週末のジャズ(第111回) Chris Connor

 今週のジャズは女性ヴォーカルの「クリス・コナー」を選んでみました。1930年代生まれの、評論家の青春時代の曲で、おそらく、いつも、耳にしていたのでしょうか、特に辛口評論家のT氏やI氏の年代の人は忘れられない人でしょうか、今でも、いい歌と思える曲で一杯のアルバムがあるようです。はやった時期が1950-60年代といわれる歌手です。学生時代はクラリネットを吹いていて、プロのジャズシガーになったようです。
 10年後の年代では「少しのノスタルジーを感じさせる曲」だぐらいで、通り過ぎます。ジャズは聴く方と演じる方の年代に一定のルールがあるようです。この点がクラシック曲と大きな相違点です。古くて、ダサいジャズも好きな人がいるという多様性を持っています。日本人の歌謡曲と同じでしょうか。
 この人のアルバムは9枚も手許にありました。おそらく、この人のアルバムを探すのが、難しい時代となりつつあります。やはり、最近はカサンドラ・ウイルソンやノラ・ジョーンズですが、10数年後にはやはり、このクリス・コナーと同じになるのでしょうか。お勧めは「大きな口をあけている」ジャケットが特徴的な「バートランドの子守唄」はいかがでしょうか、今年も残り2日で終えようとしています。ハスキーで少しお色気のあるこんな曲もたまにはいいでしょう。

今週のジャズ
お勧め回数 95回目
日時 2017・12・30
音源
生年
演奏者 Chris Connor
演奏者国籍 アメリカ
楽器分類 ヴォーカル
Myベストアルバム★ Lullaby Of Birdland ★ ⑥⑦⑪
Chris Connor - "This Is Chris" 1955 ⑥⑦⑪
主なアルバム名と推薦本 A Portrait Of Chris Chris Connor - Chris Craft - Remastered 2016
As Time Goes By Chris Connor - "This Is Chris" 1955 ⑥⑦⑪
Chris Chris Connor Sings the George Gershwin Almanac Of Song
Chris Connor Sings Lullabys for Lovers (Remastered)
Lover Come Back To Me
Lullaby Of Birdland ⑥⑦⑪
My Funny Valentine
Sings Ballads Of The Sad Cafe
ウィキペディアホカより クリス・コナー は、アメリカ合衆国出身のジャズ歌手。 安定感のある歌唱力を持ち、ハスキーボイスが特徴で、アニタ・オデイ、ジューン・クリスティらと並び、スタン・ケントン・オーケストラが輩出した女性歌手の一人であり、先の二人と同様に1950年代に一定の成功を収めた。代表作は「バードランドの子守唄 」。 ウィキペディア
生年月日: 1927年11月8日
生まれ: アメリカ合衆国 ミズーリ州 カンザスシティ
死亡: 2009年8月29日, アメリカ合衆国 ニュージャージー州 トムズリバー
参考サンコウ資料シリョウ 辛口JAZZ名盤1001 寺島 ジャズ・ヴォーカルの名演・名盤 岩浪
シンジャズの名演メイエン名盤メイバン 後藤ゴトウ



今日で、今年、最後のブログとなります。本年も最後までご覧頂きありがとうございました。皆様、良いお年をお迎えくださるよう、お祈り申し上げます。来年は1月5日ごろ開店いたします。


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