京都撮り歩き(64)洛南の醍醐寺(下醍醐)を巡る

 今日の京都撮り歩きは世界遺産に指定されている、洛南の醍醐寺(下醍醐)をご案内します。訪れた時期が桜の時期であっため、余りの混雑で驚きました。目的が国宝の三宝院の唐門と五重塔と、秀吉の桜であっため、殆ど予備知識を持たずに醍醐寺おとずれました。このブログを書くにあたって、いくつかの資料を読んで、はじめて、この古刹の素晴らしさを再認識しています。今日のブログはこれから行かれる人の為に、醍醐寺の魅力を整理してみました。
 ここは下醍醐と上醍醐に2回に分けて訪れるべき、名所であります。人出の少ない時期を狙って、再訪すべき、お寺で、特に、三宝院庭園上醍醐の伽藍群、国宝・重文の仏像など、本来見るべき主だった見所を失念しているようです。 
 醍醐寺は名前の由来から、醍醐天皇の釈迦堂(下)、薬師堂(上)から、次々建立され、当時の建物の一つの五重塔がのこっている。この古刹も多くの伽藍が応仁の乱で焼け落ち、現在の建物は秀吉時代に修復されたり、移築されたようです。桜も700本ほど、移植されたとある。秀吉の生涯(62歳)はこの桜の醍醐味の半年ごに終えたとある。
 下醍醐の塔頭の三宝院は徳川幕府の庇護もあり、唐門は聚楽第から移設されたもので、国宝の門として、現存している。塔頭の三宝院の建物・庭は此の門の内側で未見学です。是非、時間を作り、巡ってみたい、ところです。今回のスライド写真は広大な醍醐寺のほんの一部で、訪れたところに限定しています。
 今週はさらに、同じ地下鉄路線上にある「勧修寺」、小野小町ゆかりの「随心院」を巡ってみます。是非、下醍醐のあとはこの、格式と由緒ある、静かなお寺を巡ってみられてはいかがでしょうか。

今日の寺社のデータ


ブログ公開日                                2020/6/26
登録番号京都撮り歩き(64)
場所名醍醐寺(下)
魅力メモ ウキペデア醍醐寺は、京都府京都市伏見区醍醐東大路町にある仏教寺院。真言宗醍醐派総本山で、山号を醍醐山と称する。本尊は薬師如来。開山は聖宝。古都京都の文化財として世界遺産に登録されている。京都市街の南東に広がる醍醐山に200万坪以上の広大な境内を持ち、国宝や重要文化財を含む約15万点の寺宝を所蔵する。
アクセス・連絡先地下鉄醍醐駅より、徒歩10分(パセオ・ダイゴロー東館2階から続く「緑道」を使う)。または醍醐コミュニティバス4号路線「醍醐寺前」下車すぐ。六地蔵駅(京阪・JR・地下鉄)より、京阪バス22・22A号経路「醍醐寺前」下車すぐ。京都駅八条口より、京阪バス301号経路「醍醐寺」下車すぐ。
行き先分類洛南の寺社
エリア分類11-2
醍醐寺とその周辺を訪ねる
足を伸ばして一緒にいかが醍醐寺、勧修寺、随心院
追加エピソード平成6年(1994)には「古都京都の文化財」として、「世界文化遺産」に登録された
鑑賞ポイント
行事・特別公開毎年、2月23日には、「五大力尊仁王会」4月第2日曜日には、豊臣秀吉が催した「醍醐の花見」にちなんだ「豊太閤花見行列」
お勧め建物「世界文化遺産」上醍醐の伽藍、下醍醐の伽藍
特殊建物金堂、五重塔 清滝宮拝殿(上醍醐)薬師堂(上醍醐)三宝院唐門 - 1599年建立、三宝院表書院
お勧め文化財
お勧め仏像木造薬師如来及両脇侍像(旧上醍醐薬師堂安置)木造虚空蔵菩薩立像
お勧め絵画絹本著色五大尊像絹本著色文殊渡海図絹本著色訶梨帝母像絹本著色閻魔天像五重塔初重壁画(板絵著色)18面
お勧め庭三宝院(庭園は特別史跡・特別名勝),名石「藤戸石」
パワースポット
花暦 花・時期
京都観光NAVI醍醐寺は聖宝理源大師が貞観16年(874)に上醍醐山上で地主横尾明神の示現により、醍醐水の霊泉を得、小堂宇を建立して、准胝、如意輸の両観音像を安置したのに始まる。そののち醍醐・朱雀・村上三帝のご信仰がよせられ、延喜7年(907)には醍醐天皇の御願による薬師堂が建立され、五大堂も落成するに至って上醍醐の伽藍が完成した。それに引き続くように下醍醐の地に伽藍の建立が計画され、延長4年(926)に釈迦堂が建立され、ついで天暦5年(951)に五重塔が落成し、下伽藍の完成をみた。醍醐寺はその後、真言宗小野流の中心寺院として仏教史において重要な地位を占めている。そればかりでなく、政治の中心にあった人達との交渉も深く、例えば藤原一族に代わって大きい権力を持っていた権門源俊房の系統(醍醐源氏)の人が座主として幾代も続いた。そして座主勝覚(俊房の息)の時代に山上・山下共に伽藍がことごとく整備され、永久3年(1115)に三宝院が建立され醍醐寺発展の基礎が確立されたのである。平成6年(1994)には「古都京都の文化財」として、「世界文化遺産」に登録された
その他情報1三宝院(庭園は特別史跡・特別名勝)には、桃山時代の豪華な襖絵で飾られた葵の間、秋草の間、勅使の間(重要文化財)に続き、表書院(国宝)がある。史跡に指定された境内は、下醍醐、上醍醐に分かれ、100余りの堂塔が散在する。毎年、2月23日には、「五大力尊仁王会」(五大力(ごだいりき)さんの愛称で親しまれている。)が行われ、この日に限って授与される御影(みえ=お札)は、災難除けのお守りとされている。 また、有名な餅上げは、男子150Kg、女子90Kgの大鏡餅に挑戦する。4月第2日曜日には、豊臣秀吉が催した「醍醐の花見」にちなんだ「豊太閤花見行列」が華麗な桃山絵巻を繰り広げる。
その他情報2 
公的案内https://www.daigoji.or.jp/


「醍醐寺五重塔」京都最古の塔です。これがお目当てでおとずれました。
下醍醐の詳細はスライドをごらんください。霊宝館も忘れずに

これが、かの有名な醍醐の桜です。金堂脇の桜が特に素晴らしい
此の桜をみて、秀吉は半年後に亡くなりましたが筆者はいたって元気です。
「弁天堂」です。桜と池に映えます。絵葉書の世界です。

三宝院 唐門です。聚楽第から移設され、国宝の指定を受けています。
此の門の内側の庭と書院は失念しました是非時間を割いてご覧ください


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