日曜日の古典落語(第68回)たいこ腹、子ほめ、喜撰、馬生・正蔵20名演集

今週の落語は「たいこ腹」、「子ほめ」と「喜撰」の3題を選びました。このうち、喜撰は語れることの少ない噺ですが、他の2題はよく演じられれる噺です。 たいこ腹は若旦那と昔の幇間(たいこ)という、宴席で、色々な芸をする職業を題にする噺です。最近は殆どこの職業を生業としているひとも少ないようですが、TVで紹介されていることから、今でも続いていると思います。 いくつか幇間噺があり、「百年目」「つるつる」も有名な噺です。大抵はお客にたかって、逆にはめられる「どじ」な幇間がでてきます。志ん生がうまいが、なぜか、息子の志ん朝は演じていない。 「子ほめ」は世辞話です、滑稽集として有名な噺です。とにかく、相手に気に入られるように、相打ち、ほめそやすという噺で、落語の得意とするところです。隠居に教わるが、聞きかじりで、相手をどぎまぎさせる「熊さん」が出てくる噺です。言葉遊びですが、談志は得意で、うまい。 手許に3枚もありました。 「喜撰」は初めて聴いた噺で、喜撰小僧という、別題もあります。選んでから気ずいたのですが、円生盤は「悋気の独楽」という題と同じでした。一方、柳枝の「喜撰」と少し違うようで、今回は旦那の浮気が奥方にばれる噺とする柳枝盤を題目としました。残念ながらYoutube版のみでした。 簡単に3題の噺を説明します。 「たいこ腹」は、若旦那が覚えたての「鍼」をうちたく、調子のよい、幇間(たいこ)相手に打ち始めるが、当然、失敗する、迎え鍼まで打つが、血だらけとなる、太鼓が破れた」というお噺。 「子ほめ」は、お世辞でただ酒をせしめようとするため、隠居にほめ言葉を教えてもらった熊さん、うろ覚えで、色々な人を誉めそやすが、うまくいかない、近所の竹さんの生まれての子供になんといったか」という滑稽噺。上方盤にもあります、 が関東盤と少し感じが違いますが、ほぼ、同じ噺。 「喜撰」は奥方に頼まれ、旦那の浮気相手を探しにいく定吉、旦那にうまく丸めらレたが、ひょんなことから、「独楽」が懐から飛び出し、 独楽 の目でどちらに泊まるかという仕組みが 奥方にばれるという噺でした。 ①今週の落語 日時 ニチジ 2017・6・26 ジャンル 落語 ラクゴ 音源 オンゲン CD 演者 エンジャ ...