 六代目
【落語】柳家小三治/青菜(1991年8月) - YouTube 古今亭志ん朝 強情灸 - YouTube 春風亭柳枝(八代目) 山号寺号 - YouTube
桂枝雀 Shijaku Katsura 青菜 落語 Rakugo - YouTube 柳家小さん(五代目) 強情灸* - YouTube
笑福亭仁鶴 青菜 - YouTube
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演題エンダイコメント キャクマエで、ハジをかかないために、ムカシの、上品ジョウヒンウチは、家族間カゾクカン隠語インゴめていたようです。隠居インキョばれて、サケをいただく、職人ショクニン、つまみの青菜アオナなく、オクさんのコタえ・・ホド感心カンシンして、職人ショクニン友達トモダチをつかめて、真似マネハナシをする。どうなるか?[ナオし」という、焼酎ショウチュウにみりんをクワえたものはハジめてきいた。 ムカシからある、ハナシで、強情ゴウジョウで、なかなか、マイったといわないヤカラがおり、銭湯セントウアツさの我慢ガマンクラべしていたが、おキュウにも挑戦チョウセンする、22同時ドウジにすえてもらって、がついた、まるで、石川イシカワ五右衛門ゴエモン、となる、さすがに、「五右衛門」はアツかったというおハナシココロザシの18バンさんもうまいが手許テモトになかったがYoutubeでけました。 登場人物が言葉遊びを繰り広げる、非常に短い噺。この言葉遊びは、寄席の大喜利における古典的な出題としても知られる。太鼓タイコもちのイチハチ言葉コトバアソびでせしめられた、若旦那ワカダンナ、と最後サイゴった、サンゴウゴウはなんとってカエしたか?お付の権助が「旦那さんいい感じ」


古典落語の名盤をお届けしています。今回は3題を4人と手許のアルバムも心細いですが、最近はYoutubeで殆ど聴くことが出来ますので、是非、このブログを参考にしてお楽しみ下さい。

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