続自由時間のクラシック〔694〕現代の名ピアニストのJacques Rouvierを聴く

 今日の続自由時間のクラシックはフランス出身の名ピアニスト「Jacques Rouvier」のアルバムをいくつか選んで聴いてみることにします。フランス人の演奏家は自国の作曲家の作品を得意とするのは、理解できるのですが、この人も、やはり、ドビユッシーとラヴェルのピアノ曲が中心の演奏家でした。なぜか、サン・サーンスのピアノ協奏曲がないのか、不思議です。

 これまで、数人の仏人ピアニストをご紹介していますが、同じく、この二人の作品が採り挙げげられています。指南書のレコ芸500(2017)の推薦でも同じでした。手許はドビユッシーだけ3点保有だけでしたので、Youtubeに期待して、検索しましたが、わずかに、バッハ、シューベルトがあり、結果的には、ドビユッシーとラヴェルが中心となっております。意外とマスタークラスの動画がありました。

 「人となり」をいくつかピックアップしますと、「父はホルン奏者、母は歌手という音楽一家に生まれる。1954年、故郷マルセイユでヴィルヘルム・ケンプによるベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番、第5番の演奏を聴き、その魔法の響きに魅了され、ピアニストとして歩んでいくことを決意する。」

 「パリ音楽院でジャン・ユボーに師事した後、1965年にピアノ科で、1967年に室内楽科で首席となる。その後はヴラド・ペルルミュテールとピエール・サンカンの薫陶を受けた」とあり、「若くして数々のコンクールで連戦連勝を重ねており、1967年にはヴィオッティ国際音楽コンクールとバルセロナ国際コンクールの双方で覇者となる。その後は1971年にロン=ティボー国際コンクールで第3位に入賞、国際的な演奏活動のお墨付きを得る。」

 「コンクールでの受賞歴の末に、一時期ジャン・ファシナにも入門して技巧面に磨きをかけた。」ともありました。後進の教育面でも「世界各地でマスタークラスを開催するかたわら、1979年より2012年までパリ国立高等音楽院の教授を務め、現在はベルリン芸術大学の客員教授、モーツァルテウム音楽大学の教授を務めている。著名な門人にエレーヌ・グリモーとアルカーディ・ヴォロドスがいる。」とありました。

 今日は手許のアルバムのドビュシーの「映像1,2、版画」を聴きながら、ブログをまとめ、ドビュシーを避けて聴く機会の少ない曲から、「Concerto for 4 Pianos in A Minor, BWV 1065:」、「Ravel: piano trio」、Brahms Piano Concerto No.1」、Brahms Trio op 101と「Schubert - quintette la Truite」の計5点を選んで聴いてみることにします。 紙面の関係で省いた、ドビュシーとラベル作品は名演奏が揃っていますので、是非いくつかお試しください。

今日のお勧め曲

公開日                         2022/8/9

演奏家名                       Jacques Rouvier

読み                          ジャック・ルヴィエ

音源                           Youtube

出生地:                       フランス マルセイユ

生年                           1947年1月

死亡:                            

分類                           鍵盤楽器奏者 

知名度                         名ピアニスト

レコ芸500 2017 の推薦曲

ドヴュッシー ハイドンを讃えて

ドヴュッシー マズルカ、ボヘミア風舞曲

ドヴュッシー ヴァイオリンソナタ◎

ドヴュッシー  版画、ベルガマスク組曲◎

ラベル ヴァイオリンソナタ◎

ラベル クープランの墓、水の戯れ◎

レコ芸500 2017に5点推薦 ◎

人となりウキペデア他より Jacques Rouvier (ジャック・ルヴィエ)。フランスの男性ピアニスト。1947年1月18日生まれ。パリ音楽院でジャン・ユボー、ヴラド・ペルルミュテール、ヴラド・ペルルミュテール、ジャン・ファシナらに師事。1965年のジャン・バッティスタ・ヴィオッティ国際音楽コンクールで優勝、1971年のロン=ティボー=クレスパン国際コンクールで第3位となり、国際的なピアニストとしてのキャリアを確立する。

推薦図書

レコ芸500 2017 音楽之友社 (最新版・名曲名盤)◎

200CDピアノとピアニスト 立風書房

200CD ピアノの秘密 立風書房

クラシック不滅の名盤2007 音楽之友社

名盤鑑定百科 各編 吉井著

ピアノの名曲・名盤1053 音楽之友社 ◎

クラシック不滅の巨匠

私だけのクラシック、宮城谷

手許CD(3) 詳細は下記(ドヴュッシーのみ3点)

Youtube検索結果より 

視聴回数の多い、短い曲抜粋

Debussy: The Girl With The Flaxen Hair

Concerto for 4 Pianos in A Minor, BWV 1065:  ★★

Cours de piano - Alborada del Gracioso de Ravel - Jacques Rouvier

Cours de piano - Oiseaux Tristes de Ravel - Jacques Rouvier

ドビュッシー:月の光

SOMUS 2017 - Prvi dan - JACQUES ROUVIER

Debussy: Arabesque

Debussy Images II no 1 Jacques Rouvier (pf)

Fantasia for Piano Four-Hands in F Minor, Op. Posth. 103, D. 940

Ravel: Berceuse sur le nom de Gabriel Fauré. Kantorow, Rouvier

20分以上のアルバム抜粋

Ravel: piano trio in A minor. Kantorow, Muller, Rouvier ★★

Ravel - Jacques Rouvier (1979) Complete pianoworks★★★ 

Jacques Rouvier | Brahms Piano Concerto No.1 in D minor, op.15 ★★

Debussy - Jacques Rouvier (1982-83) 24 Préludes ★★★ 

Debussy - Jacques Rouvier (1984) Rêverie, Nocturne, La plus que lente....

Beethoven, Trio op 70,2 - Kantorow, Nuller, Rouvier ★★★ 

Brahms Trio op 101 c moll Jean Jacques Kantorow, Philippe Muller, 

     Jacques Rouvier ★★

JACQUES LOUSSIER "The best of Play Bach" (1985) (FULL ALBUM)

フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 カントロフ, ルヴィエ 1982

CLAUDE DEBUSSY Preludios segundo libro

J. S. Bach - 3 SONATAS & PARTITAS FOR VIOLIN SOLO - Jean-Jacques Kantorow

Schubert - quintette la Truite -The Trout - Forellenquintett - 

     Piano Rouvier / Violon Kantorow - HD ★★

ミックスリスト - ジャック・ルヴィエ  ★★★

指揮者追加情報 1970年にジャン=ジャック・カントロフとフィリップ・ミュレとともにピアノ三重奏団を結成。ラヴェルのピアノ曲全集の録音や、ドビュッシーやラヴェルの室内楽の録音により、グランプリ・デュ・ディスクから授賞されている。

「Jacques Rouvierの手許りすと」です。
ドビュッシーの短い曲ばかり、50曲ほど揃っていました。

バッハのConcerto for 4 Pianos BWV 1065」です。
珍しい4台のピアノの協奏曲です。手前左が「 Rouvier」です。


「Ravel: piano trio」です。
こちらはいかがでしょうか 
ラヴェル以外ピアノトリオ作品はいくつか聴けます。

「Brahms Piano Concerto No.1」です。こちらもお勧めです。

「Brahms Trio op 101」です。3人シリーズの名演奏の一つです

Schubert - quintette la Truite -The Trout」です。
こんなアルバムもみつかりました。




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